名作ぞろい!野沢尚さんの脚本されたドラマを振り返ってみよう!
2020年10月22日 更新

名作ぞろい!野沢尚さんの脚本されたドラマを振り返ってみよう!

「青い鳥」、「眠れる森」など野沢尚さんの脚本された脚本は名作ぞろいですよね。残念ながら2004年に亡くなってしまいましたのでもう新作を見ることは叶いませんが過去の作品をまとめてみました。

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初めての連続ドラマは「夫婦恋愛三部作」

Amazon.co.jp: 親愛なる者へ: 野沢 尚: 本 (2229837)

野沢尚さんは1985年に「殺して、あなた…」という単発ドラマで脚本デビュー。中学生の頃から映画監督志望で、自主製作映画などを撮っていたのですが、「まずは脚本ありき」として脚本の道に進むようになりました。しばらくは単発ドラマと映画の執筆を行っていましたが連続ドラマデビューしたのは1992年にフジテレビで放送された「親愛なる者へ」。

1993年に放送された「素晴らしきかな人生」、1994年に放送された「この愛に生きて」とともに「夫婦純愛三部作」と呼ばれています。

「純愛」とはいっても不倫を描いていたり、サスペンス要素が含まれていたり、一筋縄ではいかないようなストーリーが野沢尚さんらしい感じです。

その後1995年に放送された「恋人よ」というドラマも、結婚式前に相手の裏切りを知りながら結婚した2人組の夫婦を描いた作品です。

こちらも不倫ドラマといえば不倫ドラマなのですが、プラトニックな関係でこんな愛情もあるんだと思い知らされます。ですが後半には衝撃的なシーンもあり、やはり野沢尚さんという感じがします。

幸せを求めた逃避行「青い鳥」

Amazon.co.jp: 青い鳥【TBSオンデマンド】: 土井裕泰, 竹之下寛次, 野沢尚, 貴島誠一郎: generic (2229841)

フジテレビの連続ドラマばかりを執筆されていた野沢尚さんですが、TBS初作品は「青い鳥」でした。豊川悦司さん主演の名作ですよね。

野沢尚さんが夫婦三部作を描いていた頃、裏番組で競合していた貴島プロデューサーから声がかかり、とても驚いたそうです。貴島プロデューサーは当初から野沢さんの脚本に注目していたのだとか。

「青い鳥」は本当の愛、幸せとは何かをテーマにした作品。長野県清澄市という架空の街で駅員をしている柴田 理森(豊川悦司さん)の元に町村かほり(夏川結衣さん)、と誌織(鈴木杏さん)の親子がやってきます。

かほりは誰もが目を引く美貌の持ち主で、この土地のドンである綿貫 広務(佐野史郎さん)に惚れられ、半年後に入籍することを条件にこの町にやってきました。かほりは綿貫への愛情はなかったのですが生活のためにやってきました。ですが舅に嫌味を言われるなど、明るい生活ではありませんでした。

毎朝投稿する時に会話をすることで理森と詩織は仲良くなり、かほりともひかれあいます。そしてある日、かほりと詩織が別々に暮らさなくてはいけなくなることを知った理森は2人を連れて電車に飛び乗ります。このシーンのトヨエツが本当にかっこいいです!

北へ向かって逃避行をしながら3人で生活しますが、綿貫に見つかってしまい、かほりは崖に身を投げて自殺します。綿貫は理森が殺したと訴えます。かほりを失って傷心だった理森はすべてを受け入れて服役します。

出所後の理森を待っていたのは高校生になった詩織で・・・今度は二人は南に向かって旅をします。

日本を縦断するロケーションや東日本旅客鉄道長野支社が全面協力したことでも話題になりました。

本格的なミステリー「眠れる森」

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それまで不倫ドラマが多かった野沢さん作品ですが、本格的なミステリー作品といえば「眠れる森」ですね。

大庭実那子(中山美穂さん)は15年前に家族を失っているのですが、その記憶を失っていて両親と姉は交通事故でなくなったと思い込んで生活をしていました。

じつは「市議会議員一家惨殺事件」の生き残りで、その記憶は催眠療法によって書き換えられていました。ですが催眠療法の効果は15年だったため、少しずつ記憶が戻ってきます。

当時事件直後、姉の恋人だった国府(陣内孝則さん)が犯人として逮捕されました。その国府ももうすぐ出所します。

実那子は濱崎輝一郎(仲村トオルさん)と婚約をしていて結婚間近。そんな時に伊藤直季(木村拓哉さん)に付きまとわれるようになります。初めは直季に嫌悪感を抱いていた実那子でしたが、徐々に昔の記憶を思い出し、直季が敵ではないことが分かってきます。

15年前の事件の真相が明らかになる時にはぞっとすること間違いなし。本格的なミステリーですね。

真犯人が分かった上で見てももちろん楽しめます。

自身の小説をドラマ化「リミット もしも、わが子が…」

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野沢さんは脚本だけでなく、小説も出版されていました。ドラマの脚本をノベライズとして出版していることもありますが、こちらの作品は小説先行。ドラマ化に際してもご自身で脚本を担当されています。終盤はドラマと原作で異なる部分もあります。

「リミット もしも、わが子が…」は連続誘拐事件に巻き込まれた婦人警官が、自分の子どもを奪回するまでを描いた物語です。自分の子どもを奪還するのは警察官として、ではなく1人の母として。つまり、手段は択ばないということです。

主演は「この愛に生きて」でも主演をつとめた安田成美さん。佐藤浩市さん、山本未来さん、妻夫木聡さん、田中美佐子さん、陣内孝則さんなども出演されていた豪華キャストです。

ちなみに、野沢さん最後の脚本となった2004年の「砦なき者」も自身の小説をドラマ化した作品。単発ドラマですがこちらも名作ですよ。役所広司さん、妻夫木聡さん、鈴木京香さん、内田聖陽さんなどが出演されています。
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