手すりをつかんで耐えていたマミだが、ついに船の中に吸い込まれてしまった。ステージからマミが消えて、動揺する観客たち。船の中に現れたマミに、約束だから力を返してもらわなきゃと言うピノピノ。
マミ「あと少し。最後の一曲歌うだけ待って!あと5分だけ、お願い!」
マミを応援するネガたち。
ピノピノ「だめだ。あの子(俊夫)が思い出してしまった」
マミ「あと少し。最後の一曲歌うだけ待って!あと5分だけ、お願い!」
マミを応援するネガたち。
ピノピノ「だめだ。あの子(俊夫)が思い出してしまった」
コンサート会場は混乱し、みなさん落ち着いてくださいとアナウンスが流れている。
マミ「あと1曲、あと1曲歌えばコンサートは終わるんです。あたしこのままでは…最後の歌を歌わないうちは、森沢優には戻りません」
観客席からは、マミちゃんを返せ!というコールが起こっている。その声がどんどん大きくなる。
ピノピノ「ぼくも、君の歌を聴いてみようか」
笑顔になるマミ。
マミ「うん!」
マミはステージに戻った。
マミ「私が歌う最後の曲となりました。この曲でお別れです。聴いてください。私のデビュー曲…『デリケートに好きして』」
慎吾はディレクターからヘッドセットを奪い取り、スタッフに曲を流せ!と指示する。そして最後の曲が始まった。
ステージの上を輝きながらゆっくりと飛行する船。泣き出すポジ。
ポジ「だってこの歌が終わったらあたしたち優ともお別れよ」
ネガも泣き出す。そのふたりを片手で抱き上げでほおずりするマミ。同じく泣いている。
マミ「一年間、応援してくれたファンの皆さん。一緒に頑張ったスタッフの皆さん。あたしは、マミは最後までわがままでした。もうお別れの時間です。ほんとに、ほんとに今日までありがとう。今『ありがとう』以外の言葉はみつかりません。ほんとにありがとうございましたー!」
再び歌い始める。
マミ「あと1曲、あと1曲歌えばコンサートは終わるんです。あたしこのままでは…最後の歌を歌わないうちは、森沢優には戻りません」
観客席からは、マミちゃんを返せ!というコールが起こっている。その声がどんどん大きくなる。
ピノピノ「ぼくも、君の歌を聴いてみようか」
笑顔になるマミ。
マミ「うん!」
マミはステージに戻った。
マミ「私が歌う最後の曲となりました。この曲でお別れです。聴いてください。私のデビュー曲…『デリケートに好きして』」
慎吾はディレクターからヘッドセットを奪い取り、スタッフに曲を流せ!と指示する。そして最後の曲が始まった。
ステージの上を輝きながらゆっくりと飛行する船。泣き出すポジ。
ポジ「だってこの歌が終わったらあたしたち優ともお別れよ」
ネガも泣き出す。そのふたりを片手で抱き上げでほおずりするマミ。同じく泣いている。
マミ「一年間、応援してくれたファンの皆さん。一緒に頑張ったスタッフの皆さん。あたしは、マミは最後までわがままでした。もうお別れの時間です。ほんとに、ほんとに今日までありがとう。今『ありがとう』以外の言葉はみつかりません。ほんとにありがとうございましたー!」
再び歌い始める。
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そして歌が終わった。マミは見上げて言う。
マミ「ピノピノ、もういいわ。ありがとう」
光の輪がマミを包むと、虹色の柱が浮かんだ。そしてマミは消える。叫ぶ俊夫。
俊夫「優ー!」
船の中。マミは優の姿に戻っている。
優「楽しかった。でも…。ねえ、フェザースターってどこにあるの?また遊びに行けるといいな」
ピノピノ「どこにもない。ということは、どこにでもあるということさ。ほら、いつか水溜りが入り口になったみたいにね」
優「じゃあまた会える?」
ピノピノ「それは君次第さ」
笑顔の優。
船は消えた。
めぐみ「マミは?」
慎吾「彼女はミステリーのカーテンをくぐって、伝説の世界に帰ったのさ」
その慎吾の腕に手を絡めているめぐみ。
マミ「ピノピノ、もういいわ。ありがとう」
光の輪がマミを包むと、虹色の柱が浮かんだ。そしてマミは消える。叫ぶ俊夫。
俊夫「優ー!」
船の中。マミは優の姿に戻っている。
優「楽しかった。でも…。ねえ、フェザースターってどこにあるの?また遊びに行けるといいな」
ピノピノ「どこにもない。ということは、どこにでもあるということさ。ほら、いつか水溜りが入り口になったみたいにね」
優「じゃあまた会える?」
ピノピノ「それは君次第さ」
笑顔の優。
船は消えた。
めぐみ「マミは?」
慎吾「彼女はミステリーのカーテンをくぐって、伝説の世界に帰ったのさ」
その慎吾の腕に手を絡めているめぐみ。
雨が降っている中、立っている俊夫。呼ぶ声に振り返ると、そこには優が立っている。駆け寄って来る。
俊夫「優がクリィミー…」
その俊夫の唇に、人差し指を当てる。
優「優は優だもん!」
空を見上げると去っていく船。
優「ポジもネガも帰っちゃった」
俊夫「でも…優がいるさ」
風に飛んで転がってきたピンクの傘を優は捕まえた。俊夫は優の肩に手を回し、一緒の傘で去っていく。空を飛んでいるたくさんのカラフルな傘。
エンディングのスタッフロールと共に、登場人物たちのその後が描かれる。最後には、小さな男の子と女の子を温かく見守る、大人になった優と俊夫の姿があった…。
俊夫「優がクリィミー…」
その俊夫の唇に、人差し指を当てる。
優「優は優だもん!」
空を見上げると去っていく船。
優「ポジもネガも帰っちゃった」
俊夫「でも…優がいるさ」
風に飛んで転がってきたピンクの傘を優は捕まえた。俊夫は優の肩に手を回し、一緒の傘で去っていく。空を飛んでいるたくさんのカラフルな傘。
エンディングのスタッフロールと共に、登場人物たちのその後が描かれる。最後には、小さな男の子と女の子を温かく見守る、大人になった優と俊夫の姿があった…。
その後の『魔法の天使クリィミーマミ』
放送終了後、ミュージッククリップを含めたOVAが4本製作されています。順に1984年『永遠のワンスモア』、1985年『ラブリーセレナーデ』、同年『ロング・グッドバイ』、1986年『カーテンコール』。人気の高さがうかがえますね!
そしてこの人気、当時だけではありません。7月8日は「マミが初めてステージで歌った日」として、2020年には太田貴子の『デリケートに好きして』の新録が公開されました! 他にもたくさんのグッズが販売され、マンガ連載もされています。
そしてこの人気、当時だけではありません。7月8日は「マミが初めてステージで歌った日」として、2020年には太田貴子の『デリケートに好きして』の新録が公開されました! 他にもたくさんのグッズが販売され、マンガ連載もされています。
太田貴子が「デリケートに好きして」を新規アレンジで再録!『魔法の天使クリィミーマミ』が新作ダンス動画を公開!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
YouTubeにて、80年代前半に人気を博したテレビアニメ「魔法の天使クリィミーマミ」の新作ダンス動画が公開され、当時アニメに夢中になったファンを中心に大きな話題となっています。