夢を追うダンサー達がそれぞれの人生を語る!ミュージカルの舞台裏を描いた映画『コーラスライン』
2017年1月31日 更新

夢を追うダンサー達がそれぞれの人生を語る!ミュージカルの舞台裏を描いた映画『コーラスライン』

17人のダンサー達は、オーディションでマイケル・ダグラスが演じる演出家のザックに、自分自身の事について語るように言われ、それぞれが心に秘めた苦悩や追い立ちなどを語ります。音楽にダンスが素敵なミュージカル映画です。

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そんなオーディション会場にキャシー(アリソン・リード)がかけつけてきた。かつて彼女はザックと恋人同士だったが、女優を夢見てハリウッドヘ行ったが夢破れて古巣に戻ってきたのだ。

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そんなキャシーにザックが厳しく言い放つ。一度でも主役を張った人間がコーラスに耐えられるはずがない、と。しかし彼女は、自分にはダンスしかないとザックに懇願する。

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最後は、女性的な容姿のためにいつも女役しか振り当てられないと悩むポール(キャメロン・イングリッシュ)だ。

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そのポールがルーティンを踊るうち、足の筋を切ってしまった。やがてすべてのオーディションは終り、発表のときがきた。

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ヴァル、マイク、リチー、ビビ、ダイアナ、マーク、ボビー、そしてキャシーが残った。彼ら8人は明日から本番に向けて、さらに厳しい稽古に入ることになった。

A Chorus Line (Final/One) - YouTube

最後のステージシーン。踊る姿がとてもかっこいいです。
役者それぞれが苦悩を抱えながらも夢を掴もうとする姿がとても印象的でした。また皆ライバルなのですが、同じ道を目指しているので仲間意識が芽生えます。しかし最後の結果では選ばれた人しか残れないので複雑な気持ちにさせられますが、苦労して勝ち取ったステージで踊るダンサー達はパワフルでカッコいいです。

映画『コーラスライン』の原点

映画『コーラスライン』は、マイケル・ベネットが手がけたミュージカルを元に制作されています。
1975年4月。ミュージカル『コーラスライン』はニューヨーク、オフ・ブロードウェイのパブリック・ニューマン劇場(299席)でその幕を開けた。
実際にダンサーを集め、徹底的なインタビューを行ったマイケル・ベネット(原案・振付・演出)は、ショービジネスの世界で舞台にすべてをかける若者たちの姿、そして彼らが抱える複雑な家庭環境、思春期の戸惑い、性の悩み、希望や不安、苦悩を赤裸々に描き出すことに成功。
すでに前評判の高かったこの作品はプレビューを開始するやいなや爆発的な大ヒットとなり、3ヶ月後にはオン・ブロードウェイに進出、10月19日にはシューバート劇場で初日を迎えた。
マイケル・ベネット(1943–1987)

マイケル・ベネット(1943–1987)

ダンサー。振付師。
マイケル・ベネットはダンサーとしても評価され、振付師としても高く評価されています。

1987年7月2日後天性免疫不全症候群(エイズ)で死去。享年44歳。
ちなみにミュージカル『コーラスライン』が生まれたきかっけをマイケルはこう話しています。
この作品が生まれるきっかけというのは、信じてもらえないかもしれませんが、ウォーターゲイト事件にあります。あのときの公聴会をテレビで見ていて感じたものから、この作品は生まれました。つまり、あのころアメリカ中を支配していた虚無と無気力への反発です。ちょうど、私は自分の人生に正直でありたいと思っていた時期で、舞台の上で人々が自分の気持ちを正直にさらけ出している姿を見せたいと思っていました。と同時に、われわれダンサーについてのショーをやりたいという考えがありましたので、二十四人のダンサーを集めて、何時間にもわたり、いままで自分たちがやってきたこと、そして求めていることなどを話しあいました。なぜ、どういうきっかけでこの仕事をはじめたのかをできるだけ正直に話して欲しいとダンサー達に頼みました。こうして集まりを二度おこない、テープレコーダーに録音しておきました。

日本では、劇団四季でミュージカル化!!

開幕後の大きな反響を受け、全国公演をはさんで東京で年明けすぐに再演された『コーラスライン』。
その後も各地で大々的なオーディションを繰り返し、優秀な人材を見出しつつこの上演を続け、現在にいたるまで1000回を超える公演を行ってきている。
劇団四季の数あるレパートリーの中でも最も重要な作品として、四季ある限り、上演が続けられるはずである。

劇団四季;;『コーラスライン』;;ウェブサイト限定プロモーションVTR - YouTube

生で『コーラスライン』のミュージカルをみたい方は、2016年にも公開予定があるみたいなのでチェックしてみて下さい。
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