ブルース・リーの「クローン」が映画に登場!?
カンフー映画を代表するスターである「ブルース・リー」。1973年に亡くなってから現在に至るまで、映画界において多大な影響を与えています。そんなブルース・リーですが、彼の「クローン」が出演する映画が存在するのをご存知でしょうか?それが今回ご紹介する「クローン人間ブルース・リー」です。
こちらがVHSのジャケットになります!!
カンフー映画史上に残る迷作(?)「クローン人間ブルース・リー」
ブルース・リーの死から6年が経過した1979年、とある映画がカンフーマニアの目に留まります。その名も「クローン人間ブルース・リー」。「怒りのスリー・ドラゴン」というサブタイトルが付けられたこの作品には、なんとブルース・リーらしき3人の俳優が登場。「これはどういうことなのか?」と当時注目が集まりました。
そっくりさん3人が集結!!
「秘密裏にクローン技術が確立されていたのか?」と思いきや、実際に登場したのは“そっくりさん”俳優3人組でした。その名も「ドラゴン・リー(Dragon Lee)」「ブルース・リ(Bruce Le)」「ブルース・ライ(Bruce Lai)」。本家のブルース・リー(Bruce Lee)に対して「Bruce Le」はどうなんだ、とツッコミを入れたい気持ちもありますが、ともかくこの3人で物語はスタートします。
で、どんな内容なの?
肝心のストーリーですが、ブルース・リーの死後、世界の悪を一掃するため秘密裏にブルース・リーの「クローン」が研究されていました。その結果、3人のクローン(1号、2号、3号)の生産に成功、悪の組織と闘うこととなります!
こちらは貴重な動画!
Clones Of Bruce Lee - Bruce 1 vs Bolo
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その後の展開ですが、密売を行う組織をキレの悪いカンフーで倒したり、体に金粉をまぶしただけの「青銅人間」に毒草を食わせて倒すなど大活躍。そしてなぜか仲間割れを始め、2号がジャッキー・チェンにインスパイアされた動きを見せるなど、ブルース・リーのクローンらしからぬ大活躍を魅せます!
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ブルース・リーのクローン、他のバッタモン作品にも出演していた!
そんなこんなで現在は「質の悪いバッタモン」という評価を得ている迷作「クローン人間ブルース・リー」ですが、その出演俳優は実は別のバッタモン作品にも出演しています。
ドラゴン・リー
「クローン~」では1号を演じたドラゴン・リーは、1979年に「Dragon's Infernal Showdown」という映画に出演。ストーリーの概要は、両親を殺害された主人公が武道を学び、復讐の旅に出るというありがちな物です。