映画『モガンボ』(1953年)の一場面
アフリカ(サファリ)の観光を入れつつ2組のカップルの絡みを描いた映画である。グレイス・ケリーが不倫心を抱くという、珍しい役柄。真昼の決闘以来の2作目で方向性を探っていたのかもしれない。とにかく、この映画が単なる観光とスターの映画でなく見ごたえの在るものになったのは、ケリーの演技によるものだと言う人もいれば、またエヴァ・ガードナーの演技を押す声も非常に多いようだ。
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この作品でアカデミー主演女優賞の初ノミネートとなったエヴァ・ガードナーがとても魅力的な作品だ。動物が大好きな感じも伝わってきてチャーミング、遊びなれているようで、気の強い女に見えて、実は誠実で可愛い女をうまく演じていると思える。かたや敬愛するグレース・ケリーはちょっと損な役柄ですが、ぴったりとはまっていてこちらも好演。「ブリッコの下ネタの話・・・」には笑うことうけあいだ。このように、エヴァとグレースが人気を二分したため、アカデミー賞を二人ともとれなかったのかな・・・??。
その3.映画『裸足の伯爵夫人』
裸足の伯爵夫人 [DVD]
『裸足の伯爵夫人』(はだしのはくしゃくふじん、原題:The Barefoot Contessa)は、1954年に製作・公開された米国とイタリアの合作映画である。ジョーゼフ・L・マンキーウィッツが自ら映画界の内幕を描いた脚本を執筆・監督、ハンフリー・ボガートとエヴァ・ガードナーが主演した。
監督 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
脚本 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
製作 ロバート・ハジアグ
アンジェロ・リッツォーリ
出演者 ハンフリー・ボガート
エヴァ・ガードナー
一人のスター女優の悲運の生涯を、彼女を売り出した映画監督やプロデューサーの目から回想するというスタイルを取り、マンキウィッツらしいうまさといやらしさが同居していた作品。
監督 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
脚本 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
製作 ロバート・ハジアグ
アンジェロ・リッツォーリ
出演者 ハンフリー・ボガート
エヴァ・ガードナー
一人のスター女優の悲運の生涯を、彼女を売り出した映画監督やプロデューサーの目から回想するというスタイルを取り、マンキウィッツらしいうまさといやらしさが同居していた作品。
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一人のスター女優の悲運の生涯を、彼女を売り出した映画監督やプロデューサーの目から回想する、語りのスタイルにマンキウィッツらしいうまさといやらしさが同居していた。マドリッドのカフェで踊る裸足のダンサー、マリア(ガードナー)に目をつけた映画監督のハリー(ボガート)は宣伝部長、プロデューサーを引き連れ、眼鏡に適った彼女をスカウト。チネチッタ撮影所での新作に起用し、宣伝の効果もあり作品は大ヒット。マリアはたちまち大スターとなる。妻殺しで起訴された父の法廷に立つという怖いもの知らずの行動もプラスに評価され、彼女はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。南米の富豪のヨットに遊び、リビエラへと赴いたマリアは、衝動的にジプシーの踊りの輪に加わる(いきいきと舞うガードナーが素晴らしい)。これを見たファブリーニ伯爵(ブラッツィ)は彼女に一目惚れし、早速週末のパーティのゲストに迎える。そして、求婚。かつての裸足のダンサーは伯爵夫人となるのだが、夫は戦傷による性的不能で、初夜の夜、診断書を見せて詫びるのだった。が、妊娠をしたマリア。苦悩する彼女を慰めようと伯爵家を訪れたハリーが夫の腕の中に見たものは、不貞を疑って彼に撃たれた、再び息をすることのないマリアだった……。
AVA GARDNER in The Barefoot Contessa (1954)
スペイン・マドリッドのカフェで踊る裸足のダンサー、マリア(エヴァ・ガードナー)に目をつけた映画監督のハリー(ハンフリー・ボガート)は宣伝部長、プロデューサーを引き連れ、眼鏡に適った彼女をスカウト。チネチッタ撮影所での新作に起用し、宣伝の効果もあり作品は大ヒット。マリアはたちまち大スターとなる。妻殺しで起訴された父の法廷に立つという怖いもの知らずの行動もプラスに評価され、彼女はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。
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映画『裸足の伯爵夫人』(1954年)の一場面
南米の富豪のヨットに遊び、リビエラへと赴いたマリアは、衝動的にジプシーの踊りの輪に加わる(いきいきと舞うエヴァが素晴らしい)。これを見たファブリーニ伯爵は彼女に一目惚れし、早速週末のパーティのゲストに迎える。そして、求婚。かつての裸足のダンサーは伯爵夫人となるのだが、夫は戦傷による性的不能で、初夜の夜、診断書を見せて詫びるのだった。が、妊娠をしたマリア。苦悩する彼女を慰めようと伯爵家を訪れたハリーが夫の腕の中に見たものは、不貞を疑って彼に撃たれた、再び息をすることのないマリアだった・・・。
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形式が回想型なのだが、回想する人が一定ではないので始めやや混乱する。ジェントルなはずの伯爵が結婚する前に告白すべきところを、結婚後に伝えるのは卑劣だ。クールな人生観と夢見る人生観が共存した、ジレンマ。あと、モノクロの方がよかったかも。
私生活では・・・?!
コペンハーゲンの空港にて(1955年)
以前、ミッキー・ルーニーとの結婚・離婚劇を紹介したが、その後ハワード・ヒューズをその美貌でメロメロにした後、1945年、歌手のアーティ・ショウと再婚するが、1947年に2回目の離婚。そして、最後は当時家庭を持っていたフランク・シナトラと1951年に略奪結婚をすることになる。しかしまたまた1954年には、シナトラと3回目の離婚をする。まさに、ハリウッドで、妖艶でエキゾティックな美貌、豊満な肢体で男たちを魅了しつくしていたのか??。今では誰も解らない!!。
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