583系のラストランがJR東日本から公式に発表されました。
via www.jreast.co.jp
~引退発表~
特急形寝台電車「583系」最終運行
【特急形寝台電車583系の概要】
583系電車は、日本国有鉄道が設計製造した交直両用特急形寝台電車です。運行列車の減少により廃車が進み、秋田車両センター所属6両編成(国鉄色)が団体臨時列車用として活躍を続けてきました。
東北地方では1968年から、夜行列車として「はくつる」上野~青森間(東北経由)、「ゆうづる」上野~青森間(常磐経由)、昼行列車では「はつかり」上野~青森間(東北経由)、「みちのく」上野~青森間(常磐経由)等で運用していました。
秋田支社管内では臨時特急「あけぼの 81・82 号」上野~青森間(奥羽経由)、急行「津軽」上野~青森間(奥羽・仙山・東北経由)、団体臨時列車「わくわくドリーム号」、さらには高校野球の「甲子園応援列車」や各種まつり等に使用してきました。
これまで多くのお客さまに愛された「583系」は、この度4月8日(土)秋田~弘前間の運行をもって引退することになりました。
JR秋田支社に所属する、特急形寝台電車「583系」が4月8日の秋田駅~弘前駅間の運転を最後に引退します。
国鉄時代から走り続けた「583系」が有終を飾る姿を、多くの皆さんにご覧いただけるよう、団
体専用列車として最終運行を企画しました。時代の移り変わりを、お客さまや社員と走り抜け、多くの人の思い出に残っている「583系」。最終運行の乗り心地を存分にお楽しみください。
長年ご愛顧いただき、ありがとうございました。
上記のように、公式に2017年2月17日に、JR東日本から発表がありました。
ツイッターでも583系は盛り上がってます
今日の583系わくわくドリーム号の撮影が終わった後、豊田車両センターを見に行きました。 pic.twitter.com/zCxJax2yBI
— 583系 はくつる号車掌長 (@szsm5rnS2sDzw69) November 5, 2016
とてもきれいな写真を撮影されている方がいらっしゃいましたので、紹介します。
わくわくドリーム号とは、東北地方と東京ディズニーランドの最寄り駅舞浜駅とを結ぶ、団体臨時電車です。
わくわくドリーム号とは、東北地方と東京ディズニーランドの最寄り駅舞浜駅とを結ぶ、団体臨時電車です。
「廃止か?」「いやまだまだ」と憶測が流れていた。
「引退はしない!」派
ある方のブログから。(2017年1月7日)
昨年から「天理臨」で583系ラストランとか、わくドリで引退とか散々騒がれてますが
皆様、何を根拠に引退と言っているのでしょうか・・・。
引退については、JR東日本から公式発表はありません。
コアなファンの間でも、今回の583系の引退は突然の発表だったようです。
わくドリとは、上の「わくわくドリーム号」のことですね。
2017年1月7日現在でも、このような「引退なんかするわけがない!」というファンの叫びがありました。
わくドリとは、上の「わくわくドリーム号」のことですね。
2017年1月7日現在でも、このような「引退なんかするわけがない!」というファンの叫びがありました。
引退するのでは、と予想していた人もいた。
【乗車記】さよなら583系 わくわくドリーム号の旅①
こちらの方は見事に予想していました。
2016年12月11日に公開されていますね。
2016年12月11日に公開されていますね。
via www.youtube.com
583系は昼も夜も働き続けた。
現在は航空網の発達により、遠距離への移動は航空機が主流となっていますが、583系が設計されていた1968年頃は、ジャンボジェットもない時代で、飛行機での移動は高嶺の花でした。
東海道新幹線も東京から新大阪までしかなく、山陽新幹線(1975年)、東北新幹線、上越新幹線(1982年)、ましてや北陸新幹線はつい2年前の2015年に開業しました。
ですので、1968年頃は、多くの寝台列車が運行され、遠距離へは一晩かけて行くのが当たり前の時代でした。
東海道新幹線も東京から新大阪までしかなく、山陽新幹線(1975年)、東北新幹線、上越新幹線(1982年)、ましてや北陸新幹線はつい2年前の2015年に開業しました。
ですので、1968年頃は、多くの寝台列車が運行され、遠距離へは一晩かけて行くのが当たり前の時代でした。
こうした時代背景ですので、昼間に運行される、座席だけの車両と、寝台列車として運行される車両(電車ではなく、機関車にけん引されて走る「客車」と呼ばれる車両。20系が有名です。)の両方を用意しておく必要がありました。
そうなると、昼間は、寝台列車としての客車は車庫で休んでいて、夜間は、座席だけの特急電車は車庫で休んでいるという、非効率な状況となりました。
経済成長にともない、移動する人が多くなり需要が増え、この非効率な状況を解決する必要が出てきました。
経済成長にともない、移動する人が多くなり需要が増え、この非効率な状況を解決する必要が出てきました。
そこで、「昼間は客車として利用して、夜は寝台電車として利用できる、つまり昼も夜も動ける電車があれば、効率がいいのでは」というアイデアが生まれました。
しかし、ひとつ問題がありました。
「電車」と「客車」の違いです。
しかし、ひとつ問題がありました。
「電車」と「客車」の違いです。
「電車」VS「客車」 その違い
一般の方には、電車だろうが客車だろうが、鉄道には違いないだろうと思われていると思いますが、この2つにはそれぞれ利点と欠点があります。