【SIMPLY RED】ソウルフルな歌声で世界中を魅了したシンプリー・レッド。名曲の数々をご紹介します!
2020年3月15日 更新

【SIMPLY RED】ソウルフルな歌声で世界中を魅了したシンプリー・レッド。名曲の数々をご紹介します!

赤毛のカーリーヘアにビックヴォイスのボーカル、ミック・ハックネル(Mick Hucknell)率いるSimply Redは、80年代&90年代を代表するブルー・アイド・ソウルグループとしてUK音楽シーンを牽引しました。2010年に一度は解散したものの15年に再結成。現在はハックネルの個人プロジェクトの様相を呈していますが、奏でる音色は昔のまま。ライブ活動を積極的に行っています。そんなSimply Redの名曲の数々を振り返ります。

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『Ev'ry Time We Say Goodbye(いつもさよならを)』

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この曲は、トップジャズアーティストたちからこよなく愛された作曲家Cole Porterが手掛けたもので、多くのアーティストたちがライブなどで演奏しています。中でも1956年のElla Fitzgeraldバージョンが有名。2014年にはLady Gagaがアルバム『Cheek to Cheek』の中にこの曲を収録しています。

この曲は、40年代、50年代に活躍したボガード、モンロー、バーグマンといった名優たちを登場させ、セピアとモノクロで昔の映画風に仕上げた、美しいMVも話題でもなりました。

ハックマンの美しい高音が際立った印象深い1曲です。

『Money's Too Tight (To Mention)』

Simply Red - Money's Too Tight (To Mention)

1985年にリリースされたSimply Redのファーストシングル。この曲のMVは、Simply Redが今のようなスリークなイメージに辿りつく前の貴重なものといえます。長いカーディガンにぶかぶかなパンツ、そしてキャスケットを被ったハックネルのいでたちは、なんとなく垢抜けない感じ。しかしそんな彼が類まれなるビックヴォイスで奏でるこの曲は、世界の音楽シーンであっという間に評判に。

労働者階級が抱えるお金の問題を歌ったこの曲は、アメリカのThe Valentines Brothersが1982年にリリースした楽曲のカバーで、オリジナルもイギリスを中心に大ヒットしました。

Simply Redバージョンは、オリジナルほどのヒットにはなりませんでしたが、彼らの名前を世に知らしめるためには十分な成功だったといえます。

最新アルバム『Blue Eyed Soul』

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Simply Redは、ニューアルバム『Big Love』をひっさげて2015年に再結成してヨーロッパツアーを大成功させました。19年には再結成後2枚目のアルバムとなる『Blue Eyed Soul』をリリースし、2020年はヨーロッパツーアが予定されていて、既にチケット完売の会場も出ているのだとか。

このアルバムのカバーに映っている長髪のアジア人ギタリストは、ロンドン在住の日本人ギタリスト鈴木賢司。数々の有名アーティストのレコーディングにも参加している鈴木は、88年からSimply Redのギタリストとしてハックネルから絶大な信頼を得ています。

鈴木が参加する以前にSimply Redで活躍していたドラマーの屋敷豪太と鈴木は、共同で音楽活動を行っているそうです。

まとめ

2010年のフェアウェル・ツアー以降は日本のステージには立っていないSimply Red。60代を迎えてますますかっこいいミックの姿を、そして歌声を、日本のファンにも是非魅せて欲しいですよね。
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