サンライズ初のオリジナルアニメーション
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サンライズ(当時は日本サンライズ)が、前身の創映社より改組・独立後のオリジナル作品第1作目。本作は名古屋テレビ製作である。今日では珍しいことではないが、当時の状況では東京・大阪以外のテレビ局がアニメ製作をするのは異例なことだった。タイトルの『ザンボット3』は「三機合体のロボット」と「サンライズのロボット」という意味がある[1]。
主人公の声が、初代ドラえもんの大山のぶ代さんなのも印象的でした。
戦国時代を意識した和風なデザイン
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当初は戦国時代を舞台としたロボットアニメとして企画されたという。そのためか、ロボットのデザインとして、それまでは『マジンガーZ』など、西洋の甲冑をイメージとしたものが多かったのに対し、戦国時代の鎧武者鎧をモチーフとして取り入れた。頭の三日月はデザインは異なるが伊達政宗の兜の意匠から、胴体は陣羽織風、武器も刀や槍と和風である。これに対して、ザンボ・エースの武器はピストルやライフル等の銃であり、いわばチャンバラとガン・アクションの両立が試みられている。なお、ロボットに本格的なガン・アクションを取り入れたのも本作が最初である。
この頃のロボットアニメは、剣を使っての決め技も多かったですね。
あらすじです
駿河湾の港町に住む札付き少年の神勝平は、ライバルの香月真吾との対決中、謎の巨大な怪物に襲われる。それは、謎の宇宙人「ガイゾック」が放った殺戮ロボット兵器「メカブースト」だった。
その襲撃の最中、勝平は家族たちが「宝探し」と称し、海底を探索していた真実を知る。勝平たちはガイゾックに母星のビアルを滅ぼされ、地球へ移住したビアル星人の生き残りの子孫、神(じん)ファミリーだったのだ。ついに地球までその魔の手を伸ばしてきたガイゾックに対し、神ファミリーは先祖が遺した3つの基地が1つに集結する宇宙船「キングビアル」と、3つのメカが1つになって完成する巨大ロボット「ザンボット3」で立ち向かう。
主人公と仲間たち
神勝平(じん かっぺい)
声 - 大山のぶ代 / 坂本千夏[10]
神家の次男。12歳。体格は小さめだがスポーツ万能で、バイクを乗り回す不良少年。曲がったことが大嫌いで、困った人を放っておけない。搭乗者3人の中で最年少ということもあり、やや子供っぽい面が強調されていたが、香月との対立と和解、さらに大勢の人たちや、友人知人の生死を目の当たりにしながらも、戦いの中で徐々に成長してゆく。
神江宇宙太(かみえ うちゅうた)
声 - 森功至 / 古川登志夫[11] / 神奈延年[12]
神江家の長男で第2話から登場。15歳。父から古武術を習っている。一見気障で斜に構えた風も見せるが、理知的で温かみもある性格。勝平とは序盤にしばしば衝突することもあったが、すぐに打ち解け、チームの参謀役になる。パイロットスーツは他の隊員と同じスラックス型、色は青である。
神北恵子(かみきた けいこ)
声 - 松尾佳子
神北家の長女で宇宙太と同じく第2話から登場。14歳のポニーテールで瞳は青く、乗馬とアーチェリーが得意。信州の自然の中で育った、大らかだがやや気の強い少女。
ザンベースに乗り、ザンボ・エースの支援、ならびに索敵などをこなす。戦闘態勢に入ると生脚にブルマースタイルのパイロットスーツ姿となる(色は緑)。第15話では薄緑のビキニ姿も披露している。当初は黒髪でパイロットスーツもスカートの設定(色はピンク)だったが、髪は金髪となり、より女の子らしさをアピールするために戦闘服も変更された。
子供たちが戦えるように、睡眠学習で恐怖をなくす!
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ここまでは、普通のロボットアニメだと思うのですが、子供の主人公たちにロボットの操縦方法を覚えさせる方法に、睡眠学習を受けさせます。これは同時に戦うことの恐怖心を麻痺させてしまうのです。しかもそれを行ったのは自分たちの家族。
ガイゾックが攻めてきたのは神ファミリーのせい!!そして人間爆弾の恐怖
だが、ザンボット3とメカブーストの戦いの影響で日本は焦土と化し、地球人はガイゾックよりも神ファミリーを恐れて忌み嫌い、迫害する。非難と疎外に遭いながらもガイゾックと必死に戦う神ファミリーをようやく地球人が理解し始めた時、ガイゾックが開始した人間爆弾作戦は、神ファミリーと地球人をさらなる戦慄に追い込む。
守っている仲間である地球人の追われる。悲しい内容でした。