あぶない刑事
横浜を舞台に、港警察署捜査課の刑事コンビ・鷹山敏樹(舘ひろし)と大下勇次(柴田恭兵)の破天荒な活躍をコメディタッチで描くサスペンスアクション。足掛け19年に渡る人気シリーズとなり、テレビシリーズ2作(全76話)、劇場映画6本、テレビスペシャル1本が製作された。基本的には一話完結型だが、シリーズの横軸として、広域暴力団「銀星会」との抗争も描かれている(後述)。テレビシリーズでは、各回につけられるサブタイトルは必ず二字熟語となっている。
あぶない刑事の主な登場人物
東京・大田区蒲田出身 181cm 愛称・タカ
イキでもなければ泥臭くもない都会の下町に育ち《京浜感覚》を身につけた。少年時代から、ラグビーと探偵小説に熱中し、前者からは最後の1点を突破するためのエネルギーを、後者からは一匹狼の悲哀と栄光を学んだ。
一気阿成、仕事は速い。 速いが、敏樹のように粘っこさと根気がない。
うまく行かないとすぐ投げやりになり、万事がルーズになってしまう。
母と弟妹に仕送りするために金にはうるさいが、親分肌特有のおごる
クセがぬけず、いつもスカンピンである。
勿論二人がこんなにもカッコイイのは・・
柴田恭兵さんは、どんな役もこなせますが、
舘ひろしさんは、カッコいいのにお茶目な役がはまり役です。
太陽にほえろ!
それまでの刑事ドラマは事件と犯人が中心で描かれており、レギュラーの刑事達(主に本庁の捜査一課所属)は狂言回しに過ぎなかった。しかし本作は、所轄署の捜査一係に勤務する刑事の一人一人にフルネームと性格設定を与え、「青春アクションドラマ」と銘打って刑事を主役にした物語を展開した。
太陽にほえろ!の主な登場人物
七曲署捜査第一係係長として、ひとクセもふたクセもある部下を束ねる。
殉職した刑事の後ガマには、やはり他の警察署で厄介モノ扱いされている刑事を連れてきてしまう。
七曲署一係初の(番組上は)新人刑事。難しい事をあれこれ考えず感情に任せてひたすら突っ走る猪突猛進の典型的な男。東京出身だが両親は既になく、タバコ屋のおばさん宅に下宿している。「太陽にほえろ!」の記念すべき第1回のオープニングはあの独特のテーマ曲ではなく、ドラマ上のワンシーンで彼がジムニーを運転しているシーンである。このようなOP曲から始まらないパターンは後にも先にもこの初回一度きりである。
勝野洋の初々しい魅力も相まって、テキサスは若者のみならず子供や大人からも支持を受け、『太陽にほえろ!』はテキサス編を以てひとつのピークを迎えた。岡田晋吉プロデューサーを始め貪欲な制作者サイドはそれだけでは飽き足らず、さらなる高みを目指しての精進に余念がなかった。