機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)の名言を振り返ってみましょう!!【ジオン軍編】
2016年5月31日 更新

機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)の名言を振り返ってみましょう!!【ジオン軍編】

機動戦士ガンダム、私たち世代の男子なら誰もが観ていたといっても過言ではありません。そんなガンダム、大人になっても私たちを虜にするのはモビルスーツの魅力に加えて登場人物たちのドラマにあると思います。そんな登場人物たちの名言をまとめます。

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シャア・アズナブルの名言はコチラから!

ギレン・ザビ

ギレン・ザビ

ギレン・ザビ

ジオン公国の総帥にして階級は大将。デギンの長男。放映開始時の設定上の年齢は35歳。
身長190cmの長身。少年時代から政治活動に参加し、デギンの隠退後は、ジオン公国の実質的最高指導者(総帥)。
ガンダムの世界において彼の唱えた政治思想や世界観は巨大な影響力を持ち、次世代にまで波及していった。
青年時代に父デギンと共に、ジオン・ダイクンの指導する革命運動に参加。デギンの隠退後は、ジオン公国の全権を掌握し事実上の最高指導者として君臨する。
IQ240の天才で沈着冷静であるが、非情かつ高慢な性格。宇宙世紀0071年にサイド3国民の優秀さを讃え、彼らが選ばれたエリートであるとする選民思想の色合いが強い著書『優性人類生存説』を発表。アースノイドやスペースノイドの大多数には非難されたが、連邦政府の政策に強い不満を持っているサイド3国民からは熱狂的支持を受けた。
国民の戦意高揚のために末弟ガルマの国葬を利用。
ニュータイプについては、戦争をジオンの勝利に終わらせた後、自らが地球圏を管理・運営しながらゆっくり人類のニュータイプへの覚醒を待つつもりだった。
ただし、ニュータイプの存在そのものは軽視していたことようだ 作中では、政略・戦略の観点から「木星帰りの男」のニュータイプ、シャリア・ブルを戦線に投入した。
彼の政治思想は、一種の理想主義、選民思想である。スペースノイドは選ばれた民であり、さらにその中の優良種がジオン国民であると主張し、国民を煽動した。ギレンは総帥という立場から主に政治に専念することが多く、軍事については弟ドズル・妹キシリアに任せていた。
しかし一年戦争開戦当初の電撃作戦や地球侵攻作戦、ア・バオア・クー攻防戦の発案者はギレンであり、その指揮も直接ギレンが執った。一年戦争初期には、サイド3(ジオン公国)以外のスペースコロニーに対する毒ガス攻撃を行い、さらにそのコロニー自体を質量兵器として地上に落下させる「ブリティッシュ作戦」により、地球圏総人口の半数を死に追いやった。
このような大量虐殺作戦の背景には、地球環境の保全には選ばれた民による支配が必要であり、増えすぎた人口は調節されなければならないという思想があった。
彼に匹敵するスケールの政治ビジョンやカリスマ性を兼ね備えた指導者はその後現れていない。
デギンからは「ヒットラーの尻尾」と酷評され、その己を省みぬままの急進ぶりを危惧されていた。また、妹のキシリアとは政治的に競合する立場にあり、反目し合っていた。もっとも、ギレンは自らの才能と政治思想に絶対の自信を持っており、キシリアなど歯牙にもかけずに彼女が裏であれこれ画策するのを半ば放置していた。
一年戦争末期ア・バオア・クーにおいて連邦軍との最終決戦を目論むが、デギンは事態を憂慮し独断でグレート・デギンに座乗して連邦軍との和平交渉に赴く。自らの戦略に従わない老いた父を完全に見限ったギレンは、グレート・デギンの進路こそレビルが率いる連邦軍の主力・第一艦隊の進攻コースと読む。
そして和平交渉が始まる前に事を決しようと、予定を大幅に前倒ししてソーラ・レイを「ゲル・ドルバ照準」に最終設定し作戦時間21:05に発射を指令、レビル将軍もろとも父デギンまでも謀殺した。しかし、ゲル・ドルバ線上からグレート・デギンの識別信号が確認されたとの報告を受け、ギレンが父を殺したと知ったキシリアにより、宇宙世紀0079年12月31日、「父殺しの男」としてア・バオア・クー攻防戦の作戦指揮中に射殺された。
この「お家騒動」はジオン敗戦の要因の一つとなった。

