2021年1月17日 更新
昔は歌ってた女優たち~90年代編~
中山美穂さんや松たか子さん、柴咲コウさんのように女優業と音楽活動を両立させている人も多くいますが、すっかり役者業に専念している女優の中にも、実は昔本気で音楽をやってた人たちがいます。そこで今回は6人の女優にスポットを当て、彼女たちの歌手時代を振り返ります。
ともさかりえ
ドラマ『金田一少年の事件簿』の美雪役が当たり役となり大ブレイクを果たしたともさかりえさん。金田一一を演じたKinki kidsの堂本剛さんとのコンビはまさに90年代キッズの青春でした。そんなともさかさんは当時アイドル的な人気を獲得し、女優業のみならず歌手としても良作を生んでいましたよね。彼女のデビュー曲は1996年にリリースされた『エスカレーション』。約25万枚を売り上げ、オリコンシングルチャートでは最高8位を記録しています。この曲を聴くとコンタクトレンズのCMやともさかさんのラジオ番組を思い出すという人も多いのではないでしょうか。
また作家陣にデビュー曲や3枚目のシングル『泣いちゃいそうよ』で作詞を担当した秋元康さんをはじめ5枚目のシングル『恋してる』には「恋愛の神様」と称され多くの女性ファンを持つ古内東子さん。そして1999年にリリースされた2枚目のオリジナルアルバム『むらさき。』では椎名林檎さんがシーナ・リンゴ名義で楽曲提供した『カプチーノ』や『木蓮のクリーム』『シャンプー』が収録された他、8枚目のシングル『少女ロボット』や収録曲『いけない子』『日本(にっぽん)に生まれて』もシーナ・リンゴによるプロデュース作品となっています。
ポンキッキーズではバンドのボーカルにも挑戦!
また、さかともえり名義でも活動するなど幅広く音楽活動を楽しんでいた印象。ちなみにさかともえり名義ではシングル『好きになったらキリンレモン』『どっちでもIN』『稲妻娘』、アルバム『さかさま』を発表しています。さらには当時レギュラー出演していた『ポンキッキーズ』内でRIZEの金子ノブアキさん、鮫島巧さんと共にバンドGonna Be Funを結成。同バンド名義でシングル曲『Birthday Party』をリリースし、ボーカルを務めました。
2000年以降は歌手としてあまり目立った活動を行なっていませんでしたが、2009年に30歳を記念したメモリアル・アルバム『トリドリ。』とベストアルバム『rie tomosaka best +3』を同時発売し音楽活動を再開させています。しかしその後の新たなリリース情報は無く、再び女優業に専念している模様です。
広末涼子
広末涼子さんもまたともさかりえさん同様、デビュー当時アイドル的な人気を誇った女優の1人です。クレアラシルのCMですい星のごとく現れた広末さんはポケベルのCMで一躍有名人の仲間入りを果たしました。そして1997年に発売された竹内まりやさんプロデュースによる衝撃のデビュー曲『MajiでKoiする5秒前』はもはや社会現象でしたよね。
続く岡本真夜さんプロデュースのセカンドシングル『大スキ!』も大ヒットし、同曲で「第48回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしました。「三ツ矢サイダー」のCMも可愛かったですよね。セカンドシングル『風のプリズム』では原由子さんが楽曲提供を行ないこちらも大ヒット。4枚目のシングル『summer sunset』は、冬の女王・広瀬香美さんが夏をイメージして制作した他、その後も『ジーンズ』『明日へ』『真冬の星座たちに守られて』など多くのヒット曲に恵まれました。
初主演映画『20世紀ノスタルジア』では、主人公・遠山杏名義で歌った「ニューロンシティの夜」などが収録された貴重なサウンドトラックも発売。しかし2002年にリリースしたベストアルバム『広末涼子 Perfect Collection』を最後に女優業に専念するため音楽活動を休止しました。女優業も絶好調で、1995年『ハートにS』にてドラマデビューして以来、『ビーチボーイズ』『Summer Snow』『できちゃった結婚』や映画『WASABI』『鉄道員(ぽっぽや)』、舞台『幕末純情伝』ほか多くのヒット作に恵まれるなど、まさにアイドル期の広末涼子は時代に愛された女の子でしたよね。現在は主演・脇役問わずに幅広く活躍する演技派へと成長し、そのキャリアをますます輝かせています。
そして2020年、23年ぶりに広末涼子×竹内まりやという夢のタッグが音楽で大復活を遂げました。タイトルは『キミの笑顔』!同曲はまりやさんがNHK「みんなのうた」のために書き下ろされた楽曲で、12月4日より配信リリースされています。
篠原涼子
ドラマ『アンフェア』や『ハケンの品格』『月の恋人〜Moon Lovers〜』など数多くのヒット作に恵まれ、今ではすっかり女優一本という印象の篠原涼子さんですが、デビュー当時は東京パフォーマンスドールのメンバーとしてアイドル活動をしながら、大人気バラエティー『ダウンタウンのごっつええ感じ』にレギュラー出演するなど、どちらかと言えばバラエティー色の強いイメージでしたよね。
そんな篠原さんの音楽的才能を開花させたのが音楽プロデューサーの小室哲哉さんです。1994年に篠原涼子 with t.komuro名義でリリースされたシングル『恋しさと せつなさと 心強さと』がいきなりのダブルミリオンを記録し大ヒット!さらにはシングル売り上げ200万枚以上を達成した初の日本人女性ソロ歌手という快挙まで成し遂げました。同年の「第36回日本レコード大賞」では優秀賞を受賞し、「第45回NHK紅白歌合戦」にも出場するなど大ブレイクを果たします。
続く「もっと もっと…」や「Lady Generation」もダブル・プラチナを記録するなど大いに活躍しました。1995年にリリースされたアルバム『Lady Generation 〜淑女の世代〜』を最後に小室プロデュースからは離れましたが、その後も音楽活動は続き、井上陽水さんが楽曲提供を行なった『ダメ!』や広瀬香美さん提供の『平凡なハッピーじゃ物足りない』、忌野清志郎さんとコラボレーションした『パーティーをぬけだそう!』など個性豊かな作品を発表しています。しかし2003年にリリースされた椎名純平 with 篠原涼子名義の楽曲『Time of GOLD』を最後に現在まで音楽活動は行われていません。
-
すべてのコメントを見る (2)
コメントを書く
※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。
生年月日:1979年10月12日
出身地:東京都
血液型:A型
職業:女優・歌手
ジャンル:映画・テレビドラマ・舞台
主な作品:テレビドラマ『金田一少年の事件簿』『花嫁は16才!』『FiVE』『タブロイド』ほか
映画:『友子の場合』『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』ほか