関根恵子の主演映画『高校生心中 純愛』(1971年)
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あなたを誰にも渡さない!
燃えて捧げた十六才のすべて!
高校二年生の由夫と洋子は、夢と希望に満ちた明るいカップル。
だがある日、由夫の兄が過激派幹部である親友と、刑事である父の間で板ばさみになった揚げ句、父を殺すという事件が起こる。
周囲の大人たちの反対や社会との戦いに傷ついた二人は、永遠の愛を遂げようと思い出の雪山を訪れる……。
変わらぬ愛を誓った高校生が、その純粋さゆえに大人や社会との闘いに傷つき、愛を貫くために悲惨な決意をする美しくも悲しい純愛映画。
丘谷由夫(篠田)と宇野洋子(関根)は、仲の良い健全なカップルだった。しかしある日、由夫の兄・卓郎(金子研三)が父・武夫(美川陽一郎)を殺してしまったことから、2人の周りが変化し始めて・・・。
~デビュー作で一共演者だった篠田三郎が本作で関根恵子の相手役に昇格し、後に「樹氷悲歌」「成熟」とコンビを組むことに~
関根恵子(15歳頃)の主演映画『おさな妻』(1970年)
両親を失い、一人けなげに生きる女子高生(関根)。アルバイト先で知り合った31歳の建築デザイナーに惹かれた彼女は、高校生のまま結婚生活に飛び込む。新婚初夜、少女妻は、震えながらその白い裸身を捧げた――。当時15歳の関根恵子の初々しい演技と大胆な脱ぎっぷりが評判となった。
~関根恵子がゴールデンアロー賞新人賞を受賞した代表作。子持ちのやもめに嫁いだ女子高生を “夫婦の成長”を軸に丁寧に追った、今の時代にも通用する普遍的で教育的な一作~
関根恵子(16歳頃)の主演映画『樹氷悲歌(ジュヒョウエレジー)』(1971年)
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眠っちゃだめ!
あたしの体のぬくもりで、あなたを絶対死なせない!
右目を痛めて競馬の騎手の夢に破れた信一が帰郷した。
かつての恋人・みやは、周囲の冷たい目にもめげずに信一を励まし、手術を受けさせて再起を決意させる。
東京へ旅立つその日、スキーに行った二人は事故に遭遇。
動けなくなった信一を雪穴にビバークさせるが、吹雪の中で暖をとるものもない……。
蔵王連峰を背に抱く温泉地に住む少女・みや(関根)の前に、競馬騎手を目指していたはずの信一(篠田)が現れた。彼は練習中に負傷し、志半ばで帰省したのだった。みやは傷心の彼を気遣い、友人の邦夫(小野川公三郎)と三人でスキーに行くのだが・・・。
遭難した雪山で信一を裸で温めるなど、体当たりの演技が光る関根恵子主演の純愛シリーズ第2弾。
~「高校生心中 純愛」に続いて、篠田三郎が相手役を務めた恋と友情の切ないメロドラマ。芸者役でブレイク前の松坂慶子が共演しているのにも注目~
関根恵子(16歳頃)の主演映画『成熟』(1971年)
青い乳房がやわらぐ時――。
秋祭りの夜に実る十六歳の成熟の恋!
山形県庄内平野の鼠ヶ関には古くから「みこし流し」という祭が行われていた。
その日、農業高校写真部のゆう子は、ライバルである水産高校の生徒・隆二と出逢い、お互いに好意を感じた。
しかし、「みこしを担いで海に入った男の濡れた体は、将来を誓い合った娘以外は拭いてはならない」というこの祭の古い言い伝えを知らなかったために、大変な騒動に巻き込まれてしまう……。
高校生・ゆう子(関根)は、神輿を担いだ男たちが威勢よく海に入っていく祭り・みこし流しに出かけ、そこで彼女は見知らぬ青年、隆二(篠田)の濡れた体を拭いてしまう。しかし、その祭りには、"濡れた男の体を拭いた女性は、その男と結婚しなければならない"という言い伝えがあり・・・。
~庄内平野の鼠ヶ関に伝わる祭り“みこし流し”を題材に、農業高校と水産高校というライバル校に通うゆえの板ばさみや、家業の跡取り問題に揺れる若い男女の恋模様を描いた、シェイクスピア劇を思わせる一作~
関根恵子(16歳頃)の主演映画『遊び』(1971年)
関根恵子(16歳頃)の主演映画『遊び』(1971年)
『遊び』(あそび)は、1971年(昭和46年)公開の日本映画。
増村保造監督が大映で撮った最後の作品。倒産直前の大映作品であり、製作現場では資金調達などがすでに難しくなりつつあったという。
それぞれ過酷な環境に置かれた少女と少年とが出会い、2人でそこから抜け出そうとするため、さらに状況が切迫していく……、という物語。ストーリー上は青春ドラマの一種である。
(出典:Wikipedia「遊び (映画)」)
増村保造監督が大映で撮った最後の作品。倒産直前の大映作品であり、製作現場では資金調達などがすでに難しくなりつつあったという。
それぞれ過酷な環境に置かれた少女と少年とが出会い、2人でそこから抜け出そうとするため、さらに状況が切迫していく……、という物語。ストーリー上は青春ドラマの一種である。
(出典:Wikipedia「遊び (映画)」)
愛を確かめ合うギリギリの青春!
遊びというには、あまりにも激しく、悲しい!
町工場で働く16歳の少女は、内職をする母と寝たきりの姉、そして父の残した借金を返すため、昼も夜もベルトコンベアーに追い回される毎日を過ごす。
何の楽しみもない少女は、休日街へ出て少年に声をかけられるままに、喫茶店、映画館へついていく。
生れて初めて優しくしてくれた男性がチンピラとも知らずに……。
才色兼備の女子高生・玲子は母とふたりで暮らしていたが、突然母に先立たれ、優しい叔母に引き取られた。しかし、その息子に襲われ危ういところを逃げ出す。
やがて、かつて通った幼稚園で恩師の手伝いをするうち、母を亡くした園児・まゆみに慕われ、まゆみの父・吉川にも好意を寄せられるようになり、ふたりは結婚を決意する・・・。
女子高生が人妻になるというショッキングな内容で、当時”おさな妻”ブームが起こったほどの話題になった関根恵子主演第二弾。妻として、母として、高校生として懸命に生きる姿を描いた問題作!
出典:角川映画「おさな妻」
http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/osanazuma/