<BSで再放送中>沢口靖子主演!豪華キャストの朝ドラ「澪つくし」
2020年10月28日 更新

<BSで再放送中>沢口靖子主演!豪華キャストの朝ドラ「澪つくし」

朝の連続テレビ小説は若手俳優の登竜門的存在ですが、出演後ブレイクした人もいればその後あまり姿を見ない人も。「澪つくし」は主演の沢口靖子さんをはじめ、今でも活躍しているキャストが多い作品ですよ。

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「澪つくし」はいつ放送されていた?

「澪つくし」は1985年(昭和60年)の4月から10月まで放送されていた朝の連続テレビ小説です。当時は月曜から土曜の朝8時15分から30分まで放送されていましたね。

朝ドラは帯ドラマで長いので放送終了後に再放送することは少ないですが、「澪つくし」は2004年、そして2020年10月現在BSプレミアムで再放送されています。30年以上経ってから再放送されるなんてそれだけ人気作というのが分かりますよね。

今見ても豪華なキャスト陣!

こちらのお三方、どなただか分かりますか?

左から、明石家さんまさん、柴田恭兵さん、津川雅彦さんです。3人とも若いですよね。このお三方だけでなく、「澪つくし」には今でも有名な俳優さんがたくさん出演されています。

古川(吉武)かをる(ヒロイン):沢口靖子
古川るい(ヒロインの実母):加賀まりこ
馬場ツエ(古川家の小間使い):鷲尾真知子
坂東律子(ヒロインの義母姉):桜田淳子
坂東久兵衛(ヒロインの父):津川雅彦
吉武惣吉(ヒロインの夫):川野太郎
吉武とね(ヒロインの義母):草笛光子

その他、柴田恭兵さん、明石家さんまさん、織本順吉さん、斉藤洋介さん、なべおさみさん、西岡徳馬さんなども出演されていたんですよ。豪華ですよね。

「澪つくし」の出演者は2年後に放送された大河ドラマ「独眼竜政宗」にも出演している人が多いです。脚本は同じジェームス三木さん。語りも同じ葛西聖司アナウンサーだったんです。ジェームス三木さんが気に入った方を再度キャスティングしたんですかね。同じメンバーのドラマがみられて「澪つくし」のファンは嬉しいですね。

ヒロインはジェームス三木さんが指名!?

当時の朝ドラヒロインは、オーディションできまることがほとんどでした。「澪つくし」もオーディションを行っていたのですが、イメージに合う女優がいなかったのか、難航していました。

そんな時、脚本のジェームス三木さんが「刑事物語3 潮騒の詩」という映画に出演している沢口靖子さんを見て「こんなかわいい子を見たことない!」と絶賛。ヒロインではなく、脇役にどうかとプロデューサーに打診ました。ですがその映画を見たプロデューサーが沢口さんをヒロインに決めたそうです。

当時は新人だった沢口さん。「彼女は本当に下手だけどいいですか?」と演出陣からも言われたそうです。ですが、朝ドラのヒロインの成長とともに、だんだんうまくなればいいということで起用されたんです。

実際に最初は加賀まりこさんなど共演者から相当ダメ出しをされたそうです。ですが、話が後半になるころには演技もうまくなり、最後の方はヒロインの貫禄に見合う成長をしていったそうです。

視聴者もヒロインと同時に新人女優の沢口さんを応援していたそうですよ。それもあって人気に火についたのかもしれませんね。

だんだんセリフが減っていった明石家さんま

明石家さんまさんは、ヒロインの実家「入兆」の職人ラッパの弥太郎役でした。関西からやってきたお調子者の性格で、トラブルメーカーです。

さんまさんも後から知ったことなのですが、ジェームス三木さんはさんまさんをイメージしてこの役を書いたのだとか。

実際のさんまさんも現場でトラブルメーカーとなるのでした。立っているだけのシーンなのにリハーサルに出るようにいわれたことに腹を立て、リハーサルどころか本番もボイコットしたのだとか。さすがに今の時代にそんなことをする人はいないと思うので、時代も感じるエピソードですよね。

コーヒー1杯で2時間説教されるなどもあり、出演に嫌気がさしたさんまさんは、台本にないのに醤油樽の中に自ら落ちて自殺を図りました。アドリブで自殺をする人なんていないですよね。

ですがその意思は伝わったようで徐々に出番やセリフが減っていきました。中でも沢口靖子さんのおしりを触るというシーンが一番大変だったそうです。

「澪つくし」のあらすじ

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大正15年。醤油醸造元「入兆」の妾の子である女学生のかをるは、ある日帰り道に指にとげが刺さってしまいます。たまたま通りかかった青年漁師の惣吉にとげを抜いてもらったことがきっかけで惣吉に恋心を抱くようになります。そしてやがて二人は相思相愛に。

ですが、陸の醤油醸造と海の漁師はお互いを「陸者」、「海者」と呼ぶ犬猿の仲でした。もちろん2人の中は両親に反対されます。

かをるは妾の子ですが、「入兆」の娘として嫁に出そうという計らいで「入兆」に引き取られます。そこには異母兄弟などもいて、かをるは女中同然に扱われ辛い日々を送ります。そして縁談の話が持ち上がるのですが惣吉への未練があると察した義姉の律子のはからいで縁談は破談に。その後、惣吉が結婚の申し込みに来るのですが父は会おうともしません。

その後事件が起こり、かをるは濡れ衣を着せられるのですが、入兆の娘という立場から解放され、惣吉と結婚します。

ですが、ここからがかをるの波乱万丈の人生のスタートだったのです。

現在、再放送中ということもあるのでここで終わりにしておきますね。気になる方は、再放送やDVDでチェックしてみてください。
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