スペースインベーダー、これが名古屋撃ち!!
なかなか丁寧な操作が要求された「名古屋撃ち」
すなわち、この方法は最下段まで相手をひきつけて行う必要がある。
従ってただ敵が最下段まで降りてくるのを待っていたら攻撃を食らうので、攻撃を避けるために端の列の最上段の敵を残し、その隣の2~3列程度の敵を撃墜しておく。
右側に残す列は3~4列が一般的だったようであるが、下図のように列を多めに残せば進行時間を稼げるメリットもあったため、プレイヤーにより採りうる作戦にバラエティーを生じさせる一因に。
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凸
これにより、撃墜した2~3列の隙間の部分が常に存在するため、この範囲内で砲台を移動させれば、敵の攻撃を受けることなく最下段に降りてくるのを待つことが可能。
最下段に到達してからミスをすると、即占領、ゲームオーバーとなってしまうため、的確な射撃及び移動が不可欠であるが、安定したUFO破壊による高得点が期待できる戦法だった。
スペースインベーダー:名古屋撃ち - YouTube
明確な語源は存在しない
厳密に「どこの・誰が・いつ・どうやって発見した」点については現在まで全く不明であり、この点を調査して商業メディア上で公表された出典も存在していない。
スペースインベーダー
これを初めとする同社の後継製品、他社製の類似商品・模倣品を総称してインベーダーゲームと呼ぶ。
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硬貨片手にゲーセンや喫茶店に通う若者が続出
記録的な大ヒットにより著作権を無視したコピーゲームが氾濫し、それらを作ったメーカーは、後に家庭用ゲーム用のソフトハウスとして世界的な存在となったものも少なくない。
社会現象となり、ゲームセンターが次々に開店し、喫茶店やスナックのテーブルの多くがインベーダーゲーム用のテーブルに変わった。当作品はのちの日本のシューティングゲームの始祖の一つとされる。
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スペースインベーダーの流行と影響
社会現象を巻き起こしたスペースインベーダー
また、テーブルの代わりにテーブル筐体を設置した喫茶店「インベーダー喫茶」なども出現。
駄菓子屋の店先、待合室などでも、10円から50円と格安なアップライト筐体による稼動があった。
また、販売当初の価格は10万円だったものが最盛期には数百万円に跳ね上がっても売れていったとされている。
硬貨について
国民的人気となったため、軍資金となる100円玉が市中から枯渇し、日本銀行が急遽、普段の月の三倍にあたる66億円分の100円玉を市中に流した。それでも資金が足りないのか、5円玉を100円玉に変造してまでゲームをする者まで現れた。
風評被害
「インベーダーハウス」に代表される、林立するゲームセンターは不良の温床であるとして、多くの学校で入場禁止の通達を出す措置が講じられた。
シューティングゲームに属し、画面上方から迫り来るインベーダーを移動砲台の自機で撃ち、全滅させることが目的。時々上空に母艦のUFOが出現し、これを撃ち落とすとボーナス点を獲得できる。