末弟ガルマに対しては父の希望を汲んで開戦後も可能な限り安全な場所(参謀本部など)に置こうと配慮しており、ガルマ自身は恋人イセリナに対し、「ギレン総帥は皆が思っているような恐ろしい人ではない」「僕達のことはいずれわかってくれる」と語る程度には親愛感を抱いていた。

優れた戦略家とされており、開戦当初のジオンの快進撃はギレンの主導によるところが大きい。またルウム戦役やア・バオア・クーの戦いでも優れた采配を見せ、前線司令官としても優秀であることが分かる。しかし、一方で四つのサイドに対する民間人への毒ガス攻撃・コロニー潰しを立案したのも彼であり、人類史上未曾有の50億人大量虐殺の張本人でもある。
最期はシャアやカイらニュータイプを引き連れたキシリアにズム・シティへ乗り込まれ、彼女の「ビーム・ライフル」で射殺される。
彼の死後も、ギレンの思想を熱烈に信奉する集団によって動乱は続いた。宇宙世紀0083年には、エギーユ・デラーズ率いるジオン軍残党勢力デラーズ・フリートが決起し、コンペイトウ(ソロモン)宙域で挙行された観艦式の核兵器による襲撃に続いて北米へのコロニー落とし(星の屑作戦)を決行。
また、0088年の第一次ネオ・ジオン抗争においては、ネオ・ジオン(アクシズ)勢力内のグレミー・トトがギレンのクローンを名乗っている。
女性関係は希薄だったらしい。妻がいたとされるが不仲だったといい、公の場には姿を現しておらず、記録も全く残っていない。
ギレンがガルマ国葬やア・バオア・クー防衛戦時の演説で、国民・将兵・信奉者の士気を鼓舞するために叫んだ言葉「ジーク・ジオン(Sieg Zeon)」は、かつてヒトラー率いるナチスのスローガンだった「ジークハイル(Sieg Heil:ドイツ語で「勝利万歳」の意)」にちなんだもの。
なお、主人公アムロとは直接の接点や対峙がまったくないまま終わるという、当時のロボットアニメにおいてきわめて珍しい敵役であった。

ジーク・ジオン!

ジーク・ジオン!

ジーク・ジオン!

我々は、一人の英雄を失った。しかし、これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!

地球連邦に比べ、我がジオンの国力は30分の1以下である。にもかかわらず今日まで戦い抜いて来れれたのは何故か。諸君!我がジオン公国の戦争目的が正義だからだ。

これは諸君らが一番知っている。我々は地球を追われ、宇宙移民者にさせられた。そして、一握りのエリートが宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して50余年。宇宙に住む我々が自由を要求して、何度踏みにじられたか。ジオン公国の掲げる人類ひとりひとりの自由のための戦いを、神が見捨てるはずはない。

私の弟、諸君が愛してくれたガルマ・ザビは死んだ。何故だ!?新しい時代の覇権を、我ら選ばれた国民が得るは歴史の必然である。ならば、我らは襟を正し、この戦局を打開しなければならぬ。我々は過酷な宇宙空間を生活の場としながらも共に苦悩し、練磨して今日の文化を築き上げてきた。

かつてジオン・ダイクンは、人類の革新は宇宙の民たる我々から始まると言った。しかしながら地球のモグラ共は、自分たちが人類の支配権を有すると増長し、我々に抗戦する。諸君の父も、子も、その連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!この悲しみも、怒りも、忘れてはならない!

それをガルマは、死をもって我々に示してくれた!我々は今、この怒りを結集し、連邦軍に叩きつけて、初めて真の勝利を得ることができる。この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。

国民よ!悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!我らジオン国国民こそ、選ばれた民であることを忘れないで欲しいのだ。優良種である我らこそ人類を救い得るのである。ジーク・ジオン!
ジーク・ジオン!

ジーク・ジオン!

我が、忠勇なるジオン軍兵士たちよ。今や、地球連邦軍艦隊の半数が、我がソーラ・レイによって宇宙に消えた。この輝きこそ、我らジオンの正義の証しである。決定的打撃を受けた地球連邦軍に、いかほどの戦力が残っていようと、それは既に、形骸である。

あえて言おう、カスであると!

それら軟弱の集団が、このア・バオア・クーを抜くことは出来ないと、私は断言する。人類は、我ら選ばれた優良種たるジオン国国民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。これ以上戦いを続けては、人類そのものの存亡に関わるのだ。地球連邦の無能なる者どもに思い知らせ、明日の未来のために、我らジオン国国民は、立たねばならんのである!

ジーク・ジオン!

キシリア・ザビ

キシリア・ザビ

キシリア・ザビ

ジオン公国軍突撃機動軍司令で階級は少将。デギンの長女。年齢は24歳。
ギレンとは政治的に、ドズルとは軍事的に対立していた。乗艦はグワジン級戦艦グワジンあるいはグワリブ。
初期設定にあってはギレン以上の政治的手腕をもち、サイド6の中立化政策も彼女の画策したものとされる。
末弟のガルマに対しては、自分への忠誠心を持つようにある程度優しく接しながら利用していたようでもある。常に顔の下半分を覆うマスクを着用。
ギレン同様、家族を始めとする他者を政治的な力関係でしか判断しない冷徹な人物と見られるが、少なくともガルマの葬儀になかなか出ようとしないデギンに労わりの言葉をかけ、ギレンが父デギンを暗殺したことを知った際に見せた怒りは演技ではないと思われる。
もっとも、父を大切に思う娘の気持ちはしっかりと伝わっていたとは言いがたく、デギンはギレンに対する忠告を行なった際に「キシリアは何を考えるのか」と独白している。なお、腰だめ撃ち用のレーザーガンはキシリアとシャア・アズナブル以外には装備を確認された人物はいない。将官で普段からヘルメットを着用しているのも例を見ない出立である。
キシリア機関と称される独自の諜報機関を指揮し、ジオン軍内部の綱紀粛正を行っており将兵から恐れられた。また、女を捨てたと評されるアニメ版に対して、奔放な男性関係を伺わせる描写がされ、自らも変装し工作活動に従事もしていた。
戦争継続のために南極条約調印交渉の全権を与えたのみならず、和平交渉決裂後に行われた地球降下作戦の指揮権を与えた。信任の証として自らの本心を語り、末弟ガルマ・ザビの身柄を預けている。なお、「シャア・セイラ編」の頃は髪が短く両側に跳ね上がっているなど容姿が若干異なり、マスクも付けず堂々と行動し、「ルウム編」からアニメ版のスタイルになっている。
父デギンに対しては敬愛している姿が強調されるが、アニメ版のように心底からの愛慕ではなく、デギンから「いざというときはギレンを止めてくれ」と嘆願された折、兄ギレンの父殺しを確定させるため和平交渉に向かった父の座乗艦グレート・デギンの座標情報をリークしており、間接的に殺害に荷担している。
若くして政治的な野心を持ち、長兄ギレンに対抗するため軍事力や政治ルートなどを独力で確立する必要があったが、自身よりも年上で、すでに政治に身を投じていたギレンに対し、正攻法では困難だった。そのためか、モビルスーツやニュータイプなど新しいものに目をつける傾向が見られる。
大佐時代の宇宙世紀0078年10月にはモビルスーツ中心の軍備増強を主張して、宇宙艦隊を重視していた三男ドズルと激しく対立し、両者とも自説が容れられなければ軍籍を離脱するとまで発言している。その結果、ギレンの調停により、ジオン公国軍はドズルの指揮する宇宙攻撃軍とキシリアの指揮する教導機動大隊をベースとした突撃機動軍に分割されることとなった。
なお、一年戦争中にも戦略海洋諜報部隊の本拠となるキャリフォルニアベースの取り扱いについてドズルと対立しており、ドロス級大型輸送空母ドロワ(ただし未完成)を譲ることで彼の譲歩を得ている。
長兄ギレンと政治的に反目する過程で、自己の政治勢力を拡大することに腐心していった。月の裏側、グラナダ基地を根拠地とし、末弟ガルマ麾下の北米方面軍によって北米大陸を押さえる一方、そのガルマの死に憤るドズルに左遷されたシャアを登用してマッドアングラー隊(大西洋潜水艦隊)を預けたり、腹心マ・クベ大佐を地球に派遣して中央アジア(オデッサ)を中心に鉱物資源を採掘させるなどした。
テレビ版18話ではマ・クベと共にアッザムに搭乗して自らガンダムと対戦、その性能を目の当たりにしてドムなどの新型モビルスーツ配備を急ぐ様になる。ニュータイプに対しても一定の理解があり、フラナガン機関を創設した。とはいえ、これはニュータイプの概念を理解したというよりも、兄ギレンに対抗する政治的発言力を強化するための手段としか考えていなかったようである。
シャアとは、「幼い頃に遊んでやった」間柄でもあり、後にその正体を見破るが、彼の目的がザビ家打倒からジオニズム実現へと移行しているとの言質を取った上で、逆に自分の懐刀として使うことを伝えている。キシリアが「シャア=キャスバル」であることを悟った際の心理は小説版で詳細に描写されており、劇場版もこれに準じている。
幼いキャスバルの聡明さを愛していたせいか、その正体を知りながらもシャアに対する信頼は篤く、政治的計算の他にも期待するところが大きかったようである。
ガルマの戦死後、軍籍を剥奪されたシャアを捕縛し尋問するが、シャアの持ちかけた取引に応じて以後は部下とする。
宇宙世紀0079年12月31日、長兄ギレンが父デギンを謀殺したことを知り、これを機に宇宙要塞ア・バオア・クーの戦いの最中に司令部でギレンを射殺。兄に代わって総司令となるが、皮肉にもそれまで優勢だった戦況がこの暗殺による指揮系統の混乱をきっかけに暗転。
さらに連邦軍の猛攻によるドロス、ドロワを始めとする基幹部隊の壊滅やデラーズ艦隊の戦線離脱等々による防衛線の崩壊によってジオン軍の敗色が濃厚となる。
この時点では軍事的優位に立っていたが、予想外の人物であるアルテイシア・ダイクンを担ぎ上げた叛乱部隊の蜂起によってキシリアのシナリオは狂わされ、結果的に彼女の旗下に寝返った将兵と共にシャアの凶弾に倒れることとなる。
戦局が絶望的となった時点で、司令部のトワニング大佐(准将、少将説もあり)に事後処理を任せ、ザンジバル級機動巡洋艦で脱出を図るが、発進寸前に(部下を見捨てて逃げるキシリアの不人情を許せないと判断した)シャアがブリッジに向けて放ったバズーカ砲の直撃によって死亡。
最期の瞬間、自分に砲口を向けるシャアを確認したときの表情は驚愕に充ちたものだった。これはこのとき、キシリアはシャアが搭乗していたMSジオングからの識別信号が途絶した報告を受けており、彼を戦死したものとみなしていたためである。乗艦していたザンジバルもその直後に連邦軍艦の集中砲撃を受けて轟沈し、公式記録ではこれによる戦死とされている。
一年戦争終結当時、キシリアの死をもってザビ家の血筋は絶えたと思われたため、ザビ家とジオン公国は完全に崩壊したと見られた。
その後、怒りに燃えてシャアやカイ達ペガサスのクルーと共にズム・シティへ乗り込み、追い詰めたギレンをシャア専用リック・ドムの掌上から「ビーム・ライフル」で射殺。しかし、その直後にシャアが文字通りリック・ドムの「掌を返し」たため、地上に墜落死するという最期を遂げている。
なお、アニメ最終話でシャアのバズーカによって射殺されるシーンは、原画を担当した板野一郎によって、現実性を重視するあまり首がちぎれ飛ぶだけでなく内臓や腕も飛び散る様子が描かれているが、これを見て「やりすぎだ!」と激怒した富野は効果をかぶせることで、あまり見えないように修正している。

赤い彗星も地に墜ちたものだな。

赤い彗星も地に墜ちたものだな。

赤い彗星も地に墜ちたものだな。

意外と、兄上も甘いようで。

意外と、兄上も甘いようで。

意外と、兄上も甘いようで。

ドズル・ザビ

ドズル・ザビ

ドズル・ザビ

ジオン公国軍宇宙攻撃軍司令で階級は中将。身長210cmの巨漢。放映開始時の年齢は28歳。
ザビ家の三男。次男説があり、親ダイクン派(旧ジオン派)によると思われる爆弾テロの際、同じ車に乗っていた弟のサスロを守れなかったことから、自らを三男と名乗るようになったとされ、この時の傷痕を顔に残したのもその戒めだといわれている。
通説では、ドズルは妾の子とされている。そのせいか父であるデギンからは不当にひどい扱いを受けている。
ただし全く父から愛されなかったわけではなく、彼の戦死後デギンはわずかに残っていた戦意を殺がれ落涙、ただちに連邦との停戦を決意する。本作での性格は父デギンに最も近く描かれており、戦争に大きな犠牲を払うことに悔恨し、無用な殺生を好まない。身内に寄せる愛情は深く、ひとたび事が起こると短気を発する激情家といった側面が極めて相似している。
乗艦はグワジン級戦艦グワラン、ルウム戦役時はシャアに譲渡する目的で竣工され、将官用ムサイ級カスタム軽巡洋艦ワルキューレとも言われるムサイ級軽巡洋艦ファルメル。
搭乗したMSはドズル・ザビ専用ザクIIで、コクピットは彼の巨体に合わせて拡大され、両肩に刺がつき、カーキベースの金縁模様、ヒートホークはランバ・ラル専用ザクIと同じ大型タイプという、いかにも高級カスタム機らしい風情である。
また同じく専用の、両肩と手の甲を棘で飾ったリック・ドムをも所有していたとされるが、観艦式などで士気を鼓舞する目的外の使用は稀だといわれる。
ルウム戦役後は、サイド1の空域に建設された宇宙要塞ソロモンに駐留する。ザビ家には父のデギンをはじめ、ギレンやキシリアといった政治力に長けた人物が多いが、ドズルは政治に関与せず、純粋な武人として振舞っていた。指揮官としての統率力・指揮能力も十分にあり、部下の信望も篤い。また愛妻家としても知られており、家族に深い愛情を注いでいた。
当初はモビルスーツを軽視していたものの、一週間戦争の戦果によりそれを認めるようになった。
以後は司令官としてだけに留まらず、ザクIIF型(S型説もある)を改修した専用機を操り前線に出向くこともあった。これはポーズに過ぎないが、前線兵士の士気高揚に大きな効果を上げたという。戦場視察を名目に実戦に赴いたとの説もあるが、直属の部下たちから行動を諌められたとも推測され、戦果は記録されていない。
母ナルスの面影を強く残す弟ガルマを溺愛しており、彼の能力を高く評価して、ドズル自身をも使いこなすような将軍になれと言う程その成長を楽しみにしていた。そのため、ガルマの戦死後には彼を守りきれなかったとしてシャアを左遷した。彼自身はシャアの処刑を主張していたが、デギンの裁定で左遷となった経緯がある。またガルマの仇討ち部隊としてランバ・ラル隊を地球に派遣している。
また、左遷の後キシリアに登用されたシャアを牽制するために、サイド6に寄港したホワイトベースに対してコンスコン少将指揮下の機動部隊を派遣している。
地球連邦軍のチェンバロ作戦(ソロモン攻略戦)が開始される前にギレンへ援軍を要請するが、ソロモンに送られてきたのは試作モビルアーマー「ビグ・ザム」1機のみだった。通信での会議の席でビグ・ザム1機で2~3個師団にも相当するはずと豪語するギレンに対し、ドズルは思わず「戦いは数だよ」と不満をぶつけている。
宇宙世紀0079年12月24日、ついにティアンム提督指揮下の連邦軍によるソロモン攻略戦が始まる。突撃艇パブリクによるビーム撹乱幕によって要塞据え付けのビーム砲を封じられたソロモンは、地球連邦軍の量産MSジムやボールによる熾烈な攻撃や、新兵器ソーラ・システムにより甚大な被害を受け、劣勢に追い込まれる。
もはやソロモンを支えきれないと判断したドズルは、妻子を脱出させた後にソロモンの放棄を命令し、自らはビグ・ザムに搭乗して出撃。残存兵力が撤退する時間を稼ぐため、連邦艦隊の中心部へ特攻をかけた。
ドズルの操るビグ・ザムは強力な磁界(後のIフィールド)を張り巡らせて長距離ビーム砲を無効化し、大型メガ粒子砲でティアンム提督の旗艦「タイタン」を撃沈、さらに拡散ビーム砲の斉射によって連邦軍のサラミス級巡洋艦やモビルスーツを多数撃破した。この圧倒的戦果に自信を得たドズルの「ビグ・ザムが量産化できれば連邦に勝てる」という意味のセリフは印象的であり、現在でも引用されることが多い。
しかし、Iフィールドジェネレーターによるバリアシステムの弱点を見抜いたスレッガー・ロウは、自らが操縦するGファイターとアムロ・レイの操縦するガンダムを合体させ、攻撃が有効となるギリギリの距離まで接近しての攻撃をかける。この捨て身の攻撃でスレッガーは戦死したが、ビグ・ザムはガンダムのビームサーベルで撃破され、ドズルは戦死した。
その直前、ドズルは断末魔にも似た執念の言葉を叫びながら単身ノーマルスーツ姿で無反動ライフルをガンダムに向けて発砲しているが、アムロはドズルの背後に立ち昇る悪鬼のような人間の情念を目の当たりにして戦慄している。
ドズルは策略家だったギレンやキシリアとは異なり、ザビ家の中ではもっぱら現場第一主義だった。戦略的視野に欠けた司令官として批判されることもあるが、基本的に有能な指揮官であり、前線の兵士のこともきちんと考えていたため、部下にも敬愛されている。また、連邦軍の戦力や兵器を過小評価したこともない。
モビルワーカー(後のMS)開発に従事させた経緯が詳細に描かれている。非人道的なブリティッシュ作戦遂行を巡って対立したものの、ガルマ戦死に際して仇討ち部隊指揮官に再抜擢しており、ラルからは男にして貰った恩義があるとされ、ザビ家では例外的な武人として評価されている。
更に連邦側の反攻作戦である「V作戦」の危険性にいち早く気づき、地球降下作戦従事のため、マ・クベに引き抜かれるところだったシャアに独立部隊を与えて調査に当たらせるなど先見の明に長ける。ソロモンが連邦軍のソーラ・システムにより危機に陥った際も、二射目を阻止するために早々に手を打ち、指揮官のティアンムを戦死させている。
だが、終生一軍人に徹したがゆえにそれぞれの派閥を作る親兄妹から孤立してしまい、ソロモンの危機に際しても、援軍を出したのはギレン一人で(それも未完成の試作モビルアーマー1機)、キシリアの援軍は到着せず、デギンもソーラ・レイの開発を政治家として嫌がり(「父上はソロモンに落ちろと言うのか」と言っている)結果としてドズルは孤立無援のままソロモン戦を迎えた。
彼の元にはシャア・アズナブル、シン・マツナガ、アナベル・ガトー、ランバ・ラルなど多くのエースパイロットが集まった。ザビ家ではギレンやキシリアのように肉親をも手駒となす非情さを持たず、それゆえにやがて孤立して戦いの中に散った悲劇の人とも言える。

ビグザムが量産の暁には、連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ!

ビグザムが量産の暁には、連邦なぞあっという間に叩いてみ...

ビグザムが量産の暁には、連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ!

やらせはせんぞ!貴様ごときモビルスーツに、ジオンの栄光をやらせはせん!この俺がいる限り、やらせはせんぞーっ!

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