【ドラマ最終回シリーズ！】とんぼ【ネタバレしてます】

「あのドラマの最終回が気になる」そんなアナタの期待にお答えしちゃう【ドラマ最終回シリーズ！】主演映画「Zアイランド」が公開中の哀川翔。バラエティなどにも引っ張りだこですが、そんな哀川翔が長渕剛の子分役でドラマデビューしたのがこの作品です！

『とんぼ』　ドラマ情報

制作局：TBS
放送期間：1988年10月～11月
主な出演者：長渕剛/秋吉久美子/哀川翔
脚本：黒土三男
最高視聴率：18.0%

主題歌：とんぼ/長渕剛

長渕　剛 - 航空自衛隊松島基地　隊員激励ライブ「とんぼ」 - YouTube

『とんぼ』　あらすじ

2年の刑期を終え、出所した暴力団八田組の若頭、小川英二（長渕剛）。しかし、出迎えに来たのは舎弟分の水戸常吉（哀川翔）だけだった。

「なんで親父（組長）が来てねえんだ！」と常吉にあたる。組長や組員はもちろん、愛人の夏実（竹井みどり）まで来ていなかったのだ。

英二が服役中に、さまざまな問題が起きていた。妹のあずさ（仙道敦子）は勝手に大学を中退して宮沢波子（秋吉久美子）が経営するカフェバーで働いていた。

常吉の説得にも、「兄ちゃんのお金じゃ、大学行きたくないと」退学したのだ。
英二が夏実に会いに行く。英二が刑務所に入ってすぐに他の男と付き合い結婚していた。

英二は「どこの、組のもんだ！」と夏美を殴りつける。
「ヤクザじゃないトラックの運転手。うちの人だけは・・」ともめる中、赤ん坊の泣き声が。子供をあやす夏美を見て、金を置いて立ち去る英二。

また英二は刑務所の中で八田組のさまざまな裏事情を握っていた。英二の下克上を恐れた組長の八田昇（中野誠也）は英二を始末しようと企んでいた。

そんな中、英二は、あずさの働くカフェバーに現れる。
「何しに来たの？帰って、お願いだから帰って！」と頼むあずさに、「こんな、チャラチャラした店で働くな！」と怒る英二。

そして、客のカップルに「姉さん、ベタベタ化粧して、イチャイチャすんのもいいけど、メシぐらい炊けんのか。ええっ？こんなとこで高いもん飲むよかさ、家帰って日本の正しいメシの炊き方、おっかさんにから教えてもらった方がずっと利口ってもんだぜ。そうだろ兄さん」と言い出す。

そこに店のオーナー、宮沢波子（秋吉久美子）が現れ気丈に対応する。「帰って下さい！私はあずさちゃんのこと妹だと思っています！」と言い放つ。

神楽坂の居酒屋「松」を訪れる英二。店主の河合松次郎（植木等）は、英二の信頼できる相談相手。「なあ、英二。今の世の中、金が大切だと言うけど、金なんかより、何て言うか、恥じらい・・・金儲けより大事なんだ」と諭す松次郎。

あずさの働くカフェバーの閉店時に英二が訪れる。英二は、波子のことが気になりかけていた・・・。

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『とんぼ』　ネタバレ最終回

病室で、英二、波子、あずさ、松次郎が見守る。松次郎は英二にかたき討ちはやめろと、忠告する。組長は英二が怖くて、ホテルに籠っている。

常吉は足を洗って、松次郎の元で働いていた。そして、あずさと交際していた。一方、英二は波子とつきあっていた。そして、波子は妊娠している。

「なんもかんも捨てて、お前と二人っきりでどっかに行きたい」と言う英二に「今すぐ行こ！」と波子がせがむが、その時、電話があり組長の居場所を示唆する内容だった。組長の愛人の峰山（堺美紀子）からの情報だった。

あずさから「常ちゃんが、意識戻った」と泣きながら英二に電話が入る。「そうか。よかった」と胸をなでおろす英二。しかし、常吉の右足は動かなくなっていた。

その夜、英二の部屋に峰山が現れる。明日に、組長は海外へ逃げると言う。組長が隠れて泊まっているホテルのスペアキーを渡すから、代官山のマンションを買ってほしいと持ちかけるが、英二はその場で峰山を殴ってキーを奪う。

英二は、波子の部屋を訪れ食事をする。
「雪がいっぱいある所へ行こう。明日、出発の切符を買っといてくれ」と伝える。
そして、病院へ常吉を見舞いに行き、あずさと海に向かう。途中で幼い頃食べた回転焼きを買って、海辺で食べる兄妹。

ホテルに向かう英二。短刀を持って、組長の部屋に入り殺してしまう。公衆電話から波子に電話する英二。

「これから、警察に行く。今度は、いつ出れる分からない・・」という英二をさえぎって「言わないで。私、お帰り待ってます」と伝える波子。

英二が公衆電話ボックスから出た時、数人の組員たちがいっせいに英二を後ろから刺して逃げていった。おびただしい血が、英二の体や口から噴き出す。

それでも、懸命に前に向かって這いつくばって進む英二だった。