最近「夕立」って言わないですよね。【ゲリラ豪雨】との違い

かつては夏の風物詩だった「夕立」という言葉。最近はあまり聞かなくなって、天気予報で出るくらいになってきました。代わって出てきた用語が「ゲリラ豪雨」。「ゲリラ」とはなんとも不穏な言葉ですが、2015年には関東の鬼怒川が大氾濫を起こし、多数の方々が被害に遭いました。「夕立」と「ゲリラ豪雨」の違いを調べてみました。

都心の河川の増水（妙正寺川）

右に映る電車は西武新宿線の電車です。
電車のすぐ脇の川が増水し危険です。

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トンネル内で洪水発生　動けなくなる車

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かつては地面の土が雨を吸収していたのに、アスファルト舗装が進み雨がしみ込まなくなり、ダイレクトに小さな河川に大量の雨水が一気に流入した結果、河川があふれるという事態、また地下道などが発達した結果、突然の雨で道路が冠水、車が立ち往生するなどの怖い事例も発生しています。

夕立は風流なものであってほしい。

子供の頃は、夏休みの時期でもありますので、夕立が来ても友達とキャーキャー騒いで慌てて家に帰る、くらいのものでしたが、大人になると、時間に追われているのもあり、「スーツが濡れる！」「電車が止まる！」と、ひたすら迷惑なものとして扱ってしまう「夕立」。
それに憎しみを込めて、「ゲリラ豪雨」などという過激な名前を大人はつけてしまうのでしょう。
洪水や車の立ち往生などまで被害が出るのは避けたいところですが、今は自治体などでも洪水のハザードマップなどを発表しているところも多いので、被害は予防しつつも、「ゲリラ豪雨」とののしって嫌うよりも、「ああ、夕立だなあ」と、風流に楽しめるものであってほしいですね。