1986年10月、テレビシリーズ第一弾となる『あぶない刑事』が(毎週日曜夜9時)放送開始。当初は2クール(半年間)で終了の予定だったが、回を重ねるごとに注目を集め、さらに2クール(半年間)延長。結果1987年9月までの1年間放送された。
その余勢を駆って、最初の劇場映画『あぶない刑事』が1988年の正月映画として製作・公開。配収15億円のヒットを記録した。
なお、本作を最後に1966年1月スタートの『0011ナポレオン・ソロ』(第1シリーズ)以来4度の中断期間を置きながら、通算21年9か月放送された日曜21時の連続ドラマ枠は廃枠となった。
1988年夏、劇場映画第2作『またまたあぶない刑事』が公開。同年秋からスタートのテレビ第2作目『もっとあぶない刑事』放送に先駆けるかたちでの公開であった。
テレビ第2作目は金曜夜8時枠に時間帯を移して2クール(半年間)放送、それに続くかたちで劇場映画第3作『もっともあぶない刑事』が制作・公開され、この作品をもってシリーズは一旦の区切りを迎えた。
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1990年代
続編を望む声に応え、『もっともあぶない刑事』から7年後の1996年秋、当時の主なオリジナルキャストが再結集するかたちで劇場映画第4作『あぶない刑事リターンズ』が公開された。
本作の成功を足掛かりに舘ひろし・柴田恭兵・浅野温子・仲村トオルの主要キャストはビッグネームの一流俳優に成長しており、そのため各俳優の演技にもお遊び要素が強く見られる他、ミサイルが港署を通過するなどストーリーも荒唐無稽な部分が強く見られた。
またこれまでのシリーズでの最大の敵組織だった広域暴力団・銀星会が『もっともあぶない刑事』で壊滅したために新たな敵として、カルト犯罪組織が据えられている。さらにロケ地である横浜市中区も、『もっともあぶない刑事』から『あぶない刑事リターンズ』までの間にみなとみらいなどの大規模な再開発事業が行われた結果、国際的な港町から観光スポットへと街の雰囲気が大幅に変わった。
「リターンズ」の一定の成功により、2年後の1998年秋、テレビと映画のメディアミックスによる『あぶない刑事フォーエヴァー』が制作。前編を『TVスペシャル'98』としてテレビ放送し、後編は劇場映画第5作『THE MOVIE』として公開された。
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2000年代
映画『あぶない刑事フォーエヴァー』から7年後の2005年3月17日、劇場映画第6作『まだまだあぶない刑事』が同日からクランクインすることが一部スポーツ紙により明らかになった。
今回またしても7年振りに満を持して復活することとなった経緯は、当時のキャストからの熱望、そして何より、主演の舘及び柴田が前作公開時に「歳月を重ねて渋くなったあぶ刑事を見せたい」と再々結集を約束していたことと言われているが、舘は台本をもらった段階では内容に不安を覚えたものの、柴田に会い不安がなくなったと話している。公開日は2005年10月22日。
疾走シーンでは「足がもつれて転ぶことたびたび、歳を感じた」(舘のコメント)という。少年課の課長に出世した真山薫は、ギャグアニメを思わせる過激なコスプレキャラクターへと変貌を遂げ、往年のキャラとは何ら関連性が感じられなくなっている。
また公開日である2005年10月は、シリーズ開始20年目突入の節目に当たったため、過去20年分のデータを収めたムック本や、過去の映画作品のサウンドトラックのコンプリートボックスなどが公開時期に併せて発売された。
まだまだあぶない刑事(予告編) - YouTube
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2010年代
2015年2月、東映ラインナップ発表会にて劇場映画第7作『さらば あぶない刑事 - long good-bye -』の製作発表とともに、本作を最後としたシリーズの終結が宣言された。映画の公開は2016年の正月第二弾興行を予定している。
“あぶない刑事”名物キャラクターを演じる、舘ひろし&柴田恭兵&浅野温子&仲村トオルが勢揃い 映画『さらば あぶない刑事』撮影現場取材 - YouTube
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公開が待ち遠しいですね~!!!
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好きでした、あぶデカ。学校の50m走を鷹山・大下の真似して走って怒られたのはいい思い出。あの頃、日本で横浜だけは銃の所持が認められているから気をつけなきゃと本気で思っていました。将来はハマの似合う男になりたい、と意味不明な情熱に駆られた青春時代でした。
I.O 2019/12/10 18:47
あの横浜の破天荒刑事コンビも、いよいよ見納めで、タカ・ユージのコンビと脇を固めた刑事は既に港署を去り、同捜査課は陣頭指揮をとるトオルとタカ・ユージだけとなり、気がついたら彼らの同僚刑事は変わり、更にはカオルがいた少年課も廃止されたと言う内容設定となり、港署はさらに目まぐるしくなる事となります。