この記事の目次
- PC-8801mkⅡSR(1985年1月)
- PC-8801mkⅡTR(1985年9月)
- PC-8801mkⅡFR(1985年11月)
- PC-8801mkⅡMR(1985年11月)
- PC-8801FH(1986年11月)
- PC-8801MH(1986年11月)
- PC-88VA(1987年3月)
- PC-8801FA(1987年10月)
- PC-8801MA(1987年10月)
- PC-88VA2(1988年3月)
- PC-88VA3(1988年3月)
- PC-8801FE(1988年10月)
- PC-8801MA2(1988年10月)
- PC-8801FE2(1989年10月)
- PC-8801MC(1989年11月)
PC88のホビーパソコンとしての確立はPC-8801mkⅡSRからでした。
PC-8801mkⅡSR(1985年1月)
1985年1月、PC-8801mkⅡSRが登場。
これがホビーマシンとしてのPC-8800シリーズの地位を確立した機種で、パソコンゲーマーのPC88といえばおのずと「PC-8801mkⅡSR以降」を指すものでした。
PC88自体はそれ以前にPC-8801(1981年)、PC-8801mkⅡ(1983年)がありましたが、8bit時代のライバルだった富士通FM-7やシャープのX1がホビー用途を前面に打ち出してきたことに対抗して、NECが満を持してリリースしたのがこのマシンでした。
機能面でいえばグラフィック機能の改良。解像度は640×200ドットと先行機と変わらなかったものの同時発色数が原色8色からアナログRGBによる512色中8色に。そして処理が高速化された“V2モード”が搭載されました。サウンド面ではFM音源が標準搭載されて美しいBGMや効果音が鳴らせるようになりました。
なお、3つのモデル用意されておりmodel10はFDドライブなし、model20は2Dドライブ1基、model30は2Dドライブ2基搭載となっていました。
これがホビーマシンとしてのPC-8800シリーズの地位を確立した機種で、パソコンゲーマーのPC88といえばおのずと「PC-8801mkⅡSR以降」を指すものでした。
PC88自体はそれ以前にPC-8801(1981年)、PC-8801mkⅡ(1983年)がありましたが、8bit時代のライバルだった富士通FM-7やシャープのX1がホビー用途を前面に打ち出してきたことに対抗して、NECが満を持してリリースしたのがこのマシンでした。
機能面でいえばグラフィック機能の改良。解像度は640×200ドットと先行機と変わらなかったものの同時発色数が原色8色からアナログRGBによる512色中8色に。そして処理が高速化された“V2モード”が搭載されました。サウンド面ではFM音源が標準搭載されて美しいBGMや効果音が鳴らせるようになりました。
なお、3つのモデル用意されておりmodel10はFDドライブなし、model20は2Dドライブ1基、model30は2Dドライブ2基搭載となっていました。
NEC PC-8801mkⅡSR CM 1985年 武田鉄矢
via www.youtube.com
以降PC88の後継機が登場するわけですが、PC88向けゲームソフトはいつも対象機種がPC-8801mkⅡSR~と表記されていましたよね。
当時MSXユーザーだった私の目には「??」だったのを憶えています。
ですのでここにPC-8801mkⅡSR以降の機種を書き記しておきたいと思います。
当時MSXユーザーだった私の目には「??」だったのを憶えています。
ですのでここにPC-8801mkⅡSR以降の機種を書き記しておきたいと思います。
PC-8801mkⅡTR(1985年9月)
SR model30に全2重300bpsのモデム電話を追加した実験的要素の強いモデル。
なお、この機種以降は縦置き用の脚が削除されました。
なお、この機種以降は縦置き用の脚が削除されました。
PC-8801mkⅡFR(1985年11月)
SRの廉価版、model10では10万円を切りました。
当時、私の周りのPC88ユーザーはこのmkⅡFRが多かったです。
当時、私の周りのPC88ユーザーはこのmkⅡFRが多かったです。
PC-8801mkⅡMR(1985年11月)
via pbs.twimg.com
2HDと2Dの読み書きに両対応したFDD、JIS第2水準の文字まで含んだ漢字ROMを搭載するなど、当時としては非常に先進的なマシンでした。
PC-8801FH(1986年11月)
やっとmkⅡが消えました(笑
こちらも廉価モデルだと10万円を切りました。
処理速度の向上などに加え、付属キーボードには設定メニューの表示用にPCキーや日本語入力用の変換キーが追加されるなど大幅に更新されました。またPC88には珍しい筐体が黒色のモデルも登場。
こちらも廉価モデルだと10万円を切りました。
処理速度の向上などに加え、付属キーボードには設定メニューの表示用にPCキーや日本語入力用の変換キーが追加されるなど大幅に更新されました。またPC88には珍しい筐体が黒色のモデルも登場。
旧機種の弱点であった部分を補強し機能と処理速度を向上させていったSR以降のシリーズは、SR発売当初に登場したアクションゲーム「テグザー」をはじめ、FM音源による音声合成を実現した「シルフィード」「ぎゅわんぶらあ自己中心派」、RPGでは「イースシリーズ」や「ハイドライド3」「ソーサリアン」「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」など、SLGでは、「スーパー大戦略」や「三國志II」などのシリーズを生んだ。この頃にはPC-8800シリーズが次第に8ビットパソコン市場で一人勝ちの様相を呈するようになり、ゲームソフトが優先的に発売されるほか、PC-8801mkIISR以降用だけで発売されたタイトルも存在するようになった。
1986年は8bitPCがホビーパソコンとして全盛期を迎えた年だったと思います。
ファミコンとは違った魅力的なゲームが多々登場し、その中心にはPC88が常にありました。
ファミコンとは違った魅力的なゲームが多々登場し、その中心にはPC88が常にありました。