他にもあった!バブル期のハイパービルディング構想の数々!!
スカイシティー1000
1989年に発表された、竹中工務店によるハイパービルディング構想「スカイシティー1000」。高さは1000mと、現在中東で建設中のジッダ・タワーと同水準の高さとなっています。建物内だけで生活可能な空中都市の実現を目指し、36000人の居住、10万人の就業を想定していました。
エアロポリス2001
1989年に発表された、大林組によるハイパービルディング構想「エアロポリス2001」。高さは2001m、500階建てを想定しており、東京湾上に人工島を建造しその上に建設する構想でした。30万人の居住が想定され、最上階から最下層まで15分で往来できる超高速エレベーターの設置も検討されていました。
via ja.wikipedia.org
X-Seed 4000
1990年に発表された、大成建設によるハイパービルディング構想「X-Seed 4000」。高さ4000mの800階建てで、下の画像のように富士山型の外観をしています。東京バベルタワーもそうでしたが、このクラスの高さとなるとビルの形状が限定されてくるのでしょうか?ちなみに想定される居住者数はなんと100万人!
via www.taisei.co.jp
大成建設の記念サイトに詳細があります!
サウジアラビアで1000m超えのビルが建設中!!
上に挙げた構想はすべてバブル期に発表されたものであり、その実現の困難さから構想止まりとなっていますが、21世紀に入って、サウジアラビアでついに高さ1000mを超えるハイパービルディングの建設が始まりました。
サウジで建設中のジッダ・タワー!!
世界初となる1000m超えのハイパービルディングは、サウジアラビアのジッダで建設中のジッダ・タワー(旧名称:キングダム・タワー)。高さは1008mを予定しており、世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」の828mを180mほど上回ります。
via ja.wikipedia.org
via en.wikipedia.org
アラブ諸国の石油マネーの力により、ついに現実のものとなるハイパービルディング。一方、日本ではバブル崩壊以降この手の派手な構想は影を潜めつつあると思いますが、地震大国として確かな建築技術を持っているのは間違いありませんので、バブルとまではいかないまでも再び景気の良い構想を打ち出して欲しいものです。