男くささがカッコイイ!エレファントカシマシのヒット曲集めました
2022年10月5日 更新

男くささがカッコイイ!エレファントカシマシのヒット曲集めました

男らしい、というより男くささが染み渡るようなエレファントカシマシ。男性は共感することが多いと思いますが、女性にとっては憧れでもあります。そんなエレファントカシマシのヒット曲をまとめてみました。

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結成からデビューまで

エレファントカシマシはギターの石森敏行さんとドラムの冨永義之さんを中心に中学1年生の時に結成したバンドです。最初はディープ・パープル、レインボー、RCサクセションなどのカバーをしていましたが結成の翌年にはEastWestの地区予選に出場し、オリジナル曲を披露しています。ここから新宿JAMなどでライブ活動をしていきます。中学生ですごいですね。

ボーカルの宮本浩次さんが加入したのは中学3年生の時。全員中学の同級生で最初は6人編成でした。

1986年に富永さんの高校の同級生だった高緑成治さんが加入し、現在の4人体制になります。ここからメンバーが変わっていないのもすごいです。ちなみにバンド名は、漫才トリオのかしまし娘と、映画『エレファント・マン』からつけられていて、音を重視して特に意味はないそうです。

この年に「CBS/SONY SDオーディション」で入賞し、デビューの糸口をつかみます。

アマチュア時代のライブでは宮本さんが観客の拍手や歓声に対し「うるせぇ!」などと罵倒する場面があり、観客も戸惑っていたのだとか。この頃はかなりやんちゃな感じだったんですね。

「デーデ」

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1988年にエピックソニーから寝具杖「デーデ」でメジャーデビューします。アルバム『THE ELEPHANT KASHIMASHI』と同時発売でした。

「デーデ」は中学校の頃からあったオリジナル楽曲です。これがデビュー曲にナルトはすごいですね。EPでしか発売されておらず、2022年現在のところシングル曲で唯一CD化されていない作品です。

カップリングの「ポリスター」はアルバム未収録で、EPのシングルしかないのでかなりレア楽曲とされていましたが1997年の『エレファントカシマシ ベスト』に収録され、初のCD化となりました。


デビュー当時は雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』で「破格の新人衝撃のデビュー」と大々的に取り上げられました。編集長の山崎洋一郎さんや渋谷陽一さんに絶賛され、渋谷さんは「勝手にシンドバッドを聞いた時のような衝撃だった」と話しています。

アルバムには洋楽ロック、日本のロックに影響を受けたことが分かる楽曲が収録されています。歌詞は当時のロックの定番のようなフレーズもありますが、日常の根源的なテーマがあり、本人が「今でもファースト・アルバムの曲を作った10代の頃と全く同じ気持ちで歌うことが出来る、それぐらい俺の作る曲はクオリティが高い」と言っているほど、レベルの高い楽曲だと評価されています。

「悲しみの果て」

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エレファントカシマシの代表曲の1つと言える「悲しみの果て」は実は2度シングルとしてリリースされています。

一度目にリリースされたのは1996年4月。エピックソニーとの契約が終了し、ポニーキャニオンに移籍して初のシングルです。今までの楽曲にはなかった前向きに未来を歌った歌です。その後も歌詞に変化が見られますがきっかけとなった曲と言えるでしょう。

この曲をもって「再デビュー」ともいわれています。こちらの楽曲がスマッシュヒットし、収録されたアルバム「ココロに花を」のスマッシュヒットにもつながりました。

そしてアルバムからのシングルカットとして12枚目のシングルとしいて1996年11月に2度目のリリースがされたのです。ヒット曲がリメイクされてもう一度しんぐるかっとされることはありますが1年に同じ曲が2度リリースされるというのはかなり珍しいケースですよね。ちなみに、カップリングは別の楽曲です。

グリコ「アーモンドチョコレート」CMソングにも採用され、エレファントカシマシの知名度がアップする一曲になりましたね。

「明日に向かって走れ」

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1997年2月にリリースされた13枚目のシングルは「明日に向かって走れ」。こちらはNHKの音楽番組「ポップジャム」の主題歌になりました。

「悲しみの果て」よりもさらに前向きな歌詞になりましたね。シングル曲として初めて佐久間正英さんがプロデューサーに入っています。この楽曲を収録したアルバムのタイトルは「明日に向かって走れ-月夜の歌-」となっています。

ちなみに吉田拓郎さんにも同名の楽曲がありますが、関係はありません。

「今宵の月のように」

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1997年7月にリリースされた15枚目のシングル「今宵の月のように」は、初めてドラマのタイアップが付いた曲です。江角マキコさん主演のドラマ「月の輝く夜だから」の主題歌となり、ドラマの内容に沿うように書き下ろした楽曲です。宮本さんもずいぶん丸くなったなあという感じがしますね。

宮本さんははじめ「ドラマなんて絶対見ない」と言っていたそうですが、実際は毎週見ていたそうです。エレファントカシマシ最大のヒット曲となり、初のオリコントップ10入り。紅白歌合戦でも歌唱した楽曲です。

2018年から、メンバーのゆかりの地であるJR赤羽駅の発車メロディーにも使われています。

「真夜中のヒーロー」

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1999年にリリースされたエレファントカシマシ初のマキシシングルです。テレビ朝日系「サンデージャングル」のオープニングテーマでした。

カップリングの「旅の途中」は大鵬薬品「チオビタドリンク2000」のCMソングで、発売当初は両A面だったのですが、その後、「真夜中のヒーロー」の単独A面に変わっていました。現在は杯盤になっています。

この楽曲はアルバム未収録で『エレファントカシマシ SINGLES1988-2001』にのみしゅうろくされています。「真夜中のヒーロー」はCD未収録ですが現在は配信されています。

エレファントカシマシのヒット曲を振り返ってきました。普遍的で今聞いても心に響く名曲が多いですよね。これからも歌い続けてほしいです。
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思い出を語ろう

     
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  • あきやん 2022/10/8 07:22

    1992年頃市川の本八幡にあったルート14と言うライブハウスに来る時は、必ず行っていました。
    武道館200人限定ライブにも行きました、懐かしいです。

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