老けメイクにも挑戦して、大きな転機となった名作『ジャイアンツ Giant』(1956年)
ジャイアンツ(2枚組) [DVD]
ジャイアンツ Giant [1956]
60年代中盤にかけてが、エリザベスの映画女優としての絶頂期
バターフィールド8 [DVD]
エリザベスがオスカーを得た作品の割には、面白くないと言う人が多いのも事実。エリザベスも後半は良いのですが、前半、特にオープニングの独演ではわざとらしい演技が気になる所だ。若い頃と変わらない彼女の美しさが演技を妨げているようにも思える。
クレオパトラ(3枚組) [DVD]
CGがなかった時代にあれだけの装置を作り上げたのは驚異というしかない。エキストラも20万人を超えたとか。金と時間をかけただけあって、芝居よりもその背景の装飾や彫像、建物に目を奪われてしまった。
エジプトを統治するエリザベス・テイラー演じるクレオパトラがカエサル(レックス・ハリソン)、そしてアントニウス(リチャード・バートン)といった稀代の英雄と愛し合った経緯を史実に基づいて描いている。少々生真面目に作り過ぎた印象もあるが、さまざまなエピソードも忠実に挿入しているのでそれなりに面白いと私は思う。ネガティブな意見・感想が多い中、あえて私は肯定的な意見・感想を言いたい。
『バージニア・ウルフなんかこわくない』(1966年)で二度目のオスカー
バージニア・ウルフなんかこわくない [DVD]
Who's Afraid of Virginia Woolf? (1966) trailer Elizabeth Taylor
途中から一見普通に見えていたゲスト二人も巻き込まれておかしくなって行くさまは、人間だれでも狂気の扉を持っているということでしょうか?? エリザベスがこんな醜い”メス豚”を怪演しているとは!!まさにおどろきだった。
最後にエリザベスの私生活!!
マイク・トッド、エリザベス・テイラー夫妻と娘リザ 1957年
18歳のときに、パリス・ヒルトンの祖父の兄にあたるコンラッド・ヒルトン・ジュニアと結婚し、わずか9カ月でスピード離婚を経験したエリザベスは、その後、19歳で二度目の結婚をしたエリザベスのお相手は、20歳年上の俳優マイケル・ワイルディングで、この結婚は5年間続いたが後に破局。リズは彼とのあいだに二人の子供を授かる。好きになったらすぐに結婚したくなる性格なのだろうか。彼女は、マイケル・ワイルディングと離婚して1週間も経たないうちに、24歳年上のマイケル・トッドと再婚し、今度は娘を出産したが、1年後にトッドが飛行機事故で亡くなるという不幸に見舞われてしまう。
1965年の『いそしぎ』で夫婦共演したテイラーとバートン
また結婚に至らずも多くの人と浮名を流しており、10代のエリザベスが俳優としても活動していたロナルド・レーガン米元大統領と関係を持ったことや、ジョン・F・ケネディ元大統領と俳優ロバート・スタックと同時に性交渉をしたことが明らかにされている。また、歌手フランク・シナトラや国務長官ヘンリー・キッシンジャー、富豪のマルコム・フォーブスなどもいたようだ。皆さん大物ぞろいですなぁ~!!