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お菓子系雑誌とブルセラブームに湧いた90年代《1》 - Middle Edge(ミドルエッジ)
バブル崩壊後の90年代。当時創刊されたお菓子系雑誌と女子中高生が主役となったブルセラブーム。本稿ではメディアに度々登場した彼女達に焦点を当てます。
お菓子系アイドルの登場
お菓子系雑誌が流行したことで、お菓子系アイドルが生まれることになります。そのコンセプトに合ったアイドルが生まれるのはどのジャンルにもよくあることですよね。初期の頃に人気が出たのは相川みさおでしょうか。ちょっと影のある細身の美少女でした。
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お菓子系雑誌だけでしか見ることの出来ないモデルたちは続々と登場しました。全盛期には中村聖奈、浅田真子(熊切あさ美)、久保亜沙香、升水美奈子、浅川千裕、久保亜沙香、谷口ともみ、飯窪五月、萩原舞、風野舞子など、多数のお菓子系アイドルが生まれます。
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英知出版にもクレープというお菓子系雑誌がありました。各出版社は自分の雑誌だけに出てくれる人気モデルが必要です。そんなモデルを探すのが急務となります。先駆者のクリームには人気があるモデルがたくさん出ていましたが、囲い込みをするみたいな事はなかったと思います。そんな中で英知出版は専属モデルを作るのが好きな出版社でした。
これは系列のAVメーカー宇宙企画の専属AV女優路線と似たような感じです。そこで登場したのが萩原舞と風野舞子でした。
これは系列のAVメーカー宇宙企画の専属AV女優路線と似たような感じです。そこで登場したのが萩原舞と風野舞子でした。
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萩原舞は中学卒業後、芸能界を目指しオーディション番組に出演しましたが、デビューすることが出来ずにいました。その後、スカウトによりグラビアモデルとして活動することになります。愛くるしい顔とロリ系でいながらもグラマラスな肢体を持つ彼女は、雑誌クリームでグラビアデビューすることになります。デビュー当時は久保くるみ名義で活動していましたが、この芸名が気に入らず自ら萩原舞と改名し活動を再開します。英知出版は萩原舞を取り込み専属としたのです。
萩原舞は英知出版によく遊びに来ていました。グラビア主体の出版社なので、モデルが来社すると手厚くもてなすのは当然となります。仕事をほったらかしてもモデル対応に徹します。仕事を止めて雑談に付き合ったり、食事に付き合ったりカラオケに行ったりと、彼女は編集部員たちと仲良くしていました。ほぼ一日中会社にいる事もありましたね。
私が担当していたのが風野舞子というモデルでした。彼女は結城つばさ名義で活動していて、クリームなどで人気が出ていました。まだ英知出版、バウハウスの出版物に登場していない彼女をこれは押さえなくてはならないと、マネージャーを取り込み英知出版、バウハウス(系列会社)で活動してもらうように仕掛けました。当時のお菓子系モデルは大人気だったので人気モデルを独占したいと考えたのです。
萩原舞は英知出版によく遊びに来ていました。グラビア主体の出版社なので、モデルが来社すると手厚くもてなすのは当然となります。仕事をほったらかしてもモデル対応に徹します。仕事を止めて雑談に付き合ったり、食事に付き合ったりカラオケに行ったりと、彼女は編集部員たちと仲良くしていました。ほぼ一日中会社にいる事もありましたね。
私が担当していたのが風野舞子というモデルでした。彼女は結城つばさ名義で活動していて、クリームなどで人気が出ていました。まだ英知出版、バウハウスの出版物に登場していない彼女をこれは押さえなくてはならないと、マネージャーを取り込み英知出版、バウハウス(系列会社)で活動してもらうように仕掛けました。当時のお菓子系モデルは大人気だったので人気モデルを独占したいと考えたのです。
売れる見込みというのは、基本アンケートなどで決めたりするのですが、編集者のこれはイケるという確信というか情熱も大事だったりすると思います。私はクリームの表紙(だったかな)を飾っている彼女を見て、これは売れると確信し、マネージャーと接触しました。
当時Dr.ピカソという男性誌を作っていたのですが、お菓子系の雑誌とは無縁ながら、ピカソ独占! 的なモデルがずっと欲しいと思っていたので、連載グラビアを作ったりインタビューを単独で行ったりと、毎月彼女が紙面を飾るようにしました。数字が取れると革新すると、初の風野舞子名義での写真集も制作しました。
当時Dr.ピカソという男性誌を作っていたのですが、お菓子系の雑誌とは無縁ながら、ピカソ独占! 的なモデルがずっと欲しいと思っていたので、連載グラビアを作ったりインタビューを単独で行ったりと、毎月彼女が紙面を飾るようにしました。数字が取れると革新すると、初の風野舞子名義での写真集も制作しました。
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写真集は「A BABY DOLL」というタイトルです。お菓子系アイドルから少し大人のイメージを出して、新たな魅力を引き出そうとしました。制服ももちろんありますが、コスプレを中心に構成しながら、お菓子系のイメージを払拭する大胆なセクシーさを引き出した、いわゆるセミヌード写真集となります。彼女は清純派のイメージが強かったので、この写真集は話題を呼び、セールス的にも大成功となります。
お菓子系モデルの行き着く先
しかしお菓子系のイメージは制服アイドルの延長線でピュアなものですから、大人のイメージを出したことで次のステップに進まなければならなくなります。必然的に彼女はお菓子系から卒業せざるを得なくなったのです。
この写真集が世に出てからの彼女のグラビアは、当然アダルトなイメージのグラビアが多くなっていきました。写真集ではセミヌードまでやっているので、次はいつ脱ぐのかがファンの期待となるのですね。そして遂に彼女はヌードになりお菓子系からは完全に卒業しヌードモデルとなるのです。
この写真集が世に出てからの彼女のグラビアは、当然アダルトなイメージのグラビアが多くなっていきました。写真集ではセミヌードまでやっているので、次はいつ脱ぐのかがファンの期待となるのですね。そして遂に彼女はヌードになりお菓子系からは完全に卒業しヌードモデルとなるのです。