メジャーデビューからついに30周年を迎えた「筋肉少女帯」!!
1982年の結成以来、日本を代表するロックバンドとして君臨し続けている「筋肉少女帯」。1988年のメジャーデビューから今年で30周年を迎えました。ボーカル・大槻ケンヂを中心とした彼らの音楽性は、ハードロック、ヘヴィメタル、プログレといった既成のジャンルの枠にとらわれない独自の世界観を構築しています。この記事では、そんな彼らが世に送り出した「名盤」の数々をご紹介したいと思います。
(※紙面の関係上、すべては紹介していません。予めご了承ください。)
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仏陀L
1988年にリリースされた、筋肉少女帯のメジャーデビューアルバム「仏陀L(ぶっだエル)」。インディーズ時代からのレパートリーであり彼らの代表曲とも言える「釈迦」「孤島の鬼」などを収録。初回盤LPにはソノシートが付属するなど特典にも力を入れており、レコード会社の彼らへの期待の高さが伺えます。また、全ての楽曲の作詞を大槻ケンヂが担当。ハードロック・ヘヴィメタルにおいてギャグ要素、狂気要素といった概念を導入し、当時の音楽シーンに大きな影響を与えました。
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猫のテブクロ
1989年にリリースされた「猫のテブクロ」。このアルバムから、ギタリストの本城聡章と橘高文彦が加入しました。当時はイカ天などの影響からバンドブーム全盛であり、筋肉少女帯もその流れに乗り、彼らのアルバムとしては最高の売上枚数を誇るアルバムとなりました(2018年現在)。「これでいいのだ」「日本印度化計画」などが収録され、“不条理”を前面に押し出した楽曲から幻想的なバラードまで彼らの音楽性の幅広さを象徴するアルバムとなっており、大槻ケンヂの“文学”とも言える歌詞が印象に残る作品となりました。
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サーカス団パノラマ島へ帰る
1990年にリリースされた「サーカス団パノラマ島へ帰る」。筋肉少女帯初のコンセプトアルバムであり、プログレ色の強いアルバムとなっています。このアルバムを引っ提げたツアーで初の「武道館単独ライブ」を敢行した、記念すべきアルバムでもあります。
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断罪!断罪!また断罪!!
1991年にリリースされた「断罪!断罪!また断罪!!」。筋肉少女帯初のセルフプロデュース作品となっており、「何処へでも行ける切手」は新世紀エヴァンゲリオンの「綾波レイ」のキャラクターデザインに影響を与えたことでも有名です。また「踊るダメ人間」は「ダメ人間」という単語を世間に広めたきっかけであるとも言われています。全6曲のミニアルバムであるものの、社会に与えた影響度は非常に高いアルバムです。
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UFOと恋人
1993年にリリースされた「UFOと恋人」。「バトル野郎〜100万人の兄貴〜」がストリートファイターⅡとタイアップするなど、複数の楽曲がタイアップに起用されており商業的にも成功したのですが、そんな状況を11曲目の「タイアップ」で自ら皮肉るところが彼ららしいと言うべきでしょうか。
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レティクル座妄想
1994年にリリースされた「レティクル座妄想」。“レティクル座の星”をテーマとしたコンセプトアルバムとなっており、星に憧れる人間の狂気や妄想を描いているのですが、無秩序な狂気という訳ではなく、確かな演奏力と文学的かつ混沌とした歌詞の絶妙なバランスの上に「狂気」が成り立っており、彼らに内在する狂気の中の「知性」を感じさせる傑作に仕上がっています。
大槻ケンヂ(ボーカル)
内田雄一郎(ベース)
本城聡章(ギター)
橘高文彦(ギター)