封印されたAV(アダルトビデオ)の多様な発禁理由を振り返ってみましょう。
2016年11月29日 更新

封印されたAV(アダルトビデオ)の多様な発禁理由を振り返ってみましょう。

お蔵入りを余儀なくされた封印されたAV(アダルトビデオ)をジャンルごとに振り返ってみましょう。発売禁止になった作品の何が問題だったのか?封印されたAVの驚くべき中身、多様な発禁の理由を考察していきましょう。

135,880 view

AV史上、もっとも残忍な事件『バッキー事件』 人の道を外れた虐待AVメーカーによるAV女優や素人モデルに対する強姦致傷事件。

AV史上、もっとも残忍な事件『バッキー事件』(事件の首...

AV史上、もっとも残忍な事件『バッキー事件』(事件の首謀者:栗山龍)は、「女性の人格」を無視した残虐な拷問・殺人未遂レベルの事件

「卑劣極まりない犯行」 AV撮影で強姦致傷の被告に懲役18年

三好幹夫裁判長は「女性の人格を完全に無視した卑劣極まりない犯行」として、懲役18年(求刑懲役20年)を言い渡した。

三好裁判長は、栗山被告がAV作品の内容を決定し、「女優が真に苦悶(くもん)する場面を撮影するように、監督を叱咤(しった)していた」と指摘し、事件の首謀者だと認めた。

「女優が泣き叫び、撮影中止を懇願しているのに、撮影を続け、陵辱の限りを尽くした」などと述べ、「生命の危険をも生じさせかねない極めて危険な犯行」と断じた。

出典 MSN産経ニュース (産経新聞社). (2007年12月19日). オリジナルの2007年12月20日時点によるアーカイブ。
人の道を外れた鬼畜、虐待AVメーカーによるAV女優や素...

人の道を外れた鬼畜、虐待AVメーカーによるAV女優や素人モデルに対する強姦致傷事件。

このようなことは二度と起こしてはいけない。
2004年6月下旬、バッキービジュアルプランニング(以下バッキー)は東京都豊島区の居酒屋でAV女優に薬物(脱法ドラッグ)を吸わせ、同区西池袋のマンションに連れ込み猥褻行為を撮影しながら肛門に浣腸器具を挿入、器具を破裂させ直腸穿孔、肛門裂傷により全治4ヶ月の重傷を負わせた。

処置が遅ければ死亡していた可能性もある悪質な犯行であり、警察が動くこととなった(直腸穿孔の40%は手術後死亡すると言われている)。12月16日、上記の疑いで、栗山龍(本名・栗山竜)代表、H責任者ら8人が強制わいせつの疑いで逮捕された。

この会社は以前から監禁、陰毛焼き、水責め、強制飲酒を含む暴行系ビデオを大量に製作し、さらに「監禁友の会」を発足してDVD購入者を対象とした撮影参加エキストラの公募を行っていた。いずれも撮影の詳細について女優には殆ど知らされずにこうした暴行ビデオの撮影が強行されていた。

逮捕された関係者は証拠不十分で処分保留のまま釈放されたがこの事件以降、池袋署の組織犯罪対策本部が本腰をいれて、バッキー壊滅に向けて動き出すことになった。

バッキーに出演した女優が次々と警察の説得で被害届を提出し、2005年3月には関係者らが再び逮捕される。

撮影スタッフに罪をなすりつけていたとされる代表の栗山龍も2006年2月に強姦致傷容疑で逮捕・起訴された。
ビデオ制作会社「バッキービジュアルプランニング」の『栗...

ビデオ制作会社「バッキービジュアルプランニング」の『栗山龍』(本名・栗山竜)代表 外道中の外道。典型的な危険なサイコパスだと思われる。

栗山龍「女優は売春婦なんだから何してもいいんだよ」という被告の供述に裏付けられた、女性の人格を無視した行為の実態だった。

論告では、軽いレイプものの撮影であると偽り、違法薬物や睡眠薬を飲ませ、一人の女性に対し2、30人で暴行を加えたり、手足を縛り顔を水中に沈めたりするなどの暴行を10時間以上に渡り繰り返し、演出の度を越えた暴力の実態が明らかになった。

犯行動機は、自己中心的で身勝手。到底、酌量の余地はない。
論告で耳に入ってくる言葉の多くは、「女優は売春婦なんだから何してもいいんだよ」という被告の供述に裏付けられた、女性の人格を無視した行為の実態だった。

1人の女優に対して20人から30人の男優が長時間にわたって暴行し続けたり、女性の手足を縛って身体の自由を奪った後、水中に何度も顔を沈めたり、大量の酒を無理やり口に流し込んだり…。女優が演技ではなく、本当に苦しみ嫌がる姿を映像にすることで、売り上げを伸ばしていた。

 撮影前の打ち合わせ内容とは異なる過激な撮影に、被害女性は「お願い、もうやめて」「ごめんなさい、家に帰りたい」と懇願したが、撮影は続行された。法廷で朗読された被害者の供述調書では、女性らは「本当に殺されるかと思った」「今でもお風呂につかることができない」とその恐怖を語った。

 この日、検察官は「被告は首謀者であるにもかかわらず反省の態度が見られないばかりか、経済的利益の追求や売名効果をももくろむという犯行動機は、自己中心的で身勝手。到底、酌量の余地はない」として、懲役20年を求刑した。が、被告は薄ら笑いを浮かべていた。検察官の言うように反省の態度は見られなかった。
主犯とされる会社代表・栗山龍 撮影スタッフに罪をなすり...

