青春バンドと呼ばれた「J(S)W」・ジュンスカイウォーカーズのヒット曲まとめ!
2023年4月10日 更新

青春バンドと呼ばれた「J(S)W」・ジュンスカイウォーカーズのヒット曲まとめ!

80年代から90年代に活躍していたバンド、ジュンスカイウォーカーズ。ジュンスカの愛称で親しまれていますよね。ジュンスカのヒット曲をまとめました。

512 view

アルバム「全部このままで」でデビュー

 (2521266)

JUN SKY WALKER(S)は東京都東久留米市にある自由学園の生徒だった宮田和弥さん(Vo)、森純太さん(G)、伊藤毅さん(B)、小林雅之さん(Dr)、吉田太郎さん(key)の5人で1980年に結成されます。まだメンバーは14歳、15歳の頃に結成されたんです。

バンド名の由来は森さんが着ていたJUNというブランドの洋服にSKY WALKERという文字が書かれていて、メンバーが気に入り、バンド名になりました。その後、英語教師に「グループ名だから複数形のSをつけた方がいい」「ビートルズなど有名なグループには「S」が付いている、と指摘されたのですが、言われたからといってバンド名を変えることに抵抗があり、反抗心から「(S)
」とつけたそうです。

結果的に(S)が目を引き覚えやすいため、そのまま現在も使用されています。略称はジュンスカもしくはJ(S)Wです。

その後、1994年にキーボードの吉田さんが脱退。1988年にベースの伊藤さんが脱退します。その年に、スタッフとして参加していた寺岡呼人さんがベースとして加入。5月にミニアルバム『全部このままで』でデビューします。

結成したのは10代の頃ですが、デビューまでに8年かかっていたんですね。この年にフルアルバム『ひとつ抱きしめて』と、1stシングル「すてきな夜空」もリリースしました。

「歩いていこう」

 (2521268)

翌年の1989年には2ndシングル「歩いていこう」をリリース。松下電器(当時)の「ヘッドホーンステレオS」のCMソングで本人出演していました。この曲で一気に知名度がアップしましたね。

作詞は宮田さん、作曲は森さんです。前向きな歌詞でアニメの劇中で主人公が歌うなど、重要なシーンで採用されることのある曲です。

「START」がローソンのCMに起用!

 (2521270)

ジュンスカはアルバムのリリースは多いのですが、シングルのリリースは意外と少ないです。1990年には1枚もシングルをリリースしておらず、1991年に「START」がリリースされます。作詞や宮田さんと森さん、作曲は森さんです。

この曲はコンビニエンスストア・ローソンのCMがリニューアルした時に採用されていてまさに「新しいスタート」という感じでした。ローソンの制服姿の高嶋政伸さんが思い浮かびます。

元々父親の高島忠夫さんが店長役で、政伸さんは常連役だったのですがこの後店長に就任するというドラマ仕立てのCMで長年放送されていましたね。この曲でまたジュンスカの知名度も上がったのではないでしょうか。

次のシングル「つめこんだHAPPY」もローソンのCMソングでした。当時コンビニはまだまだ珍しい存在で、夜中までやっていた何でもそろう、まさにHAPPYを詰め込んだお店だったのでこの曲もぴったりだったと思います。

「メッセージ」

 (2522370)

1992年10月にリリースされた7枚目のシングルは「メッセージ」。こちらは作詞寺岡さんと宮田さん、作曲は寺岡さんです。

人気のクイズ番組「クイズ!年の差なんて」のテーマソングでした。

こちらはラブソングですね。ジュンスカにしてはミディアムテンポで「全部このままで」や「START」とはまた違うイメージの楽曲です。

「さらば愛しき危険たちよ」

その後、1993年9月に寺岡さんが脱退。その年の11月に初期メンバーだった伊藤さんが再加入します。寺岡さんはその後プロデュース業の道に進んでいきます。

ジュンスカは1994年にはレコード会社を移籍しますが、そのまま活動されていますね。

1995年に10枚目のシングル「さらば愛しき危険たちよ」をリリース。作詞作曲は宮田さんと伊藤さんです。

TDKカセット「NewAD」のCMソングでした。こちらはバラードですね。歌詞の内容はラブソングにも取れますが、それだけではないようなジュンスカらしい感じだと思います。

