【1950年代~】日本のTVで見れたアメリカンなコメディーいろいろ
2017年8月6日 更新

【1950年代~】日本のTVで見れたアメリカンなコメディーいろいろ

日本のTV放送が開始されて以来、色々な番組が放送されてきたが、今なお海外で作成されたドラマなどが一定の割合で視聴されている。私も昔より海外製のTVドラマに親しんできたが、その中で今回は私の好きなジャンルの一つであるコメディーに特化して思い出を書いてみようと思う。

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超有名な怪物たちが繰出すブラックジョークに新鮮さを感じた『アダムス・ファミリー』

『アダムス・ファミリー』の主人公たち

『アダムス・ファミリー』の主人公たち

1964年にテレビドラマの放送が始まり1966年まで、2年間で65エピソードが放送されました。テーマソングは60年代コメディ映画やドラマの作曲家として人気を博したヴィクター・ミジーが作曲しています。
丘の上に立つ不気味な屋敷に住むアダムス一家はみな変人揃い。不幸を愛する当主ゴメス、彼が溺愛する妻モーティシア、弟バグズリーを実験台に人体実験をするのが趣味の長女ウェンズデー、ゲテ物料理が得意な祖母グラニー。一家の他にフランケンシュタインの執事ラーチや生きている手首“ハンド”もいる・・・。
『アダムス・ファミリー』(The Addams Family)はチャールズ・アダムス原作の一コマ漫画。およびそれを原作とした映画・アニメ・TVドラマ・ミュージカル。もともと雑誌『ザ・ニューヨーカー』に掲載されていたもので、当初はタイトルそのものは存在しなかったが、テレビドラマ化されたときに作者の名前からアダムスファミリーというタイトルが付いた。
当初はキャラクター設定など明確なことが記されておらず、メインキャラクターの名前などは一切不明であり、「アイマーおじさま」などゲストキャラクターの名前が行き来するなどの奇妙な内容であった。1964年にテレビドラマやアニメが制作され日本では「アダムスのお化け一家」というタイトルで人気を呼んだ。その際初めてそれぞれのキャラクター設定が明記されたものの、当初、作者のチャールズ・アダムスが決めていたフランプという名前(後述)に反し、アダムスと自分の苗字が付いたことで、キャラクターそれぞれの設定が大きく変わってしまった。それ以降からテレビドラマ版の設定が継承され、1991年に巨額の制作費を投じて映画化されてヒットし、1993年には続編が作られた。

アダムスファミリー (オリジナル版)  吹替 広川太一郎

はちゃめちゃな世界観にブラックジョーク満載で、好きな人はとことん好きなホラーコメディであった。くすっと笑うような、ニヤニヤしてしまう笑いは沢山あるが、手を叩いて大笑いするシーンはなかったような感じがする。さすがに電気椅子で処刑ごっことかもあるが、笑えなかった。
それでもアダムスの子供たちは可愛いし、パパとママはラブラブで羨ましいし、くさい兄弟愛も見れるし、映画「アダムスファミリー」はオススメのホラーコメディである。

はちゃめちゃドジなスパイだが、最後はいつも”めだたしめでたし”だった『それ行けスマート』!!

靴底に仕込んだ無線電話で連絡!!?

靴底に仕込んだ無線電話で連絡!!?

ドン・アダムスが演じるマクスウェル・スマート(ドジで間抜けなスパイ・エージェント)は、変なスパイ道具を一杯持っていましたが、特に秀逸で記憶に残っているのは、靴底に仕込んだ無線電話でした。秘密諜報機関コントロール(CONTROL)に連絡をとるシーンでは、いきなり片足の靴を脱いで右手に持ち、「もしもし~」と電話していました。
『それ行けスマート』(それゆけスマート、原題:Get Smart)は、アメリカ合衆国のNBC系で1965年から1969年まで、CBS系で1969年から1970年まで放映された30分のテレビドラマシリーズ。スパイものをパロディにしたシチュエーション・コメディ。メル・ブルックス、バック・ヘンリーが原案および脚本を担当。
日本(関東地区)では1966年にNETテレビ(現:テレビ朝日)の『危機一髪シリーズ』(金曜21:00 - 21:56)で、『ハニーにおまかせ』と共に放送、その後1968年から1969年まで東京12チャンネル(現:テレビ東京)の毎週火曜21:00 - 21:30で放映された。
アメリカの秘密諜報機関コントロール(CONTROL)のドジで間抜けなスパイ・エージェント86ことマクスウェル・スマート(ドン・アダムス)が、相棒のエージェント99(バーバラ・フェルドン)とともに、靴底の無線電話などといった変なスパイ道具を使いながら、世界征服をたくらむ秘密結社ケイオス(KAOS、カオスとも)と戦う。

ゲット・スマート テレビ朝日版

主演のドン・アダムスの日本語版吹き替えは藤村有弘(後に小松政夫)だった。
藤村有弘は『ひょっこりひょうたん島』のドン・ガバチョの声や、「ドルチャメンテ・コチャメンテ・スパゲティ・ナポリタ~ナ」という出鱈目イタリア語の芸風で有名。また、小松政夫は知る人ぞ知る、「ハラホロヒレハレ」「もーイヤ、もーイヤこんな生活!」「表彰状、あんたはエライ! 」「悪りーね、悪りーね、ワリーネ・デイートリッヒ」などの名作ギャグで有名。
毎回、抱腹絶倒のギャグが満載でした!!。
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