主犯とされる会社代表・栗山龍 撮影スタッフに罪をなすりつけていた。

「バッキーは買い取りメーカーであり、下請け業者の撮影には一切関知していない」と主張し責任逃れをしていた。しかし06年1月、ついに帝王栗山も逮捕された。

被告人に反省の色もみられず情状酌量の余地はないとして検察は懲役20年を求刑したが、その際も被告人はうすら笑いを浮かべていたという。
主犯とされる会社代表・栗山龍と監督の男は東京地方裁判所に起訴され、2007年10月5日には栗山龍の論告求刑公判が開かれた。

論告では、軽いレイプものの撮影であると偽り、違法薬物や睡眠薬を飲ませ、一人の女性に対し2、30人で暴行を加えたり、手足を縛り顔を水中に沈めたりするなどの暴行を10時間以上に渡り繰り返し、演出の度を越えた暴力の実態が明らかになった。

被告人に反省の色もみられず情状酌量の余地はないとして検察は懲役20年を求刑したが、その際も被告人はうすら笑いを浮かべていたという。

2007年12月19日、東京地裁は栗山龍に対して懲役18年の判決を言い渡し、その後二審の東京高等裁判所も同様の判決を言い渡した。
栗山は、20代でNTTの情報料金徴収代行サービスを利用...

栗山は、20代でNTTの情報料金徴収代行サービスを利用したアダルトコンテンツ、当時流行した「ダイヤルQ2」により巨万の富を築いたとされる。

「月刊実話ナックルズ」の過去の特集によると

栗山は、20代でNTTの情報料金徴収代行サービスを利用したアダルトコンテンツ、当時流行した「ダイヤルQ2」により巨万の富を築いたとされる。

栗山は自身の“異常な性癖(猫を溺死させるなど)”を満たすべく、猫殺しを体験できるSMクラブ「クラリス」をオープン。

さらに趣味の幅は拡大し、あの「バッキービジュアルプランニング」を設立することとなったという。
ダイヤルQ2の名を一躍高めたのは、“アダルト業者”であった。居ながらにして確実な集金ができる利点を生かして、さまざまなアダルト情報番組を運営し始めた。

 初対面同士のコミュニケーションを生み出す媒体としての特性を目ざとく見いだしたアダルト業者は、「ツーショットダイヤル」と呼ばれる新形式の番組を開発した。その基本的な仕組みはこうだ。男性がダイヤルQ2回線から電話をかけて、1分いくらの情報提供利用料金を負担する。

 一方、女性にはフリーダイヤルが用意され、男女双方がつながると会話が始められるわけだが、未成年者がこれにハマって長時間利用したことにより数十万円から数百万円という高額な料金が保護者に請求されるようなこともよく起こった。

やがてはこれが、”援助交際”のためのツールへと発展を遂げる。こうして、性的非行、未成年相手の淫行の温床ともなっていった。
電話ボックス内のピンクチラシ(アダルト業者のチラシ)・...

電話ボックス内のピンクチラシ(アダルト業者のチラシ)・・・懐かしいですよね。

「ダイヤルQ2」サービスは事業者が有料で番組を提供し、情報料の回収をNTTが代行して行うサービスで、全盛期はアダルトな出会い系サービスや、パチンコ・競馬のガセ攻略情報サービスなど、数々の胡散臭い番組が登場し社会問題としてメディアに取り上げられる事もありました。

猟奇的・ホラー的な発禁AVとして有名な:『猟奇エロチカ 肉だるま』(1999年発売/アロマ企画)

猟奇的・ホラー的な発禁AVとして有名な:『猟奇エロチカ...

猟奇的・ホラー的な発禁AVとして有名な:『猟奇エロチカ 肉だるま』(1999年発売/アロマ企画)

言うまでもなく、この作品は、スナッフ・ビデオにインスパイアされているホラーなエンタテインメント。全部ヤラセです。
「本物のスナッフフィルム(殺人フィルム)では?」と話題となった。

ただ、この作品がお蔵入りとなったのは別の理由がある。主演した女優が発売直前に自殺してしまったのだ。

作品との因果関係はないだろうが、その後関係者に不可解な事象が起こり、「肉だるまを見たら呪われる」という都市伝説が生まれることに......。

封印された『盗撮AV』 RISKY「ファミレスのウェイトレス(アン〇・ミラーズ編ほか)」(1998年) 盗撮行為は犯罪である。

RISKY「ファミレスのウェイトレス(アン〇・ミラーズ...

