乱世を生き抜いた大奥の取締役!【春日局】
2017年1月31日 更新

乱世を生き抜いた大奥の取締役!【春日局】

1989年1月~12月まで放送されていたNHK大河ドラマの一つ。全50回。数多くの女優さんが演じてきた「春日局」。歴史上のエピソードを聞く限り「烈火のごとく強い女性」というイメージが強いのですが、大原麗子さん演じるこのドラマは、江戸時代に生きぬくしなやかに生きる献身的なこれまでと違った意味での「強い女性」をみせてくれます。

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明智光秀の家臣・斉藤利三の娘という立場でありながら、徳川家康に家光の乳母として見込まれるおふく(のちの春日局)。当時では珍しい「働く女性」としての名誉を上り詰めたキャリアウーマンです。お局様の語源になってしまったという不名誉な逸話もありますが、個人的には素晴らしい度量のある女性と感じています。

春日局

 (1515459)

脚本はNHK連続テレビ小説『おしん』(83年)などを手がけた橋田壽賀子
~中略~
橋田によれば、民放局で家光側室で将軍家綱生母となるお楽の方について調べ、それをきっかけに春日局について関心を持っていたという。おふくと対比する形で家光の母・お江与をもう一人の主人公のように位置付けている。その一方で、本来おふくや家光を語る上で欠かせないはずのお万の方が登場することはなかった。
本作では、おふくの出自が斎藤利三の娘であることから、本能寺の変と山崎の戦いでは明智側の視点に立って描かれ、また・夫稲葉正成が小早川家臣であることから、関ヶ原の戦いは小早川側の視点に立って取り上げ、これらの事件が他の作品とは全く違った視点で描かれた。また、オープニング映像は、輝く太陽をバックに映していた。

あらすじ

 (1515619)

出典 ameblo.jp
明智光秀(五木ひろし)の家臣・斉藤利三(江守徹)の娘として生をなした、おふく(大原麗子)。おふくがまだ幼い頃、父利三は、主君・光秀と共に出陣。本能寺の変で織田信長を討つ。秀吉の手により光秀と利三は斬首される。おふくたちは母・お安(佐久間良子)と共に身を隠し、やがて母の実家である稲葉家で過ごし、そこで稲葉一鉄(大坂志郎)から剣・馬・茶道などを学んでいく。そうして本能寺の変から11年後、おふくは、稲葉正成(山下真二)と婚姻を結び、やがて4男を授かる。
小早川秀秋(香川照之)を主君に持ちながら、関ヶ原の合戦で家康に内通したことを知られた正成は、おふくたちをつれて美濃へ。
そこで、おふくは将軍家の乳母をさがしているという話をうけ、江戸城へ奉公に上がることを決意する。
徳川三代目将軍、徳川家光(江口洋介)の乳母として戦国時代をしなやかに生き抜く春日局の生涯がここから始まっていきます・・・

主な登場人物

さすがのNHK大河ドラマ。出演者たちの顔ぶれも豪華です!
おふく:大原麗子

おふく:大原麗子

若かりし頃の大原麗子さん。その美しさに脱帽の一言です!
本作の主人公。明智光秀の家臣、斎藤利三とその妻・お安の間に生まれた娘。幼少の頃、父が戦で死亡、祖母の実家である三条西家で身分を隠すため下働きとして奉公した。後、母と共に母の実家である稲葉家で育つ。夫・稲葉正成が浪人している際、将軍家で乳母を捜しているという話をもらい、正成との婚姻関係を維持したまま徳川家に奉公にあがる。当初、乳母としての勤めは数年程度という予定であったが、家康にその力量を認められたことなどから長期に渡り乳母として江戸に留まることになり、次第に将軍家の世継を育てることに大きな使命感を抱くようになる。なお劇中では、春日局の名前を拝命した後も役名は最後まで「おふく」のままであった。
稲葉正成:山下真二

稲葉正成:山下真二

おふくの夫。関ヶ原の合戦で小早川家を守るため家康に内通したことが原因で主君・小早川秀秋に睨まれ、おふく達を伴って美濃へ出奔する。乳母として江戸に上がる話を受け、どうするべきか躊躇していたおふくを後押しする。竹千代が正式に世継と定まった時期におふくが役目に専念できるようにと自ら離縁を申し入れ、さらに後に再婚もしているが、おふくとの関係は終生良好なものであった。2度目の浪人中、息子・正勝の元に身を寄せた際に、遊興にふける家光を手討ち覚悟で叱りつけるなど、年老いてなお戦国武将らしい気骨ある人物として描かれている。
お安:佐久間良子

お安:佐久間良子

おふくの母。夫の利三が亡くなると、おふく達と比叡山の麓に身を隠し、三条西家に引き取られた後も身分を隠して下働きとして扱われるなど苦しい数年を送る。秀吉の天下が定まった頃におふくと共に実家に身を寄せる。おふくが徳川家で立派に役目を果たしているのを見届けた後に美濃で亡くなるが、江戸城の奥に勤めるおふくは母の死に目にあうことはできなかった。
稲葉正勝:唐沢寿明

稲葉正勝:唐沢寿明

出典 topicks.jp
おふくの息子。幼名は千熊(せんくま)。おふくに伴われ江戸に下り、竹千代の近習に取り立てられる。そのため城内の勤めの上では母・おふくに対して、他の竹千代の近習たちと同様に乳母様として接し仕える身分になる。母親と切り離され、幼少の身でありながら屋敷を持ち、一家の長として扱われるという厳しい環境の中で成長していった。家光からの信頼は篤かったが、そのために若いころは城を抜け出して遊び歩く家光の道連れにさせられることも多かった。しかし身近に家光と接している分、正勝の言動から、紫の事件や、名ばかりの将軍という扱いに心を痛める家光の心情を誰よりも案じている様子が伺える。後年、小田原藩主に取り立てられるが、幕府老職を預かる激務がたたり病に倒れ早世する。
徳川家康:丹波哲郎

徳川家康:丹波哲郎

征夷大将軍。秀忠に将軍職を譲った後は「大御所(様)」と呼ばれる。おふくを家光の乳母に抜擢する。
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