David Sylvian(デヴィッド・シルヴィアン)
作詞作曲も彼による。
バンドの中心的人物であり、日本でのジャパンの驚異的な人気は彼の美貌によるところが大きい。
日本での愛称はデビちゃん。
デビちゃんが派手な染髪や化粧をやめて久しいが、ニックは今もブレること無くデビコスプレを続けている。
白人によるブラック・ミュージック、バンド名は「JAPAN」って、もうワケがわからない
デビューシングルはブラックやグラムロックを融合させたような、泥臭いサウンド。
とても女子ウケするとは思えない。
やっぱり顔。
Japan (David Sylvian) - Adolescent Sex - YouTube
オレンジレンジの「上海ハニー」がクィーンやジブラヘッドのパクリだと言われていた頃
いやジャパンのパクリだろ、とかつての少女達は密かに憤っていた。
この日本人女性たちの熱狂ぶりを御覧なさい! Japan Sometimes I Feel So Low and European Son - YouTube
日本のテレビ番組や雑誌にも取り上げられ、ジャパンの人気はますます高まっていった。
3ndアルバム「クワイエット・ライフ」
「聴くならこのアルバムから後の作品を聴いて欲しい。」
と語っていたように、この作品からジャパンの音楽性と見た目が大きく変革していく。
特徴的なデヴィッドのボーカルもこの頃からである。
これまで恋人だとか踊ろうだとかいう言葉が歌詞から姿を消し、自殺寸前のようなヘタレで暗い歌詞が彼らの曲の最大の特徴となる。
Japan - Quiet Life - YouTube
耽美派と呼ばれ始めたのもこの頃。
長らく日本とドイツ以外では全く知名度がなかった彼らが、やっとこさ本国イギリスで知られるようになってきた。
日本ではうっとおしい音楽と言われていたジャパンだが、ヨーロッパのファンは彼らの曲で踊り出すとか。
以前から馴染んでいなかったロブが脱退し、以降4人での活動を続ける。
Japan Ghosts and Cantonese Boy 480p Quality - YouTube
一気に世界的知名度が上がり、長年ジャパンを応援してきた日本人ファンは嬉しいような寂しいような。
この動画では坂本龍一と共演している。
Sylvian & Sakamoto - Bamboo Music - YouTube
坂本龍一との交流は現在も続いている。
土屋昌巳をゲストに加えて
当時土屋は「すみれSeptember Love」が大ヒットしており、棚ぼたでジャパンのメンバーも「ザ・ベストテン」に出演していた。
武道館では仲良しの坂本龍一、高橋幸宏、矢野顕子らも参加し、賑やかに楽しく機嫌よく有終の美を飾った。
写真向かって左から
リチャード・バルビエリ(キーボード)
ミック・カーン(ベース)
デヴィッド・シルヴィアン(ヴォーカル、ギター)
ロブ・ディーン(ギター)
スティーブ・ジャンセン(ドラム)
後からバンドに加わったロブ以外、当時は全員10代だった。