RISKY「ファミレスのウェイトレス(アン〇・ミラーズ編ほか)」(1998年)

マニアに人気があるという盗撮系AV。

基本的には表に流通している正規ルートの作品は、どんなにリアルに見えても、偽者・ヤラセであることが多いという。

現在は、審査が厳しくなっており、本物の盗撮AVが表のルートで販売されることは、まずありえない。

しかし、90年代後半頃は審査団体の審査が緩かったために、RISKY「ファミレスのウェイトレス」などのヤラセではないガチンコ作品が表に流出したことがあった。

RISKY「ファミレスのウェイトレス」は本物の「アン〇・ミラーズ」のウエイトレスさんなどを逆さ撮りで盗撮した作品であったようだ。
わいせつ目的で盗撮した場合、各都道府県の迷惑行為防止条例において『何人も、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせる行為を禁止する』と定められており犯罪となる。

ただし、大衆浴場やトイレ内といった公共施設内での盗撮の場合、より罪の重い建造物侵入罪で罰せられるのが慣例である。

「何人も、その承諾なしに、みだりにその容ぼう・姿態を撮影されない自由を有する」

最高裁昭和44年12月24日大法廷判決・最高裁判所刑事判例集23巻12号1625頁
RISKY「ファミレスのウェイトレス(ロールホスト編ほ...

RISKY「ファミレスのウェイトレス(ロールホスト編ほか)」 盗撮行為は犯罪です。

ロールホストはロ〇ヤルホストなんでしょうね。
大衆浴場やトイレ内といった公共施設内での盗撮の場合、よ...

大衆浴場やトイレ内といった公共施設内での盗撮の場合、より罪の重い建造物侵入罪で罰せられるのが慣例である。

2006年に旭川市のショッピングセンターで女性(当時27歳)の後ろを執拗に付け狙い、カメラ付き携帯電話でズボンを着用した同女性の臀部を背後から1~3メートルと至近距離から11回気づかれずに撮影した盗撮行為について、「公共の場所で正当な理由なく被害者を著しく羞恥させ、被害者に不安を覚えさせるような卑わいな言動」に該当するとして有罪を維持する判決が出され、下着や裸体ではなく着衣の姿の盗撮を含む撮影行為であっても迷惑防止条例が禁止する「卑わいな言動」として取り締まりが可能となる判例が出た。
58 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

関連する記事こんな記事も人気です♪

『芸能人AV』列伝(元アイドル・女優・グラドルを29名セレクト)

『芸能人AV』列伝(元アイドル・女優・グラドルを29名セレクト)

1970年代から現在までで、人気のアイドル・歌手・女優・グラビアアイドルからAV女優へ転身した芸能人を振り返ってみましょう。芸能人AVは非常に人気のあるジャンルになっております。世間に大きな衝撃を与えた転身劇が盛りだくさんです。
ガンモ | 1,231,475 view
2023年の「大人向け」記事TOP10をご紹介!

2023年の「大人向け」記事TOP10をご紹介!

2023年を彩った数々の「大人向け」記事。アダルト性や露出度の高い記事を集めました。その中からPV数の上位10記事をランキング形式でご紹介します。懐かしい女優やアイドル、グラドルばかりのラインナップとなっております!
【立原友香】1980年代後半を代表するセクシー女優のひとり!そのたわわに実った巨乳や官能シーンをプレイバック!

【立原友香】1980年代後半を代表するセクシー女優のひとり!そのたわわに実った巨乳や官能シーンをプレイバック!

アダルトビデオ全盛期の始まりといえる1980年代後半、そのダイナマイトボディーで多くの男性ファンを魅了した立原友香さん。AV女優としての活動は一年ほどで、その後は女優・ モデルとしても存在感を発揮しましたね。今回の記事では、そんな立原友香さんの軌跡をエロ目線を踏まえて振り返っていきたいと思います。
tsukumo2403 | 13,709 view
【松本亜璃沙】AV女優として活躍されたロリ熟女!その激動の人生や代表作品などを振り返る!

【松本亜璃沙】AV女優として活躍されたロリ熟女!その激動の人生や代表作品などを振り返る!

2000年代中盤からAV業界に登場し、幼い顔立ち、熟したスタイル、二つの相反する要素からロリ熟女なる言葉まで生み出した松本亜璃沙さん。かつて彼女の出演作品にお世話になったというミドルエッジ世代も少なくないでしょう。今回の記事では、そんな松本亜璃沙さんの軌跡や代表作品を振り返っていきたいと思います。
tsukumo2403 | 15,406 view
トップアイドルだったWink鈴木早智子の現在は?AVに出演も?

トップアイドルだったWink鈴木早智子の現在は?AVに出演も?

1980年代後半に彗星のごとく現れた、お人形さんのように美しいデュオと言えばWinkですよね。相田翔子さんと鈴木早智子さんの無表情のダンスが新鮮でした。そんなWinkの1人鈴木早智子さんは、1990年代終わりにASAYANという番組の中の「再起のかけた芸能人」のコーナーに出演して話題を呼びましたよね。そんな鈴木早智子さんの活躍や現在についてご紹介します。
そうすけ | 4,724 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト