俺は社長で小学生 今日も乗りこむ「無敵ロボ トライダーG7」
2018年9月8日 更新

俺は社長で小学生 今日も乗りこむ「無敵ロボ トライダーG7」

「機動戦士ガンダム」終了から一週間後。巨大ロボットの発進をあたかも日常の光景として語る、前番組とは真逆の世界観で視聴者を驚かせたのが本作。リアルロボットから人情ものと、後に制作されるサンライズ作品の振り幅の広さを示した作品でもある。

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 第27話 - 33話に登場する第5代隊長。妖艶な美女で元・ザクロン親衛隊員。
 金髪のオカッパ頭でグラマラスな体型をしており、目からキュービームを放つ。
 地球人を飼いならすのが帝国の目的なのに対し、人口が多すぎると感じ、減らそうと考えている。33話で自ら設計したクイーン・アテナスを操縦しトライダーと戦う。
ザクロン

ザクロン

声・曽我部和行
ガバール帝国銀河系方面総司令官。オンドロンの上司にあたり10メートルの巨体を持つ。帝国を支配するコンピューター・シグマの〈完璧な計算〉を遂行出来ないオンドロンを「無能者」と罵倒。自らを模した巨大ロボで地球に降り立ちトライダーG7と戦闘を繰り広げるも、コンピューターの予測にない攻撃に動揺し、その現実を受け入れられないまま敗走。その後・・・。

最終回「とびだせ!若社長!!」

「危険がいっぱい大仕事」
 地球支配の進捗の遅れに業を煮やしたザクロンは自ら出撃、トライダーと相対するも敗退。「私が無能なのでは無い!我々が信じたコンピューター・シグマが地球人に負けたのだ!」
そう言い放つオンドロンを処分し、前線基地たる宇宙要塞も破壊したザクロンは本星へ帰投する。

「とびだせ!若社長!!」
 これ以上の地球への関与は自分達の存在意義、ひいてはガバール帝国の崩壊につながる事を危惧したザクロンは、コンピューター・シグマに虚偽の報告を行う。それは地球への攻撃の停止を意味する事でもあった。
 脅威が去って早や2か月。卒業式前日。教室の大掃除の途中、私立中学に行くと思われていた健一が公立中学に行く事を知らされ驚くワッ太達。その最中、大門は三重子先生にプロポーズ。
 卒業式当日の朝。大きめの学生服に不満げなワッ太にサチ子が「その服には早く大きくなれとの親心がこもっている(大意)」と生意気な口を利く。妹を追いかけ回すワッ太の姿もいつもの日常。仏壇の父に手を合わせ登校。
 卒業式本番。校長の長いスピーチでの退屈を打ち破ったのは、乱入して来た専務であった。双子懐妊の知らせを一刻も早く社長―ワッ太―に伝える為である。乱入者にざわつく会場を、大門が機転を利かせて専務を壇上に上げて鎮める。緊張しながらもスピーチを始める専務。その中で語られたのは・・・。
「(前略)人は実に小さな事で怒ったり、喧嘩をしたり、小さな喜びに笑ったりしています。そうした事は一見意味のない無駄の様な気もします。しかし、その無駄の中に何か大切なモノがあるのでは無いでしょうか?無駄をするから人間なんです。近道よりも遠回りの方が、多くのモノに出会う事が出来ます。ですから、時には遠回りも必要なんです。そして、君たちが生きて行く上でとても大事な事は、お互いを信頼し、助け合う事です。たくさんの友達を持つ事です。今日は何かが終わった日ではありません。明日に向って、羽ばたいていく日です!」
 卒業式終了後、竹尾ゼネラルカンパニーで3つのお祝いパーティーが行われた。ワッ太卒業、大門と三重子先生の婚約、専務の奥様のご懐妊。賑やかなパーティーが進む中、仕事の依頼が舞い込む。躊躇する専務であったが、ワッ太はこれを受諾、トライダーで出動する。「ワッ太、がんばれよ!」「まかしとき!」みんなの応援を受けて夕陽に飛ぶトライダーG7。その姿はこれからも続く事であろう。

スタッフ

企画 - 日本サンライズ
原作 - 矢立肇
連載 - テレビマガジン、たのしい幼稚園、冒険王
シリーズ構成 - 星山博之
音楽 - 茅蔵人
キャラクターデザイン - 佐々門信芳
メカニカルデザイン - 大河原邦男
作画監督チーフ - 金山明博
美術監督 - 宮野隆
監督 - 佐々木勝利
プロデューサー - 関岡渉(名古屋テレビ)
        大熊伸行(創通エージェンシー)
        岩崎正美(日本サンライズ)

制作担当 - 中川宏徳
脚本‐星山博之、伊東恒久、松崎健一、荒木芳久、佐々木勝利、
   富田祐弘、三山博一、中原朗
ストーリーボード(のみ担当)‐菊田武勝、吉沢孝男、斧谷稔、北島信幸、
福島和美、 貞光紳也、高橋資祐
動画チェック - 大原和男
色指定 - 長谷川洋、満江敬雄、柴隆之、隈部昌二、吉井三恵子、花津谷あつ子
仕上 - ディーン、タカプロ、スタジオ雲雀、スタジオ九魔、ジャスト
背景 - 獏プロダクション、スタジオユニ
撮影 - ティ・ニシムラ、旭プロダクション
編集 - 井上編集室、小松みどり
現像 - 東京現像所
特殊効果 - 朝沼貴良、向井稔
タイトル - 松崎善美
設定助手 - 戸部尚代
設定制作 - 福田満夫
メカニカルゲストデザイン - 出渕裕
制作進行 - 吉井孝幸、川瀬敏文、指田英司、内田健二、冨永恒雄、八木岡正美、中川一敏
音響演出 - 千葉耕市
音響制作 - 千田啓子(クルーズ)
効果 - 佐藤一俊(E&Mプランニングセンター)
調整 - 飯塚秀保
録音 - セントラル録音
作画監督‐佐々門信芳、金山明博、木村圭市郎、冨沢雄三、塩山紀生、西城明
演出(ストーリーボードも兼任)‐鹿島典夫、加瀬充子、鈴木行、菊池一仁、
                兜四郎、 横山裕一朗
制作 - 名古屋テレビ
   創通エージェンシー
   日本サンライズ

玩具

クローバー 完全7変形合体

クローバー 完全7変形合体

 1980年発売。G7の特徴である七段変形は玩具では完全には再現できず、いずれも頭部の二変形が省略されている。
 初期に発売された「変型合体セット」は五段変型、後にトライダーシャトルとセットで発売された「完全7変型合体」では別の変形パターンを加えて七段変形とした。他に廉価版の「変型シャトル合体」や必殺技を再現した「バードアタック」などが発売。
 売れ行きは好評で、サンライズ側ではスポンサーのクローバーに前作の借りが返せたと感じていたという。
超合金魂GX-66 トライダーG7

超合金魂GX-66 トライダーG7

 2014年6月28日に、バンダイの「超合金魂シリーズ」の一環として発売。
 クローバー版では出来なかった七段変形が可能、またG7の武器(ジャベリン・カッター・ルアーなど)やトライダー・キャタピラと共に旧シャトルが付属されており、コスミックに変形したG7と合体してトライダーフォートレスになれる。またキャタピラはシャトルに収納できる。プロポーションも、より作品中に近く、広い可動範囲は様々なポーズを取らせる事が可能。

商品紹介

「無敵ロボ トライダーG7」 | バンダイチャンネル

1,000
アニメ動画が【月額1,000円(税抜)で見放題】
2015年現在、映像ソフトが中古市場で高値で売買されている状況を鑑み、手軽に視聴できるこちらを紹介。無期限配信ではないと思われるので、確認をお願い致します。

サンライズ ロボットアニメ大鑑

4,406
『無敵超人ザンボット3』(1977)から『熱血最強ゴウザウラー』(1993)までの日本サンライズ(現・サンライズ)制作TVアニメ作品(除くガンダムシリーズ)の主題歌・挿入歌集3枚組CDアルバム。
『トライダーG7』の2曲はディスク1の5、6曲目に収録。
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