ルイス「あれだ、あのガンダムだ」
ネーナ「家族の仇?私にだっているわよ。自分だけ不幸ぶって。」
ネーナ「私は造られて、戦わされて・・・こんな所で死ねるかああああ」
ルイス「そうね、死にたくないね。でも、ママとパパは・・・」
ルイス「そんな言葉さえ言えなかったあああ」
ルイスに撃墜されたネーナ「ちくしょおおおぉぉ!」
ドラえもんの最終回「さようならドラえもん」 『小学三年生』1974年3月号掲載(本誌掲載時タイトル:「未来の世界に帰る」)
いつもの通り、ジャイアンにいじめられて帰ってきたのび太。ケンカに勝てる道具を貸してほしいとドラえもんに甘えるが、ドラえもんはいつになく冷たい調子でつっぱねる。様子がおかしいと思ったのび太がドラえもんを問い詰めると、ドラえもんは未来の世界に帰らなければならなくなったと告白する(理由は不明)。
驚いたのび太はドラえもんにすがりつき引き止めるが、ママからは「ドラちゃんにも都合があるのよ。わがままいわないで」となだめられ、パパからは「人に頼ってばかりいてはいつまでも一人前になれない」と叱られ、悩み抜いた末にドラえもんとの別れを受け入れることを決意する。
最後の夜、眠ることのできない二人は一緒に夜の散歩に出かけることにする。涙を見せまいとしたドラえもんと途中で別れたのび太は、夜中に寝ぼけて徘徊するジャイアンをからかい喧嘩になる。何度も何度も殴り倒されるが、のび太は「自分がしっかりしないとドラえもんが安心して未来へ帰ることができない」と必死でつかみかかり、ボロボロになりながらもついに最後にはジャイアンに「おれの負けだ」と言わせる。
駆けつけたドラえもんに抱き起こされたのび太は、自分一人の力でケンカに勝ったことを報告する。ドラえもんに担がれながら家に帰る道中、のび太はドラえもんに、もう自分は大丈夫だから安心して未来へ帰って欲しいとうわごとのように繰り返す。肩を借すドラえもんは、大泣きしながらのび太のその言葉を聞いた。
勉強部屋へ戻ったのび太は、寝床につき静かに眠り始める。その横に座り、のび太の寝顔を涙を流して見守っていたドラえもんは、部屋に朝の陽光が射した時には、もうどこにもいなかった……。