「オタク」という言葉はどのようにして生み出されたのか?
2017年9月9日 更新

「オタク」という言葉はどのようにして生み出されたのか?

現代の日本において、日本語として定着した感のある「オタク」という単語。みなさんは、いつどのような経緯で「オタク」という単語が生まれたのかご存知でしょうか?この記事では「オタク」という単語の成り立ちを徹底解剖します。

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あなたも何らかの集団の一人だということに気がついでおられるでしょうか。そうです、あなたのような言動を行なう人は他にもたくさんいます。そうして、その集団は他の集団のことを蔑むことによって、相対的に自分たちの位置を高くし、そうして自己満足のニヤニヤ笑いを浮べているのです。
via 「漫画ブリッコ」1983年9月号
「スクールカースト」「クラス内ヒエラルキー」といった単語をご存知でしょうか?カースト上位の集団(最近は「陽キャ」などとも呼ばれます)がカースト下位の集団(陰キャ)を貶して自己満足している構図が「おたく」叩きにも当てはまるということです。
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80年代の「何らかの集団」。
『おたく』たちを弁護することは、ここではあえてしません。私もその一員であるから、私は『おたく』の痛みもよくわかるのですが…。私があなたにとって不快であるのと同様に、私もあなたがキモチワルイです。
via 「漫画ブリッコ」1983年9月号
「おたく」を不快だと感じるのは勝手ですが、それを口に出して批判した時点で、自分が不快だと感じている「おたく」同様の気持ち悪さを自分も醸し出しているんですよ。社会には色々な人がいるんですから、その存在を受容することも覚えましょう!
 (1914126)

だからといって、ここまで受容する必要はないと思います。

仕掛け人「中森明夫」とは?

今回の騒動の原因である「中森明夫」とは何者なのか?気になる方も多いかと思います。コラムニストとしても活動しており、wikipediaもありました。早速見てみると・・・
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中森 明夫(なかもり あきお、本名:柴原 安伴(しばはら やすとも)、1959年1月1日-)は日本のコラムニスト、編集者。三重県志摩市出身。おたくという語の生みの親。ペンネームは、中森明菜からとったもの。
ペンネームは中森明菜から取ったそうです。中森明菜のファンだったのでしょうか?今では「アイドルオタク」という言葉もありますし、一連の文章は同属嫌悪の一種だった・・・?

これも炎上商法のひとつ?

最近よく聞く「炎上商法」という言葉。わざと問題発言をして騒動を起こし、その騒動に乗じて商売をする方々がいます。「おたく」という言葉も漫画ブリッコでの一連の文章で問題が発生した結果、爆発的に広まり、現在では完全に日本語として定着しました。今となってみれば炎上商法のひとつであったと言えるかもしれません。
 (1913550)

炎上なんかに負けるな!オタクの未来は明るいぞ!

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