解散から再結成

 (2521276)

1995年にアルバム「nine」をリリースしたころに宮田さんから「辞めたい」という話が出ます。リーダーの森さんはずっとジュンスカを続けたいと思っていて説得したのですが宮田さんの意思は変わりません。バンドの顔であるボーカルが抜けてしまうなら別のメンバーを入れすことは考えられない、と1997年に解散をします。1996年にリリースした「愛しい人よ」が最後のシングルになりました。

その後、2007年に小林さんから渋谷La.mamaが25周年、名古屋E.L.Lが30周年記念を迎えるのでジュンスカとして出ないか?と声を掛けました。

集まったのは宮田さん、森さん、寺岡さん。ジュンスカの代表曲「全部このままで」や「START]などをリリースした時のメンバーの方がよいということで伊藤さんではなく寺岡さんに声をかけたそうです。伊藤さんは節目の記念ライブにゲスト出演されています。脱退しても仲がいいというのはいいですね。

最初は2日限りの復活の予定だったのですが、1年限定で活動をすることに。そして「青春」というシングルをリリース。当時「青春バンド」と呼ばれることに抵抗があったそうですが、改めて「青春」と歌えるようになったと話していました。

2008年12月に一度活動を追えますが2011年4月に東日本大震災の復興を願ってチャリティーライブをするために再結成。2021年に寺岡さんが卒業しますが、現在も3人で活動を続けられています。
18 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

銀蠅一家の爽やか担当【矢吹薫】今どうしてる?

銀蠅一家の爽やか担当【矢吹薫】今どうしてる?

横浜銀蠅の弟分といえば、嶋大輔さんやロックバンド「紅麗威甦」のボーカルとして活躍した杉本哲太さんが有名ですが、矢吹薫さんもその一人。銀蠅一家の三男坊なんて言われていました。現在は芸能界を引退している矢吹薫さんですが、活動を振り返りつつ現在の活動について調べてみました。
ハナハナ | 467 view
サンプラザ中野くんが「くん」だけに?懐かしい爆風スランプ時代も

サンプラザ中野くんが「くん」だけに?懐かしい爆風スランプ時代も

JR中野駅前の複合施設「中野サンプラザ」が7月2日に閉館し、50年の歴史に幕を下ろしました。そこで気になるのは爆風スランプのボーカルとして1980年代に一世を風靡した同施設と同名のサンプラザ中野くんです。サンプラザ中野くんの芸名はどうなってしまうのでしょうか?今回はサンプラザ中野くんの芸名の行方や爆風スランプ時代の活躍についてもご紹介します。
そうすけ | 429 view
映画「夜をぶっとばせ」の主題歌を担当したThe Street Sliders!デビュー40周年プロダクツリリース第3弾でアナログ盤をリリース!!

映画「夜をぶっとばせ」の主題歌を担当したThe Street Sliders!デビュー40周年プロダクツリリース第3弾でアナログ盤をリリース!!

デビュー40周年を迎えた“The Street Sliders”。映画「夜をぶっとばせ」の主題歌を担当した伝説のバンドのデビュー40周年プロダクツリリース第3弾はアナログ盤をリリース!!
30年ぶりの復活を果たした【男闘呼組】デビュー当時の出演作品を振り返ってみた!

30年ぶりの復活を果たした【男闘呼組】デビュー当時の出演作品を振り返ってみた!

約30年ぶりに復活し話題を呼んでいる男闘呼組。そんな男闘呼組がまだアイドルだった頃に出演していたドラマや映画について振り返ってみました。さらに、男闘呼組のメンバーを中心に新たに結成されたバンド「Rockon Social Club」についてもチェック!
ハナハナ | 535 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト