微笑みの爆弾‐(オープニング・1~112話)
唯一、初回から最終回まで放送され続けた楽曲が、『微笑みの爆弾』です。パワフルな野太い女声で歌われていたこの歌を『幽白』のオープニングで聴いたとき、「蔵馬の声優さんが歌っているのかな?」と勘違いしたかつての少年少女は、きっと多かったに違いありません。
が、実際に歌っていたのは、馬渡松子(まわたりまつこ)という女性シンガー。彼女が手掛けたアップテンポで爽快な曲調、リーシャウロンという謎の人物が書いた本編となんとなく意味的につながりがありそうでない歌詞は、オープニング映像の痛快さと相まって、聴けば聴くほどクセになります。そして何よりも、全112話ずっとこの曲が流れていたため、『幽白』をとおしでみていれば、自然と愛着がわいてしまうのです。現在に至るまで、中川翔子をはじめとしたさまざまなアーティストにカバーされてきたのも、そんなふうに『幽白』を象徴する曲として、多くの人の記憶に残り続けてきたからなのでしょう。
が、実際に歌っていたのは、馬渡松子(まわたりまつこ)という女性シンガー。彼女が手掛けたアップテンポで爽快な曲調、リーシャウロンという謎の人物が書いた本編となんとなく意味的につながりがありそうでない歌詞は、オープニング映像の痛快さと相まって、聴けば聴くほどクセになります。そして何よりも、全112話ずっとこの曲が流れていたため、『幽白』をとおしでみていれば、自然と愛着がわいてしまうのです。現在に至るまで、中川翔子をはじめとしたさまざまなアーティストにカバーされてきたのも、そんなふうに『幽白』を象徴する曲として、多くの人の記憶に残り続けてきたからなのでしょう。
幽遊白書 OP「微笑みの爆弾」version1
1~66話
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幽遊白書 OP「微笑みの爆弾 」version2
67~94話
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幽遊白書 OP「微笑みの爆弾 」version3
95~112話
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ホームワークが終わらない‐(エンディング・1~29話)
こちらも『微笑みの爆弾』同様、馬渡松子×リーシャウロンのコンビによる楽曲。オープニングが固定なのに対して、エンディングは定期的に「衣替え」していくのが、『幽白』スタイル。馬渡が作曲したそこはかとなく都会的でクールな曲調は、原作のダークな雰囲気にピッタリとマッチしています。
幽遊白書 ED「ホームワークが終わらない」
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さよならbyebye‐(エンディング・30~59話)
馬渡松子×リーシャウロンのコンビによる第三弾楽曲。同曲がテーマとしているのは「男女の別れ」。その意味をしっかりと理解するには、未熟過ぎた子供時代。時を経て大人になり、改めて聴き直すと、その良さ・奥深さにしみじみと浸れるという、寝かせるほどに醸成されて味が出る、上質なワインのようなスルメ曲です。エンディングの映像で幽助と螢子が無言で佇むシーンも、切なさが醸し出されていてなんとも秀逸です。
ちなみに、曲のあたま「吹っ切ーるはずの♪」の「吹っ」がひじょうに高音であり、カラオケで歌うと声の裏返り・音程ミスが頻発するので注意が必要。
ちなみに、曲のあたま「吹っ切ーるはずの♪」の「吹っ」がひじょうに高音であり、カラオケで歌うと声の裏返り・音程ミスが頻発するので注意が必要。
幽遊白書 ED2「さよならbyebye」
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アンバランスなKissをして‐(エンディング・60~83話)
『幽白』の象徴と言っても良い、馬渡松子の歌声。そのため、制作サイドからしたら、たとえエンディングだけとはいえ、他の歌手を起用するのは、けっこう勇気がいったことでしょう。実際、30話の以降のエンディングがこの『アンバランスなKissをして』に変更になったときはかなり衝撃的でした。
歌っているのは、同曲の作曲も手がけた高橋ひろ。もともと財津和夫に見出されて1987年からチューリップのメンバーとして活動していた彼は、1993年にソロデビュー。自身2枚目となるシングルがこの『アンバランスなKissをして』であり、『幽白』効果もあって、チャート最高28位ながら、売上30万枚のスマッシュヒットを記録しています。当時、『幽白』のメイン視聴者である子供たちの間でも大変な評判を呼び、アーンバランスなキースをかわして♪」と、不相応に大人っぽいこの歌を口ずさんでる子がよくいたものです。
『幽白』のエンディングで流れた際に、とりわけ大きな反響を呼んだのが、OAが暗黒武術大会編途中からだったのにもかかわらず、アニメーションの最後に闇夜に浮かぶ次の編の黒幕・仙水と対峙しているシーンを挿入していたこと。ジャンプの連載やコミックスを読んでいない、アニメだけでストーリーを追っていたファンからしたら「誰?」状態でしたが、今思うと、エンディングで次の展開を強烈に示唆するというなかなか斬新な演出です。
歌っているのは、同曲の作曲も手がけた高橋ひろ。もともと財津和夫に見出されて1987年からチューリップのメンバーとして活動していた彼は、1993年にソロデビュー。自身2枚目となるシングルがこの『アンバランスなKissをして』であり、『幽白』効果もあって、チャート最高28位ながら、売上30万枚のスマッシュヒットを記録しています。当時、『幽白』のメイン視聴者である子供たちの間でも大変な評判を呼び、アーンバランスなキースをかわして♪」と、不相応に大人っぽいこの歌を口ずさんでる子がよくいたものです。
『幽白』のエンディングで流れた際に、とりわけ大きな反響を呼んだのが、OAが暗黒武術大会編途中からだったのにもかかわらず、アニメーションの最後に闇夜に浮かぶ次の編の黒幕・仙水と対峙しているシーンを挿入していたこと。ジャンプの連載やコミックスを読んでいない、アニメだけでストーリーを追っていたファンからしたら「誰?」状態でしたが、今思うと、エンディングで次の展開を強烈に示唆するというなかなか斬新な演出です。
幽遊白書 ED3「アンバランスなKissをして」
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太陽がまた輝くとき‐(エンディング・84~102話)
『アンバランスなKissをして』が好評だったためか、高橋ひろ続投。筒美京平を敬愛している彼が書く曲はどこか昭和の歌謡曲っぽさがあり、この『太陽がまた輝くとき』も、少年向けアニメっぽくない、しっとりとこぬか雨降る中で歌っているようなミディアムバラードとなっています。同曲は、オリコン週間ランキング9位に食い込む高橋ひろ最大のヒット曲となり、彼はこの曲をひっさげて『ミュージックステーション』、『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』にも出演を果たしました。
幽遊白書 ED4「太陽がまた輝くとき」
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デイドリームジェネレーション‐(エンディング・103~111話)
最終話が迫る中で、エンディングをもう一度、作詞:リーシャウロン×作曲・歌:馬渡松子の楽曲を起用。アニメーションの砂浜と海を背景にした描写が、『幽白』の最終回シーンを示唆しているようで切なくなります。なお、最終話(112話)のエンディングだけ、オープニング曲であり、アニメの象徴として君臨し続けてきた『微笑みの爆弾』を流すという粋な演出も。
幽遊白書 ED5「デイドリームジェネレーション」
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