オフィス業務では主にオフコンやミニコン、汎用コンピュータ(タイムシェアリングまたは夜間のバッチ処理)が用いられ、CAD/CAMやCGには高性能なワークステーション、文章作成には日本語ワードプロセッサ(ワープロ専用機)などが使われることが多かった。
8ビットパソコンは価格(10万円超から20万円超、当時の新卒労働者の平均月収1~1.5ヵ月分に相当)の割に利用価値が低く、用途に応じて機器を使い分けた方が遥かに作業効率が高かった。
パソコンが無い時代の働き方を振り返る - Middle Edge(ミドルエッジ)
現代は多くの働くシーンでパソコンが使用されていますが。パソコンが無い時代の働き方を思い出してください。不便な時代、大変な時代でしたね、しかし今より分業だった時代、チームワークが重要な時代でした。
家庭向け市場の開花
コンピュータゲーム市場の発展に伴い、ゲームのためにパソコンを購入する層が誕生。
また来るべきコンピュータ時代に期待して、中高生の子供にパソコンを買い与える親も。
これらを買い与えられた子供の方は高価なゲーム機として利用するケースが非常に多かったが、一部はプログラミングに熱中し、後の国内コンピュータ産業の基盤を作っていった。
今日のゲームメーカーやソフトウェア産業における企業創業者や役職付きの人々の中には、当時の「パソコン少年」が少なからず居る。
この過程で、特に顕著なゲーム利用のパソコン市場において、「より人気のゲームの多いパソコン」が生き残り、それ以外が淘汰されていった。
「8ビット御三家」は、同時代の他機種に比べて高性能な画像・音声(FM音源等)処理能力と、優れた設計思想によって市場を確保することに成功した。また、家庭用ゲーム機を上回る表現能力により、高品位ゲーム機としての地位も獲得していた。
後に、安価で高性能なMSX(実際に評価されたのはMSX2やそれ以降)も登場し、1990年代に入るまで8ビット御三家+MSXシリーズの市場が形成されていた。
また来るべきコンピュータ時代に期待して、中高生の子供にパソコンを買い与える親も。
これらを買い与えられた子供の方は高価なゲーム機として利用するケースが非常に多かったが、一部はプログラミングに熱中し、後の国内コンピュータ産業の基盤を作っていった。
今日のゲームメーカーやソフトウェア産業における企業創業者や役職付きの人々の中には、当時の「パソコン少年」が少なからず居る。
この過程で、特に顕著なゲーム利用のパソコン市場において、「より人気のゲームの多いパソコン」が生き残り、それ以外が淘汰されていった。
「8ビット御三家」は、同時代の他機種に比べて高性能な画像・音声(FM音源等)処理能力と、優れた設計思想によって市場を確保することに成功した。また、家庭用ゲーム機を上回る表現能力により、高品位ゲーム機としての地位も獲得していた。
後に、安価で高性能なMSX(実際に評価されたのはMSX2やそれ以降)も登場し、1990年代に入るまで8ビット御三家+MSXシリーズの市場が形成されていた。
【MSX】ホビーパソコン?ゲームパソコン?多くの人がいまだ愛して止まない、一時代を築いたパソコン規格「MSX」とは。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
1980~90年代初期にかけて一時代を築いた伝説のパソコン「MSX」。パソコンが欲しいけど高くて買えなかった人にとって馴染み深いパソコンではないでしょうか。ファミコンやPC88をはじめとした高価なパソコンと比較され続けたMSX、いまも多くのファンが存在しています。
互換性
当時のパソコンにはメーカーごとの互換性がなく(MSXを除く)、各メーカーがお互いに市場を分割しながら競争を繰り広げ、それぞれの機種に互換性がなかったことから、ソフトウェアメーカーはより多くのユーザーに自社ソフトを売るために、各機種に適合するソフトウェアを個別に開発しなければならなかった。
ゲーム
初期のコンピュータRPGゲームやアドベンチャーゲームは、専らパソコン向けのソフトウェアであり、後にポートピア連続殺人事件やドラゴンクエスト等の家庭用ゲーム機向けの物が発売された以降にも、パソコン向けのこれらゲームは、家庭用ゲーム機を遥かにしのぐ表現能力で根強いファンを獲得していた。
FM音源は1980年代の音楽やゲームサウンドに取り入れられ、当時を象徴するサウンドと評されました。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
ファミコンより高価なゲーム機では搭載されていたFM音源。ゲームの世界をよりリッチに表現してくれたFM音源は、ゲームのみならず1980年代の音楽シーンを代表する音源でした。
ハードウェアの新陳代謝と人気の集中
この時代を通して、技術進歩は今日よりも遥かにゆっくりしており、概ね機種の世代交代は2~3年に1バージョンが上がるという物で、旧機種の寿命も5~8年程度あった。
このようにゆっくりしたハードウェアの進歩の中で、よりソフトウェア(8ビットパソコン市場においては、その多くは実用ソフトではなくゲームソフトであった)が多く発売されている機種へと人気が集中した。
この状況で御三家とされたPC-8000シリーズやFM-7シリーズ、X1シリーズはソフトウェア資産も多く、またソフトウェア制作会社も採算の問題から人気機種に集中してソフトウェアを供給するようになり、遅れてパソコン市場に参入したメーカーが自社製品を市場に売り込むためには、まずソフトウェアメーカーに働き掛けて、自社製品向けにソフトウェアを開発・移植・販売してもらうようにしなければならない程だった。
熱かった!80~90年代のパソコンゲーム雑誌! - Middle Edge(ミドルエッジ)
パソコンの熱い発展とともに、80年代90年代に隆盛を誇ったパソコンゲーム雑誌。各社が生き残りをかけてしのぎを削った熱い時代を紹介します。
三機種の初期シリーズの共通点
テキストは80桁×25行表示が基本であり、漢字テキストVRAMは搭載されず、アルファベットと半角カナ、一部の記号のみの表示が可能
グラフィックは640ドット×200ライン、RGB8色表示が基本。一部機種では320×200ドット表示にも対応
ファミコン(同時52色)やMSX(同時16色)は256×192ドット、MSX2(512色中16色)は最高256×192~512×424ドット。