敵軍四天王
ドル・サタン
氷の将軍とも称される。親衛隊を率いる四天王筆頭。配下の部隊は諜報部隊、特殊部隊的な性格を持ち、デスゲベル、グスタフ、ゾルバなど癖のある強者、ギガメノンのごとき異形の者などが揃っている。自らも人の心を操る術に長ける。メタルナイト計画の立案者。リュウ・ドルクに敵愾心を持っていたが、その一方で彼を愛しており、実際にドルクの窮地を何度も救っている。後にドルクと共に帝国への叛意を露にするが、かつての側近・ガイストに悟られ計画は頓挫。最期は、愛していたドルクを護るため、自分を羽交い絞めにしていたガイストを、自分もろとも槍で貫き、来世での「人間の女」としてのドルクとの邂逅を夢見ながら果てた。
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ドル・アーミー
四天王の一人で陸戦隊を率いる。力押しの将軍。ライガーと最初に戦い、その後も度々刃を交えるが、失敗続きでありなおかつ出たがりであったために見限られ、四天王の証である顔を傷つけられると同時に、将軍の地位を剥奪され生贄として処刑されることとなり脱走。剣の祖父・龍造の命を奪い逃亡を続けるが、粛清の命を受けたドルクの手により自らの顔面を抉りとられ、最後は陸戦要塞ラウンドヘッドもろともライガーに倒された。
ドル・ネイビー
四天王の一人で海戦隊を率いる。四天王の中では最も地味。地味ながらもドラゴの聖杯の一つを手に入れるなど手柄を立てたが、メタルナイトの登場後は影が薄くなる。後にメタルナイト化し、最後はドルクと戦い、モノアイを剣で貫かれ怯んだところを倒された。
ドル・ファントム
四天王の一人で空戦隊を率いる。資料ではスタンドプレーを好むと評される。策略家であるが、策を実らせ手柄を立てることはついになかった。メタルナイトの登場後は一時は反発するも、ライガーとの戦いに敗れメタルナイト化した後は嬉々としてその力を振るった。メタルナイト化した姿を嘲笑われたことに怒ってドルク暗殺を企て記憶を失わせることに成功する。しかし復活したドルクの怒りの刃を受けて倒された。
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神
善神・アーガマ
100万年前に邪神・ドラゴを封印して自らも滅び去った神。滅びの間際に獣神ライガーを自らの化身として遺した。100万年後の現代に邪神・ドラゴが復活することを予見しており、神の城やベガルーダ、魔竜王ドルガなども創造していたようである。最終話でまいを依代にライガーとドルガが合体することで復活を果たす。その力の源泉は人間の善なる心。
邪神・ドラゴ
100万年の眠りから目覚めた破壊の神。この世の全てを破壊しつくすことのみが目的であり、行動原理。それは自身を蘇らせた恩人であるはずのザーラでさえも例外ではなく、何の躊躇も無く彼女を喰い殺した。その力の源泉は人間の悪しき心。最後はドルクとドルガの力で再び封印された。
最終回 時を越えた神々の戦い
まいの元サンダーライガーとドルガが1つとなり、善神アーガマが遂に姿を見せた。3人はアーガマの意識となり心を一つにし、ドラゴに戦いを挑む。しかしドラゴの電撃攻撃でピンチに?!
絶望に陥っても助け合うことを止めない人々の優しい心に気付いた剣達は悪しき心に対し良き心で立ち向かうことを選び、アーガマは巨大化。必殺の弓から放たれた矢でドラゴを遂に射止めたのだが、ドラゴを滅ぼしても人々の邪念がある限りまた蘇ると言う。姿を変えたドラゴはゆいを取り込んだ姿を見せるが、襲い掛かる邪念の塊を前に太刀打ちできない。
「ドルク!まだお前との勝負の決着ついてないぜ」
「私は死なん。だが今度会うときは戦士としてではなく、男と男の勝負だ……さらばだ、大牙剣!」
だがドルクはアーガマの合体を解き、自らがドラゴと道連れになる事を選ぶ。それはアーガマの血を引きながらドラゴ帝国で育った者として、人々の邪念を受け止める宿命と己を悟ったからであった。彼は剣達こそアーガマの血をひく者としてこれからの人々を良き方向に導かなければならない事と再戦の約束を交わして、命に代えて封印の岩に再びドラゴを閉じ込めた。
敵は人間という生き物の裏の醜さや心の弱さに付け込んだ戦術を駆使したり、色々と仕掛けてくるのでハラハラドキドキします。永井豪ワールドが楽しめる作品なので観てみて下さい。