若者文化の中心・原宿のシンボルであった原宿駅の旧駅舎が解体。
若者文化の中心・原宿のシンボルとして長年親しまれてきたJR山手線の原宿旧駅舎の解体工事が、8月24日より開始されました。
第一報はこちらです!
JR原宿駅の旧駅舎。解体工事が8月24日(月)より始まります。https://t.co/vPdowQo5Th
— 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (@ukiyoeota) August 22, 2020
1924年に完成して以来、都内最古の木造駅舎として96年にわたり原宿の象徴として存在感を示していた原宿旧駅舎。2020年3月には隣接する新駅舎にすべての機能が移転したため、役目を終えたとしてこのたびの解体となりました。しかしながら、JR東日本によれば旧駅舎を外観を再現した建物を解体した資材を使って建設する予定があり、原宿からは旧駅舎は姿を消すものの、同じ意匠の建物は再建されるとのことです。
原宿の若者文化におけるキーワードを振り返る!
昭和~平成~令和に至るまで、常に若者文化の中心地であり続けている原宿。特に昭和後期には、今でも語り継がれる原宿を拠点とした流行が多数存在していました。ここではその中からいくつかをピックアップしてみましょう。
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歩行者天国(ホコ天)
1977年から1996年にかけて、代々木公園の交番前から青山通りにかけてのおよそ2キロの道路で実施していた「歩行者天国」。ホコ天とも呼ばれ、若者たちがそこでパフォーマンスを繰り広げることによって新たな文化が次々と生まれました。竹の子族やローラー族(後述)、そしてイカ天バンドなどがその典型例とされています。
1980年代の原宿ホコ天(竹の子族とジャズバンド合戦)
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竹の子族
80年代前半を中心に一大ブームとなった「竹の子族」。その独特な派手な服装と、当時流行していた「アラベスク」「ヴィレッジ・ピープル」といったディスコサウンドをラジカセで響かせながら、歩行者天国の路上でグループ単位で踊っていました。
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ローラー族
竹の子族と同時期に、「ローラー族」と呼ばれる50年代のファッションに身を包んでロカビリーを流しながら踊る集団も登場。80年代の歩行者天国では、両者が混在していました。
タレントショップ
また、80年代を中心に著名な芸能人が原宿に「タレントショップ」を開店し、様々なグッズを販売していました。田代まさし「マーシーズ」、ビートたけし 「元気が出るハウス」、山田邦子「やまだかつてないショップ」などが人気を集めていました。
マーシーズのTシャツが復刻されるみたいですが
— オレッち (@oretti) August 2, 2018
当時原宿にあったマーシーズのショップは、今の古着屋Jack’sの下にあったみたいです。
店に入るだけで行列だったんですね。
88年の8月だからほぼ30年前の写真です。 pic.twitter.com/hiG4iNEwOv