『夢がMORI MORI』とは?!
『JOCX-TV PRESENTS 夢がMORI MORI』(ジェイ・オー・シー・エックス・ティーヴィープレゼンツ ゆめがモリモリ)は、1992年4月18日から1995年9月30日までフジテレビ系列局で放送されていたフジテレビ製作のバラエティ番組である。愛称は「夢MORI」、「MORI MORI」。
番組タイトルは、司会の森脇健児と森口博子、そして当時SMAPのメンバーだった森且行の3人の頭文字に由来する。当時は森脇を「次代CXバラエティの柱に」という方針もあったようだが、レギュラーを務めていたSMAPのメンバーがこの番組をきっかけに人気に火が点き、現在の地位の土台を築き上げた。
夢がMORIMORI 番宣(SMAP6人) - YouTube
番組テーマソングはMCの森口博子が歌う!
森口博子 夢がMORI MORI - YouTube
「スーパーキックベース」が大人気コーナー!
出演者たちによるチームがキックベースで対戦するコーナーで、当時ブームになった。
これはセカンドベースの無い三角ベースで、ホームベースの位置からバットで球を打つ代わりに、打者がピッチャーが転がしてくるボール(だいたい4号バレーボール大)を(助走はラインよりはみ出ない範疇でOK)ピッチャーを含む5人の野手に向かって蹴飛ばし、その打球によって展開するというものだった。
ガンバ対夢モリ - YouTube
気軽に安価でできることが、視聴者に親近感を与えた。さらに、シンプルに体を動かすという簡単なゲーム性もウケ、番組を代表する人気企画に昇格。有名芸能人や格闘家チームを相手した激闘は、毎回テッパンで盛り上がった。当然、マネる小学生も多かった。
94年「夢がMORI MORI」のスーパーキックベースに清水エスパルスが出演した時のことを振り返ってみましょう。清水チームは沢登、青嶋、内藤、CoCo三浦、宮前。青嶋が唯一のホームランを打ち健闘しましたが、7-6のサヨナラ負けでした。 pic.twitter.com/nLfDRGJgBc
— なむこてん (@765ten) October 28, 2014
SMAPの出世作である!
SMAPはすでに、バラエティ、司会、舞台、ドラマ、映画などで、その芸の腕を磨いていた。ところが、振り返ればすぐそこでは、あまたのジャニーズJr.たちが、その座を虎視眈々と狙っていた。のちにデビューするTOKIOやV6、KinKi Kidsなどは、SMAPを脅かすに十分な実力の持ち主だった。光GENJIという超スーパースターの穴を埋められないSMAPにとっては、まさに四面楚歌。CDセールスも、芳しくなかった。そんなときに出会ったのが、“夢MORI”。ジャニーズでは前例なきバラドルの道を、開拓するしかなかった。