美少女系漫画雑誌「漫画ブリッコ」って知ってる?
「漫画ブリッコ」という雑誌をみなさんご存知でしょうか?80年代に出版されていた美少女系の漫画雑誌です。みやすのんき(洋森しのぶ名義)、藤原カムイ、岡崎京子、白倉由美といった作家が活躍していました。
この雑誌ではとある騒動が勃発しました。
1983年6月号、7月号、8月号にて、「『おたく』の研究」なる記事が掲載されました。記事を書いたのは中森明夫という人物。ではどのような文章なのか、早速見てみましょう。
誌面で「オタク」を痛烈にdisる!!
1983年6月号にて、『おたく』の研究①「街には『おたく』がいっぱい」と題して、当時の漫画やアニメのファンを痛烈にdisる文章が掲載されました。実際の文面は以下の通り!
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どこのクラスにもいるでしょ、運動が全くだめで、休み時間なんかも教室の中に閉じ込もって、日陰でウジウジと将棋なんかに打ち興じてたりする奴らが。モロあれなんだよね。
コミケット(コミケ)に参加する人たちを、自分も参加したにもかかわらず痛烈に批判!さりげなく将棋も標的に!
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漫画・アニメファンの容姿に注文を付ける!!
ママに買ってきて貰った980円1980円均一のシャツやスラックスを小粋に着こなし、数年前はやったRのマークのリーガルのニセ物スニーカーはいて、ショルダーバッグをパンパンにふくらませてヨタヨタやってくるんだよ、これが。
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加えて「栄養のいき届いてないようなガリガリ」「銀ブチメガネのつるを額に喰い込ませて笑う白ブタ」などと、体型も痛烈に批判!「余計なお世話だろうが!」と言いたくなります。
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そしてついにあの単語が登場!
それでまぁチョイわけあって我々は彼らを『おたく』と命名し、以後そう呼び伝えることにしたのだ。
ついにメディア上に「おたく」という言葉が初登場!現在は「オタク」とカタカナ表記が一般的ですが、当時はひらがなだったんですね。
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