山川真理「もうすぐ私は怪獣になる。人間としての意識がある内に、私を殺して!」
山川真理は、北島隊員を利用してZATに近づくが、真理の人間としての良心に耐えきれず自分の正体を明かすが、司令通りの時間となり、メモールに変身してしまった。
真理の人間としての良心に耐えきれず自分の正体を明かすが、司令通りの時間となり、メモールに変身してしまった。
メモールへ少しずつ変貌していくこのシーンはトラウマ級の怖さ。
怪獣メモールの鱗・皮膚が表出している真理の顔描写が生理的にきつい人も多いでしょう。
ウルトラマンタロウに投げ飛ばされたメモールがその後どうなったのかは解っていない。
黒幕であるドルズ星人が倒された描写が無いまま終わるというなんとも後味の悪い終わり方をする。
『怪奇大作戦』第24話「狂鬼人間」 封印作品。精神異常者の犯罪に対するストレートな問題提起がなされた問題作。
精神異常者の犯罪に対するストレートな問題提起がなされた問題作。
刑法第39条 心神喪失者ノ行為ハ 之ヲ罰セズ(2014年12月30日現在は 刑法第39条第1項 心神喪失者の行為は罰しない )
『怪奇大作戦』(かいきだいさくせん)は、円谷プロダクションが制作し、TBS系で1968年(昭和43年)9月15日から1969年(昭和44年)3月9日まで毎週日曜日19:00 - 19:30に全26話が放送された、特撮テレビドラマである。
深夜の操車場構内で、白いネグリジェを着た女が自分を捨てた元恋人をダガーナイフで刺し殺す事件が発生する。
犯人は逮捕されたものの、重度の精神異常と鑑定され、刑法第39条第1項「心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セス」、つまり「心神喪失者は殺人を犯しても罰せられない」の規定(自分が何をしたか本人が理解していないので責任を問えない)により起訴されずに終わった事件をはじめ、同様かつ犯人はみな異常な早さで精神病院(当時における精神科病院の呼称)を退院するという不可解な事件が続発した。
的矢の指揮の下、恋人役のさおりが轢き逃げ犯役の野村に殺された男として、牧が(途中で実弾を抜く)拳銃を持って恨んでいるという筋書きで、消息を絶った冴子を誘き出すおとり捜査を行うが、SRIだと見抜いていた冴子に「脳波変調機」にかけられながら、実弾を入れ直した拳銃を持たせられる。
狂人と化した牧は往来で拳銃を乱射しながら野村を追い回し、危うく殺人犯になりかけるも駆けつけた警官に取り押さえられる。
その後、退院した女が今度は恋人を奪った女性に再び殺人を犯して逮捕されたが、今度の精神鑑定では「心神喪失のふり」をしていたことが判明した。
女の供述から、初回は「狂わせ屋」こと美川冴子(演:姫ゆり子)の「脳波変調機」によって、一時的に重度の精神異常となり、犯行を実行したことが判明する。
「殺人歴のある精神異常者に夫と子供を殺害されたが、犯人は今回も無罪にされた」過去を持つ冴子は、心神喪失者が殺人を犯しても無罪になるような世の中に復讐することが、夫や子供への供養になると信じて、優秀な脳科学者であった夫の開発途上の脳波変調機を改造して「狂わせ屋」となっていたのだ。
彼女のデータに他の隊員達が怪しむ中、北島隊員や東光太郎(ウルトラマンタロウ)は真理を庇おうとする。