舞台に立つ厳しさをミュージカル『コーラスライン』の日本人キャストが語る。
ブロードウェイのミュージカル『コーラスライン』でコニ―役を演じた高良結香がオーディションでの事を語りました。
「オーディションは、交通費が一銭も出ないというシビアな世界だ。「私はロサンゼルスからの飛行機代が自腹でした。でも、4回以上参加すると、ユニオンの規定で時給が出るんです。だから、落とす時は早いですよ。『キャッツ』ではステージで全員が1回ターンしただけで、“サンキュー。グッバイ”ですから(笑)。私の場合、『コーラスライン』のブロードウェイ公演の前に、全米の地方公演でコニー(アジア系女性)を演じていたので、セリフは全部入っていました。でも、オーディションでは“歌を歌わず、セリフのみで情感を伝えろ”と課題が与えられ、記憶から音楽を“抜くこと”が大変でした」
「コーラスライン」はミュージカルの代表する作品
初演翌年の76年のトニー賞において、最優秀作品賞を筆頭に9部門を制覇!その後、90年までの15年間、ミュージカルの頂点に君臨し続け、重ねた公演回数は6137回、観客動員は664万人。
普段知ることがないダンサーの世界を映画で観ることが出来ます。ぜひご覧ください。