『精霊使い』とは?
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『精霊使い』(エレメンタラー)は、岡崎武士による漫画、およびそれを原作としたアニメ。
原作漫画は1989年からアニメ雑誌『ニュータイプ』(角川書店)にて連載されていたが、作者の病気(肺気胸)療養のため、最終決戦前に「第一部完」という形で1997年に未完のまま終了した。この年、『精霊使い』は第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。
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設定は少し原作コミックとは違っていて、増殖者(ディーパ)としての能力を暴走させた秋桜久を、精霊使いとしての能力に目覚めた覚羅が救うといった内容になっています。
40分ほどの本編時間ということで、原作コミックの序盤の世界観や展開を簡略化したものといった印象です。
40分ほどの本編時間ということで、原作コミックの序盤の世界観や展開を簡略化したものといった印象です。
OVA版『精霊使い』のストーリー
主人公・覚羅の姉には婚約者がいましたが、事故で覚羅の目の前で亡くなってしまいます。この事故によって、それまでは優しかった姉は豹変してしまい、覚羅を逆恨みするようになりました。そして、とうとう姉は婚約者の後を追い、自らの命を絶ってしまうのでした。
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覚羅は家族からも疎まれるようになり、深い悲しみに暮れていました。そんな覚羅の唯一の理解者は幼馴染みの麻美。泣いている覚羅を慰めていると、突如として発生した天変地異によって現実世界は滅茶苦茶な姿になってしまいます。天変地異によって現れた精霊使い・支葵は、麻美のほうを見ると増殖者(ディーパ)の能力を見出し、その能力を利用するために連れ去ろうとします。
これ以上、大切な人を失いたくない覚羅は決死の覚悟で支葵に立ち向かいますが、瀕死の重傷を負い、麻美が拉致されるのを食い止められませんでした。その場に支葵と敵対する勢力の精霊使いが現れたこともあって、覚羅はなんとか殺されずに済みますが、その深い傷によって、そのまま死んでしまうと思われました。しかし、無意識に驚異的な治癒能力を発揮して、瞬く間に傷を完治させてしまいます。
精霊使いとして非凡なる潜在能力を秘めていることを知った覚羅。麻美を救うための力を得るべく、その潜在能力を覚醒させるための儀式に臨むのでした…
これ以上、大切な人を失いたくない覚羅は決死の覚悟で支葵に立ち向かいますが、瀕死の重傷を負い、麻美が拉致されるのを食い止められませんでした。その場に支葵と敵対する勢力の精霊使いが現れたこともあって、覚羅はなんとか殺されずに済みますが、その深い傷によって、そのまま死んでしまうと思われました。しかし、無意識に驚異的な治癒能力を発揮して、瞬く間に傷を完治させてしまいます。
精霊使いとして非凡なる潜在能力を秘めていることを知った覚羅。麻美を救うための力を得るべく、その潜在能力を覚醒させるための儀式に臨むのでした…
OVA版『精霊使い』の魅力とは?
自然の力を操るといった魔法的な要素
それぞれの属性の力を使いこなす精霊使いの戦いは、魔法的な要素があって見応え充分な映像に仕上げられています。武具による直接攻撃に加え、炎や水・風などのエフェクトはバトルシーンを派手に演出し、観ていてワクワクさせるものがありますよね。
それぞれのキャラクターの個性も、属性のイメージに合わせているように感じられます。火の精霊使いで、激情家といった印象の瑣衣。水の精霊使いで、落ち着いた雰囲気を漂わせる支葵。木の精霊使いで、優しいイメージの露羽。キャラクター性と精霊使いの属性をマッチさせているのも分かりやすいです。
それぞれのキャラクターの個性も、属性のイメージに合わせているように感じられます。火の精霊使いで、激情家といった印象の瑣衣。水の精霊使いで、落ち着いた雰囲気を漂わせる支葵。木の精霊使いで、優しいイメージの露羽。キャラクター性と精霊使いの属性をマッチさせているのも分かりやすいです。
主人公・覚羅の二面性
さらに万物の構成元素たるエーテルの精霊使いである主人公・覚羅。なよなよとした印象を先行させていますが、じつはチート級の潜在能力を秘めているといった設定も面白いです。二面性のあるキャラクターは魅力的に映りますが、最初の弱い印象からの脱却と変貌ぶりは、まさに二面性によるギャップを意図的に演出したものだといえるでしょう。
少し残念なところ…
約40分間にまとめられた作品という事情もあるのかもしれませんが、精霊使い・増殖者(ディーパ)といった要素の説明が弱く、最初はなかなか意味が理解できずに物語が進んでしまうところがあります。
聖剣戦争をしているといった物語の基盤となっているエピソードも、劇中の描き方としては中途半端で、それぞれのキャラクターの存在意義や目的意識といったところも弱いです。改めてリメイクされるような機会があれば、こういった残念なところも解消されるのかもしれませんね。
聖剣戦争をしているといった物語の基盤となっているエピソードも、劇中の描き方としては中途半端で、それぞれのキャラクターの存在意義や目的意識といったところも弱いです。改めてリメイクされるような機会があれば、こういった残念なところも解消されるのかもしれませんね。
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概要&内容
短槍使いの女バルサは、青弓川に流された新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを救う。彼はその身に、この世(サグ)と重なって存在する異世界(ナユグ)の水の精霊ニュンガ・ロ・イム〈水の守り手〉の卵を宿していた。チャグムの母、二ノ妃は、バルサにチャグムを連れて逃げるよう依頼する。新ヨゴの建国伝説では初代皇帝トルガルが水妖を退治したとされ、水妖に宿られたチャグムを、皇国の威信を守るため父帝が秘密裏に殺そうとしているのだ。同時に、チャグムは、ニュンガ・ロ・イムの卵を食らうナユグの怪物ラルンガからも命を狙われていた。
『精霊使い』と同様に、精霊といった要素を扱ったNHKアニメです。基本的にはファンタジーに分類される作品ながら、ファンタジー色は弱く、どちらかというと冒険活劇といった要素の強いコンテンツとなります。
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