焼却炉
時代と共に変化した用務員の業務内容としては、代表的なものに塵芥(ごみ)の処理がある。かつては校内から出た塵芥は、用務員が管理する校内の焼却炉で焼却処分していたが、現在では小型焼却炉のダイオキシン発生などの諸問題の影響から学校用焼却炉の撤去が進められ、学校内での焼却はほとんど行われなくなった。
かつて学校から出るゴミは焼却炉で燃やしていたが、プラスチックなどのゴミを燃やした際にダイオキシンが発生し、少量でも長期間吸ってしまうとがんや発育異常になる危険性があった。そのため文部科学省が1997年に全国の学校に焼却炉の廃止を通達。現在は清掃業者が学校のゴミを処理している。
チョーク
チョークの弱点
チョークは、主成分である炭酸カルシウムの粉末を黒板に付着させる形で筆記を行ないます。そのため、どうしても黒板周辺はチョークの粉だらけになってしまい吸い込むと喉を痛めることがあります。このようなチョークの弱点を避けるため、黒板からマジックペンで書き込めるホワイトボードへの転換が盛んになっています。
進む学校の電子化
20世紀末ごろから盛んになったIT教育と少子化の影響で、学校の設備は大きく変化しているといえます。黒板とプロジェクター用のスクリーンを統合した「電子黒板」の登場はその一端であるといえます。電子黒板は、パソコンの表示装置と手書き入力装置を組み合わせたもので、消耗品であるチョークが不要になることや授業内容をデータとして保存することが出来るなどのメリットを持っています。
学校のチャイム
生徒の自主性を伸ばす目的で、時計を見て時間を管理する「ノーチャイム制」を取り入れている学校が増えているそうです。チャイムの鳴らない学校って、私たちにとってはなんだか不思議ですよね。
うちの子の学校もチャイムはありません。
やはり時計を見て行動出来るようにって事らしいです。
うちの子はまだ1年生で時計を読めない子が多いので、数字で「この数字」になったら休み時間が終りみたいな感じて教えてるようです。
でもまだ1年生では要領得ないようで、時間通りにはみんな集まらないみたいです。
最近では徐々にノーチャイムの学校が増えてきているようです。
「キンコンカンコン コンカンキンコン」というチャイムを聞くと、「やっと授業が終わったぜ…」と喜んだ人も多いでしょう。
授業中には待ちわび、休み時間では「まだ鳴るな!」と願った学校のチャイムですが、実は福岡県の小中学校で、このチャイムを鳴らさない学校が増えているというんです。
これは、子供達に自分で時間割や時計を見て行動するように、自主性を伸ばすのが狙いだとか。先生側も「終了のチャイムが鳴ると子供は一気に集中力がなくなってしまう。鳴らないと切りのいいところまで授業が伸ばせる」と肯定的。
でも子供側は「授業が延長されて休み時間が減っちゃう」「休み時間でつい遊びすぎちゃって授業に遅れる」などと不満の声も多いとか。
完全週休2日など今年4月から始まった新しい学校制度の一環で、授業時間が自由に設定できることから始まったチャイムの廃止。本当に子供のためになっているんでしょうかね?「授業が早く終わって休み時間も増えるから良いよ」などと賛成している子供達も結構多いらしいですが…。
校庭に線を引く際に使用されていた「消石灰(水酸化カルシウム)」
25年前にアメフトの試合中に石灰の上に転倒してしまった高校生が火傷してしまう事故などがあり、使用されていた消石灰は文部科学省が2007年に学校での使用を禁止。今では安全性の高い卵の殻100%のラインパウダーなどが使用されている。
ドッジボールが禁止になってしまうかもしれない
米国では数年前から、ドッジボールを危険なスポーツとして禁止する小学校が増加する傾向にある。
背景には、けがをした場合の責任を回避したいという教育現場の保身があるようだ。
過保護な親の要求主義が日に日に過剰になっていっている状況は、日本でも同じかもしれない。
グラウンドなどに白線を引くラインパウダーによく用いられるほか、火力発電所の排ガス中の硫黄酸化物の除去、酸性化した河川や土壌の中和剤、凝集剤としても用いられる。 近年、目にはいると失明のおそれがあり非常に危険なことが指摘されており、白線用としてはより安全な炭酸カルシウムに変更することが推奨されてきている。
(出典:Wikipedia「水酸化カルシウム」)