思い出とセットで口ずさむ、Epicソニー80’sソング
2015年9月15日 更新

思い出とセットで口ずさむ、Epicソニー80’sソング

最近、ちょうどEpicソニー80’sの音楽を青春時代にドンピシャで聞いた方々が、テレビ局やラジオ局の管理職になる年代のようで、よく聞くようになりました。そんな80’sを席巻したアーティストをまとめてみました。

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Epicソニーとは

80年代に青春まっただ中を過ごしたアラフォー世代にとっては、懐かしさ全開の「Epicソニー」。
初めて聞く方もいると思いますので、まずは基礎知識から。

1971年、CBSソニーより発足されたのが「Epic」というレーベル。
その後、邦楽部門が統廃合してできたレーベルが「Epicソニー」です。

アイドルでもフォークソングでもない、自分たちで個性的な音楽を作り演奏し歌う、J-POPの先駆けともいえるアーティストが数多く在籍し、雑誌や音楽番組など、当時の若者を熱狂させました。
特にこの時期は、レコードからCDへの転換期でもあり、誰でも手軽に高音質の音楽を手に入れることができるようになったのも、流行が生まれた要因だったと思います。

そんなEpicソニーに在籍していたアーティストをまとめてみましたので、アラフォーの方は目を細めて懐かしみながら、この世代を知らない若者に語り継いでいただきつつ、コミニュケーションのお供になれば幸いです。

低いほうのピアノをがしがしかき鳴らす優等生 大江千里

まずは、この方、大江千里です。

当時、不良は学ランみればわかるし、優等生はメガネと決まっていた時代に、見た目まじめで中身不良っぽい、でも弾くのはギターじゃなくピアノなのねっていうアンバランスな感じにかなりあこがれました。
「rain」は今でもカバーするアーティストの多い、隠れた名曲ですし、代表曲として出るのは「格好悪いフラれ方」でしょうか・・・。

しかしながら、あえてここで紹介するのはこの曲「サヴォタージュ」です。なんだか影を背負った感じが、当時はかっこよく感じたものです。

サヴォタージュ 大江千里 - YouTube

セクシーさが、もうはみ出してます・・・。

「岡村ちゃん」といえば、この人「岡村靖幸」。
独特の歌い方と感性によって、得も言われぬ生々しさがすんごいです。
ライブをデートと呼び、ステージ中央にベッドを据えるあたり、ファンにはたまりません。

当時、なんだかんだでやっぱり男は渋さやカッコよさが先行する中で、ここまで男性が「かわいい」を平気な感じでやりとげるあたり、さすが岡村ちゃんです。
森山直太郎の「ヘポタイヤソング」は、この「大好き」という曲に出てくるフレーズを引用しているんだとか。

岡村靖幸 だいすき Peach Show'89 【高画質Ver】 - YouTube

ガウンと子供?

同じにフレーズの連続で、耳から離れない初体験

はい、ご存じTM NETWORKです。
同じフレーズをループすることで、脳裏にこびりつく感じは、関西で言えばキダタローのCMソング以来の経験です。
特にこの曲は、アニメ「City Hunter」のエンディングテーマなので、通常の5割増しで耳に残ります。

またなんといっても、バンド形態のにおいて、今までエレキギターに主役の座を奪われ細々と脇役を担ってきたシンセサイザーに、ビカーっと光を当てた立役者が、後にAvexを牽引する小室哲也ではないでしょうか。

【MAD】 GET WILD ful CITY HUNTER - YouTube

懐かしいとしか言いようがない。

Epicソニーのディーバ、MISATO

エピックソニーの名だたるアーティストと組み、ヒット曲を連発した、女性ボーカリストのパイオニア、渡辺美里。
Epicソニー発足以来30年と一番長く在籍しているそうです。

一般的には「My Revolution」がメジャーですよね。
1989年に行われた西武球場ライブで、豪雨により中止となったどしゃ降りのステージで、スタッフの制止を振り切って、聞くのを楽しみにしていたファンのために、アカペラで「My Revolution」を歌ったのは、有名な伝説として残っています。

とそこまで「My Revolution」を語っておきながら、紹介するのは、個人的な好みで、缶コーヒーのCMとセットの「恋いしたっていいじゃない」なんです。
このCM、マジで懐かしい。ビターを無理して飲んだモノです。(そういえば最近売ってないなぁ)

【懐かCM】UCC 缶コーヒー 渡辺美里(1988年) - YouTube

こちらは缶コーヒーのパイオニア。

アヴァンギャルド感がまぶしい

BARBEE BOYZのアヴァンギャルド感は、当時も今も唯一無二の存在感です。

男女のツインボーカル、声の高い男性に女性が音程を寄せる手法、ソプラノSAX挿入など、全体的に乾いて廃れた感じは、独特の雰囲気をかもしだしていました。

なんだか、ぱっつん前髪のアーティスティックな雰囲気を出している子に憧れつつ、なんとなく遠巻きに憧れるような、そんなイメージです。
おそらく、カラオケなんかで歌っても、全然雰囲気出せないんだろうなぁ。

BARBEE BOYS 目を閉じておいでよ [Mewo Tojite Oi Deyo] PV - YouTube

カッコいい・・・。

この名前がかすむほどのソウル感

その名も「小比類巻かほる」、通称kohhy。
彼女を語るのに、決して「あ~、あの変わった名前の?」と必ずしもならないのは、歌唱力が並はずれているからにほかなりません。

あまりテレビに出ていないので、ご存じない方も多いと思いますが、渡辺美里とはまた違ったタイプのパワフルボイスです。最近音楽番組に久々出ているのを見たら、三つ編みいっぱいして、皮パン履いていたので、やっぱりブラックミュージックからの影響を受けているんだと思われます。またその姿がファンキーでよだれ出る・・・。

色々ヒット曲はありますが、ご紹介するのは、「愛よ消えないで」です。気づけば、この曲もアニメ「City Hunter」の主題歌ですね・・・。
(もはや、私が好きなのは「City Hunter」の方なんじゃないのかというツッコミなきようお願いします)

小比類巻かほるのボーカルで、「City Hunter」のハードボイルド感も5倍増しです。

小比類巻かほる CITY HUNTER~愛よ消えないで~ - YouTube

かなりファンキー。
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