『カルラ舞う!』とは!?
永久保貴一さん原作による漫画作品で、劇場版アニメやOVA化も実現した人気コンテンツとなります。1986年に朝日ソノラマ出版による少女向けホラー漫画の月刊誌『ハロウィン』にて連載が始まり、秋田書店が出版している月刊誌『サスペリア』『ミステリーボニータ』に移行。そして、現在に至るまで連載が続いているロングセラー作品です。
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今回の記事では、1989年に劇場公開されたアニメ版『変幻退魔夜行カルラ舞う!奈良怨霊絵巻』について紹介していきます。こちらは原作の第一巻に収録されている内容で、物語の始まりを描いたもののため、原作を知らなくても、そのままアニメ本編を楽しめる作品に仕上げられています。
『変幻退魔夜行カルラ舞う!奈良怨霊絵巻』のあらすじ
迦楼羅神教の38代目教主として、怨霊を退治する力をもつ双子姉妹の扇舞子・翔子。彼女たちは女子高生ながらも、内閣調査室の依頼で、怪事件を解決するといった仕事を担っていました。
奈良の選挙において、事故や病気・変死を遂げる候補者が続々と現れたため、その調査・事件解決を図るために双子姉妹が派遣されることになりました。現地では寺院で保管されていた蘇我入鹿の頭蓋骨が盗み出されていて、何者かが呪術をつかったことは明らか。双子姉妹が転入した高校でも関連性が疑われる不思議な事件が起きていて、舞子・翔子は真の犯人を突き止めるために行動を開始するのでした…
奈良の選挙において、事故や病気・変死を遂げる候補者が続々と現れたため、その調査・事件解決を図るために双子姉妹が派遣されることになりました。現地では寺院で保管されていた蘇我入鹿の頭蓋骨が盗み出されていて、何者かが呪術をつかったことは明らか。双子姉妹が転入した高校でも関連性が疑われる不思議な事件が起きていて、舞子・翔子は真の犯人を突き止めるために行動を開始するのでした…
『変幻退魔夜行カルラ舞う!奈良怨霊絵巻』の主題歌
オープニング
『ORDINARY PEOPLE WATCHING YOU』
【歌手】須貝リエ
エンディング
『LISTEN TO YOUR HEART COME A-RUNNIN』
【歌手】CHARITO VERGARD
『ORDINARY PEOPLE WATCHING YOU』
【歌手】須貝リエ
エンディング
『LISTEN TO YOUR HEART COME A-RUNNIN』
【歌手】CHARITO VERGARD
『変幻退魔夜行カルラ舞う!奈良怨霊絵巻』の魅力とは?
心霊現象&グロ描写
怖さを感じる描写として、グロい映像が多いところが挙げられるでしょう。瞬く間に首筋が腐っていって体から生首が落ちる場面、水子のような怨霊に襲われる場面、目を貫かれてしまう場面など、目を覆いたくなるところは意外とあるので注意してください。視聴して気分を害する視聴者もおられるのではないでしょうか。
しかし、この手の描写を好むユーザーにとっては、こういった場面に魅力を感じ、スリリングで面白いと思うのかもしれませんね。
しかし、この手の描写を好むユーザーにとっては、こういった場面に魅力を感じ、スリリングで面白いと思うのかもしれませんね。
二人の可愛いヒロイン
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本作のヒロインの面白いところは、一人だと実力は半人前以下。しかし、姉妹二人が揃うと、迦楼羅教の教主として本来の力が発揮されるというポイントが面白いです。
コンビネーションを駆使して戦う二人の姿は可愛らしく、それぞれに愛着が持てます。
1+1=2という図式を覆す設定で、この不安定さによって、物語の展開を愉快なものにしています。
コンビネーションを駆使して戦う二人の姿は可愛らしく、それぞれに愛着が持てます。
1+1=2という図式を覆す設定で、この不安定さによって、物語の展開を愉快なものにしています。
日本史を組み込んでいるのも面白い
本作のストーリーで大切な要となっているのが蘇我入鹿。飛鳥時代に実在した人物であり、その頭蓋骨や怨霊といった存在が物語を奥深いものにしています。蘇我入鹿は当時の豪族で野心家としても知られ、一時的には最高権力者として天下を取りましたが、結果的には中大兄皇子に討たれて生涯を終えました。
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その蘇我入鹿の悪霊が、本編の中では、現代の世で野心をもつ僧官に悪用されるといった展開になっていて面白いです。日本の歴史において、すでに千年以上の時間が経った事件ですが、この年月が怨念をさらに強くしているようにも思えます。
日本史をストーリーの背景に据えることで、黒幕がいかに強大な存在なのかが伝わってきますよね。物語に説得力があって、これからの展開に惹き込んでしまうところは作り方が上手だと感心させられます。
日本史をストーリーの背景に据えることで、黒幕がいかに強大な存在なのかが伝わってきますよね。物語に説得力があって、これからの展開に惹き込んでしまうところは作り方が上手だと感心させられます。
サイキックバトルも魅力的
誰でも、超能力・霊能力といったサイキックパワーに憧れる時期がありますよね。そんな不思議な能力をテーマにした内容で、悪霊たちを退散させる場面、能力者同士の白熱したバトルといった場面は格好良くてワクワクしてきます。