私達に多大な影響を与えたTV「バラエティ番組」あれこれ②【1960年代編】
2017年11月16日 更新

私達に多大な影響を与えたTV「バラエティ番組」あれこれ②【1960年代編】

「私達に多大な影響を与えたTV「バラエティ番組」あれこれ①【1950年代編】」の続編です。今回は1960年代に人気があった「バラエティ」を紹介します。そのような番組を懐かしさを込めて皆様にご紹介します。

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番組冒頭で上半身を右に傾けてお辞儀をするテレビ用挨拶が、視聴者の話題に →『夢であいましょう』!!

『夢であいましょう』の一場面

『夢であいましょう』の一場面

放送期間:1961年4月8日~1966年4月2日
放送時間:土曜日 夜10時台、30分
放送局 :NHK
出演者 :中嶋弘子、黒柳徹子、谷幹一、渥美清、E・H・エリック、岡田眞澄、坂本九、坂本スミ子、ジャニーズなど
番組には毎回ごとのテーマが設けられて、これに沿ったショートコントで進行し、その合間に踊りやジャズ演奏、外国曲の歌唱などが挿入された。歌手のコント出演や、コメディアンの歌唱などの企画は、後続のバラエティショー番組の原型となった。
初代ホステスの中嶋弘子が番組冒頭で上半身を右に傾けてお辞儀をするテレビ用の挨拶は、視聴者の話題になった。番組オープニングタイトルは繊維会社で宣伝部に在籍していた吉村祥が担当し、毎回趣向を凝らしていた。中嶋はその後、結婚の為に1965年3月をもって番組を降板。番組が終了するまでの1年間は、レギュラーの黒柳徹子が替わって司会を務めた。

夢であいましょう ~ To the Memory of My Mother

放送は、子供が見ない前提で製作されていて、完全に大人の番組だった気がする。
私はまだ当時小学校低学年だったので、学校がある期間にはこの番組のオープニング曲が流れ始めると決まっておやじ、お袋が「もう寝なさい!!」とせかされていた。結局、寝床の中で微かに聞こえるテレビ音声を子守唄代わりにしていた記憶が蘇る。私の人生、「夢であいましょう」を今でも追い続けているのかも・・・?!(泣)。
でも、休み期間中(夏休みとか・・・)には何とか見ていたんですよ!!。

あまりにも有名な伝説の音楽バラエティ・テレビ番組だった『シャボン玉ホリデー』!!

『シャボン玉ホリデー』で「スターダスト」を歌っている場面

『シャボン玉ホリデー』で「スターダスト」を歌っている場面

放送期間:1961年6月4日~1972年10月1日
放送時間:土曜日 18:30 ~ 19:00
放送局 :日本テレビ
出演者 :ザ・ピーナッツ、ハナ肇とクレージーキャッツ、白木秀雄、なべおさみ、小島正雄、前田武彦、小松政夫、青島幸男など
番組はまず「牛乳石鹸提供、シャボン玉ホリデー!」のタイトルコールに次いで、乳牛の鳴き声でオチとなるコントをやり、その後ザ・ピーナッツがテーマソングをシャボン玉の舞う中で歌い、毎回一つのあるテーマに沿ってザ・ピーナッツ、ハナ肇とクレージーキャッツ、そして毎回登場するゲストを交え、コント・歌・トークなどを展開。番組からは数多くのギャグが生まれ、特に植木等の「お呼びでない?こりゃまた失礼致しました!」は番組を代表する伝説的なフレーズとして親しまれた。

『シャボン玉ホリデー』のオープニングとエンディング

土曜日の夕飯時、必ず見ていた。植木等の「お呼びでない?こりゃまた失礼致しました!」の他、ハナ肇の「おかゆができたわよ」も定番中の定番コントだった。

シャボン玉ホリデー ハナ肇 定番コント「おかゆができたわよ」

言わば、究極の”まんねり”コントですが、何故か見て安心感を覚えます。

主役級出演陣二組の横顔

究極盤 ザ・ピーナッツ~スーパーベスト~の表紙

究極盤 ザ・ピーナッツ~スーパーベスト~の表紙

『シャボン玉ホリデー』のもう一組のメインと言えば、ザ・ピーナッツでしょう!!
ザ・ピーナッツ (The Peanuts) は、日本の双子の元女性歌手(デュオ)、女優である。愛知県知多郡常滑町(現・常滑市)生まれ、同県名古屋市育ち。略称「ピーナッツ」。発売したシングル、LPの累計売上は1000万枚以上に達する
名古屋のショーレストランで“伊藤シスターズ”として歌っていたところを渡辺プロダクションにスカウトされて上京したのは17歳の時。当時の社長だった渡邊晋の家に寄宿し、作曲家・宮川泰の下でレッスンを積んでデビューに備えた。渡邊晋・美佐夫妻が正に手塩にかけて育て上げたふたりは、娯楽の殿堂と呼ばれていた有楽町・日本劇場のショウ『第2回 日劇コーラス・パレード』で1959年2月に初ステージを踏む。そしてキングレコードの所属となり「可愛い花」でレコードデビューを果たしたのは同年4月のことであった。その年6月にスタートしたフジテレビ『ザ・ヒット・パレード』と、2年後に始まった日本テレビ『シャボン玉ホリデー』にレギュラー出演して全国区の人気を獲得する。「情熱の花」や「悲しき16才」といったカヴァーや、「ふりむかないで」「恋のバカンス」などのオリジナルのヒットを連ねながら、歌謡界のトップスターとなっていったのは、歌もパフォーマンスも超一流だったふたりの実力はもちろんのこと、急成長を遂げていたメディア、テレビの力も大きかったといえるだろう。『シャボン玉ホリデー』では歌とダンス以外にコントにも果敢に挑み、後のアイドル歌手の在り方の基盤を築いた。

最高視聴率64.3%を記録した公開バラエティ・コメディ番組『てなもんや三度笠』!!

『てなもんや三度笠』の主人公たち

『てなもんや三度笠』の主人公たち

放送期間:1962年5月6日~1968年3月31日
放送時間:日曜日 18:00~18:30
放送局 :朝日放送制作・TBS系列で放送された
出演者 :藤田まこと、白木みのる、的場達雄、原哲男、南利明、京唄子、鳳啓助など
藤田演じる三下やくざ・あんかけの時次郎(=沓掛時次郎のパロディ)と、白木みのる演じる小坊主・珍念のコンビが江戸を目指しての珍道中。
旅先で様々な人や事件に遭遇しながら人生修業を重ねてゆく。
その二人に、駒下駄茂兵衛役の香山武彦(美空ひばりの弟)や、蛇口一角役の財津一郎が加わってのトリオや、まだ若手売り出し中だった横山やすし・西川きよしも68年に番組が終了するまでの最後の1クールでレギュラーを務めている。
準レギュラーとして鼠小僧次郎吉役の南利明、スリの姉御と子分役の京唄子・鳳啓助のほか、榎本健一からコント55号まで、東西の人気コメディアンたちが毎回ゲスト出演するのも大きな魅力であった。
島倉千代子、橋幸夫、都はるみ、ザ・ピーナッツに中尾ミエに山本リンダと、当時のスター歌手たちも続々と登場して番組を盛り立てる役目を担った。

【AF】てなもんや三度笠 (269回)~身延の寄進~

懐かしい顔がいっぱい出てきますね!!
前田製菓一社提供の生コマーシャルとして、藤田が劇中で寸劇の最後に商品を出しながらの台詞「おれがこんなに強いのも、当たり前田のクラッカー」や、藤田のギャグ「耳の穴から手ェ突っ込んで奥歯ガタガタいわしたるで」、財津の「ヒジョーにキビシーイッ!」などは流行語となった。

私は、藤田まことをコメディアンとして認識していた訳ですが、「必殺・・・!!」を見て、彼のポテンシャルの高さに驚いたことを覚えている。
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