1987年8月31日に放送された「夕やけニャンニャン」の最終回！！
80年代に社会現象を巻き起こした、夕方5時のバラエティ番組「夕やけニャンニャン」。当時、放送に間に合わせるために帰宅した方も多いかと思います。この記事では、1987年8月31日に放送された夕やけニャンニャンの最終回を振り返ってみたいと思います。
貴重な最終回の一コマ。
番組冒頭で「セーラー服を脱がさないで」を披露！
番組冒頭で披露された「セーラー服を脱がさないで」
普段よりも1時間早い16:00から放送が開始された最終回。番組冒頭でデビュー曲「セーラー服を脱がさないで」を披露したのですが、この時点で工藤静香などは既に涙ぐんでいました。曲が終わり、司会の吉田照美、田代まさし、松本伊代にカメラが移ると松本から田代に「（あなたは）泣いちゃだめ」というツッコミが。
司会を務めた吉田照美の近影。
そして足早に、水曜日に行われていた「ロッキーに挑戦・ニャンニャン腕相撲」が最初のコーナーとして開始されました。これはとんねるずのマネージャー・ボブ市川に対して挑戦者が腕相撲を挑むというコーナーで、最終回当日は「ロッキー」が登場。挑戦者はチェッカーズの高杢禎彦とプロレスラーのストロング金剛で、高杢には勝利したものの、金剛には惨敗するという失態を演じました。
腕相撲に敗退した高杢。
via www.amazon.co.jp
人気コーナーがどんどん展開されていきました！
そして次のコーナーは、火曜日に行われていた「クイズ なんじゃらほい」。これは舞台裏から舞台裏へと走り去る人物や、投げられる物が何かを当てるクイズで、不正解者には消防隊風の方々が容赦なく水をかけていきます。クイズの題材として走り去る人物は番組スタッフなどが多く、「内輪ネタ」的な要素が強い面もありました。また、犬や猫を投げるといった、今ならネット炎上しそうな出題も。
そしてコーナー終了後には「おニャン子白書」と銘打たれたおニャン子クラブの軌跡が流され、以降はコーナーとコーナーの間に「おニャン子白書」を挟む構成となっています。
そしてコーナー終了後には「おニャン子白書」と銘打たれたおニャン子クラブの軌跡が流され、以降はコーナーとコーナーの間に「おニャン子白書」を挟む構成となっています。
こちらは「夕やけニャンニャン」の最終回を特集した雑誌。
おニャン子全員でリンボーダンスに挑戦！！
次のコーナーは「Let'sリンボー！」。最終回ということでおニャン子全員が挑戦し、80cmのバーに挑んだもののクリアできたのはわずか3人。そして残った3人が70cmに挑戦したのですが、クリア出来たのはゼロ。微妙な雰囲気になったため、田代が機転を利かせて「最後に残った（3番目にチャレンジした）」という良くわからない理由で渡辺美奈代を優勝者に。優勝賞品として提示された「AVシステムステレオ」が彼女の元に届いたかは定かではありません！？
「Let'sリンボー！」で優勝した渡辺美奈代。
via www.amazon.co.jp
そして、木曜日に行われていた牛乳を口に含んだ状態で田代のネタに耐えるコーナー「笑ってたまるか一本勝負！」を経て、月曜日に行われていた「ちびってニャンニャン（抱いておニャン子）」がスタート。最終回はおニャン子ではなく松本伊代が「抱いて」と言う役に回り、松本に対し“トム・クルーズに似ている”浜村淳、“市毛良枝に似ている”ABブラザーズのヒデくん、そして田代の3人が松本に「抱いて」を言わせるために自前の芸を披露。その結果、見事松本のハートを射止めたのは浜村淳でした。
浜村淳にあえなく敗退した、ABブラザーズのヒデくんこと中山秀征。
卒業生が登場し、全員で「真赤な自転車」を披露！
次に、「顔に歴史あり」と題して新田恵利、国生さゆり、河合その子といった総勢23名のおニャン子卒業生が登場。それぞれの名場面が紹介されました。その中には国生さゆりの「処女事件」や内海和子の「夕食ニャンニャンの赤魔術」といった、本人にとってはあまり出して欲しくなさそうなネタも。また、元メンバーの「ザ・スカウト アイドルを探せ」での合格シーンも多く流されていました。
そして、卒業生を含めた全員で「真赤な自転車」を披露しています。
そして、卒業生を含めた全員で「真赤な自転車」を披露しています。
「真赤な自転車」が収録されたアルバム「KICK OFF」
via www.amazon.co.jp
となりきんじょ
