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Mr レディ.Mr マダム(日本語吹き替え版)の一部分
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映画の中でオカマ・カップルが、息子のためにノーマルな夫婦を演じようとする姿がとても面白かったです。
映画の内容解説
思い切りゲラゲラ笑えるコメディではありませんが、フレンチ・コメディ独特のクスッと笑える作品です。
喜劇と悲劇は紙一重……というような、登場人物はいたって真面目に問題に取り組み、何とかしようとするからこそ笑えるのです。日本の喜劇とどこか共通する部分がありますね。
ゲイクラブの看板スターであるアルバンは、中年になって直面する”衰え”に焦り、失われた若さに嘆き、そしてイライラ。
アルバンを演じるミシェル・セローの自然な女性的な仕草は素晴らしい。
同じ女性から見ても、「そういう中年女性は確かにいるわ」と納得できるほどで、女性というものを女性よりわかってるな、と唸ってしまいます。
イタリア人のレナトの伊達っぷりが作品に品を持たせ、部屋の妙な装飾品なども、さりげなく味になっています。
それに、アルバンの着ている服がセンス良いのもポイントでしょうか。
舞台は南仏のサントロペで、カラッとした太陽の日差しが降り注ぎ、リゾート地らしいお洒落な雰囲気もまたこの作品の魅力です。
現在でこそオカマの世界は広く認知されるようになったが、当時では世間一般には秘密クラブ的な扱いで、本作が登場するまでそれがメインとして扱われた映画はなかっただろう。何よりもここに登場するオカマたちは体つきが全て男のままであり、現在みたいな手術をして完全な女性を目指す部分のないところがユニークである。そしてオーナーの息子が結婚をする相手が、秩序と道徳をモットーとする政党の書記長で、その党首が娼館で未成年相手に腹上死というシナリオも、スキャンダラスな内容で政治を皮肉った風刺的表現に笑えてしまう。近年の日本でもSMクラブに出入りしていた官僚が話題になったが、人の社会的立場などというものはあまりアテにはできないという見本のような話である。毒気に当てられるような事もないほのぼのとしたコメディであり、好感の持てるオカマ映画の草分け的存在である。
テーマ曲
音楽は、エンニオ・モリコーネが担当しています。明るいトーンで統一されたポップでおしゃれな曲がとても聴きやすいです。
Il vizietto / La cage aux folles (1978) - Ennio Morricone
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Ennio Morricone - La Cage Aux Folles - Una Strana Coppia (1978)
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映画の続編も登場!!
映画が好評だったため、1980年に『Mr.レディMr.マダム2』と1985年『Mr.レディMr.マダム3 ウエディングベル』が制作されました。