【THE BLUE HEARTS】が残したオリジナルアルバム全8作を振り返る
2019年9月8日 更新

【THE BLUE HEARTS】が残したオリジナルアルバム全8作を振り返る

1985年にデビューしたTHE BLUE HEARTSは、10年の活動期間に8枚のオリジナルアルバムを残しました。今回はそのアルバム全てを代表曲とともに振り返ってみたいと思います。

39,831 view

4th 『BUST WASTE HIP』

『BUST WASTE HIP』は1990年9月にリリースされたTHE BLUE HEARTSの4枚目のアルバムです。
Amazon | Bust Waste Hip | ザ・ブルーハーツ | J-POP | 音楽 (2133482)

1.イメージ
2.殺しのライセンス
3.首つり台から
4.脳天気
5.夜の中を
6.悲しいうわさ
7.Hのブルース
8.夢の駅
9.恋のゲーム
10.スピード
11.キューティパイ
12.情熱の薔薇
13.真夜中のテレフォン
14.ナビゲーター
このアルバムは初回限定版のプラケース入りで買ったのをよく覚えています。懐かしいですねぇ
『TRAIN-TRAIN』の評価が非常に良かった為、バンド初のオリコンチャート1位を獲得したアルバムとなりました。

マーシーはこのアルバムについて「ブルーハーツの予定調和を打開しようとしていた時期」と語っており、前作と比べて硬質なロック、ブルース、ソウルミュージック、R&Bの色が濃くなり、歌詞はストレートなものから抽象的なもの、 意味性を無視したものが増えていました。

なんといってもこのアルバムにはTHE BLUE HEARTSの代表曲となった「情熱の薔薇」が収録されており、変化をし続けた前半の締めくくりのアルバムとして納得の作品だったと思います。

代表曲 「情熱の薔薇」

ブルーハーツ / 情熱の薔薇 (1992.7.29)

5th 『HIGH KICKS』

『HIGH KICKS』は1991年11月にリリースされたTHE BLUE HEARTSの5枚目のアルバムです。
Amazon | HIGH KICKS | ザ・ブルーハーツ | J-POP | 音楽 (2133485)

1.皆殺しのメロディ
2.M・O・N・K・E・Y
3.心の救急車
4.あの娘にタッチ
5.ホームラン
6.泣かないで恋人よ
7.THE ROLLING MAN
8.東京ゾンビ(ロシアンルーレット)
9.HAPPY BIRTHDAY
10.闘う男
11.ネオンサイン
12.TOO MUCH PAIN
13.さすらいのニコチン野郎
個人的にはあまり馴染みのないアルバムですが、「TOO MUCH PAIN」は流石に聴きました。
このアルバムは、インディーズ時代から演奏されていたこの曲がメジャーデビューから4年経って初音源化され収録されています。

ヒロトは「今までと違う方に、すごく力の抜けたリラックスした自分を置いてみようとした」
マーシーは「反逆的なメッセージをモロに出すより、ポップ形式にして今までロックを聴いたことのない人に届く方が、有効なんじゃないか」
と語っていました。

改めて聴いてみる必要があるかもしれませんね。

代表曲 「TOO MUCH PAIN」

TOO MUCH PAIN / THE BLUE HEARTS / LIVE

6th 『STICK OUT』

『STICK OUT』は1993年2月にリリースされたTHE BLUE HEARTSの6枚目のアルバムです。
Amazon | STICK OUT | ザ・ブルーハーツ | J-POP | 音楽 (2133486)

1.すてごま
2.夢
3.旅人
4.期待はずれの人
5.やるか逃げるか
6.テトラポットの上
7.台風
8.インスピレーション
9.俺は俺の死を死にたい
10.44口径
11.うそつき
12.月の爆撃機
13.1000のバイオリン
これぞTHE BLUE HEARTS後期の名盤だと思うんですよね!
「夢」「月の爆撃機」「1000のバイオリン」を聴いた時、昔からのTHE BLUE HEARTSファンにとっては涙ものだったのではないでしょうか?「1000のバイオリン」はTHE BLUE HEARTSのキャリアの集大成だった様に感じるんですよね。

バンドに窮屈さを感じていたヒロトが、THE BLUE HEARTSというバンドの在り方を見せたい、バンドを再スタートさせたいという意向のもと、今作と次作『DUG OUT』が制作なされました。その為、この『STICK OUT』と次のアルバム『DUG OUT』は気分によって聞き分けられるように曲調を分けたアルバムであり、製作段階では同時期に進められたものでした。

代表曲 「1000のバイオリン」

THE BLUE HEARTS 1000のバイオリン

7th 『DUG OUT』

Amazon | DUG OUT | ザ・ブルーハーツ | J-POP | 音楽 (2133488)

1.手紙
2.緑のハッパ
3.トーチソング
4.雨上がり
5.年をとろう
6.夜の盗賊団
7.キング・オブ・ルーキー
8.ムチとマント
9.宝もの
10.夕暮れ
11.パーティー
12.チャンス
51 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • ブルーハーツ大好き 2019/9/9 06:59

    ブルーハーツのCDオリジナルアルバムを全て再発売してほしいな。「ブルーハーツ」から「パン」までね。

    すべてのコメントを見る (1)

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

元ブルーハーツ・真島昌利による初めての著書『ROCK&ROLL RECORDER』が発売決定!!

元ブルーハーツ・真島昌利による初めての著書『ROCK&ROLL RECORDER』が発売決定!!

ソウ・スウィート・パブリッシングより、真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)の初めての著書『ROCK&ROLL RECORDER(ロックンロール・レコーダー)』の発売が決定しました。
隣人速報 | 783 view
伝説のバンド「ザ・ブルーハーツ」が結成35周年記念ベストを発売!さらに25周年時のベストも高音質で再発!!

伝説のバンド「ザ・ブルーハーツ」が結成35周年記念ベストを発売!さらに25周年時のベストも高音質で再発!!

日本のロック史に燦然と輝く伝説のバンド「THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)」が結成35周年を迎えたのを記念し、35周年記念ベストアルバム『ALL TIME MEMORIALS Ⅱ』の発売および、2010年の結成25周年の際に発売された『ALL TIME SINGLES ~SUPER PREMIUM BEST~』の再発が決定しました。
隣人速報 | 2,656 view
甲本ヒロトが在籍したバンドを辿ります!

甲本ヒロトが在籍したバンドを辿ります!

甲本ヒロトさんは永いキャリアの中で、いくつかのバンドに在籍してきました。今回はそんな甲本ヒロトさんの所属したバンドを辿ってみたいと思います。是非最後まで読んでみてくださいね(^^)/
つきねこ | 42,561 view
【THE BLUE HEARTS】勝手に名曲ベスト10!

【THE BLUE HEARTS】勝手に名曲ベスト10!

この記事では、わたくし「つきねこ」の主観で、勝手に名曲を10曲抜粋したいと思います! 共感して頂けると幸いです(^^)/
つきねこ | 21,061 view
【真島昌利】の「アンダルシアに憧れて」を振り返る

【真島昌利】の「アンダルシアに憧れて」を振り返る

この記事では、元ブルーハーツのギタリスト【真島昌利】が作曲した「アンダルシアに憧れて」に焦点を当ててみたいと思います。
つきねこ | 11,084 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト