貧しくも明るい父子の生活も、終わりを迎えます。
秀樹はどうしても元気を遊園地に連れて行きたくて、ケガで危険な状態にも関わらず、ふたりで出かけます。
フラフラになりながらも元気には平気な顔をして、そのまま、遊園地のベンチで息を引き取ります。
元気、10歳
明るく素直な子に育ち、祖父母は元気がたまらなく可愛いです。
しかし、祖父母は未だに秀樹が許せず、元気がボクシングをすることを反対。
元気は祖父母にわからないように、地道にトレーニングを続けます。
元気、15歳
祖父母はまだ、ボクシングには反対です。
祖父母の恩と父との約束で悩む中、元気は高校受験を受けますが、心の中では家を出て、ボクサーになることを決めています。
元気、東京でボクサーに
次々と激しい死闘が繰り広げる中、一人前になったら帰ってくる元気を信じ、テレビや新聞、知人を通して元気の夢を影ながら応援し続ける祖父母です。
一瞬は喜んだ、おじいちゃんとおばあちゃんですが、「元気は目的を果たすまで帰って来ないと誓って出て行ったんだ」「かえっちゃいかん」と心を鬼にします。
使用人にそのことを告げられた元気は、祖父母の気持ちを想い、家に帰らず東京へ戻ります。
その後、祖父母は・・・
そして、最終回!
「目的を果たすまで帰らない」の誓いを守り、家を出てからはじめて、そしてついに祖父母のもとに帰ります。
元気は当然誰だかわかりませんが、祖父母はこれで元気を引き取れると、ウキウキで葬儀に現れます。