アニメ「おれは鉄兵」とは
『おれは鉄兵』(おれはてっぺい)は、週刊少年マガジンに連載されたちばてつやの少年漫画作品。また、それを原作としたテレビアニメ。
1977年9月12日~1978年3月27日までフジテレビ系で放送された。全28話。KC版第8巻前後までのストーリーで構成され、原作にはないエピソードやアニメ版オリジナルのキャラクターなどが多く追加されている。
「おれは鉄兵」のあらすじ
明泉の山奥で父と二人で埋蔵金発掘をしながら育った野生児・上杉鉄兵は、学校にも行かず野山で自由奔放に暮らしていた。畑の作物を荒らしたり、不法所持するダイナマイトで警察署を爆破したりと、地元では悪名をとどろかせていた上杉親子だが、実は12年前から行方知らずとなっていた東京の名家の主と三男坊だったのだ。父親とともに家へと連れ戻され、半ば強制的に入学させられた王臨学園では、厳格な校風に馴染めず次々と問題を起こす一方、かつてケンカで身につけた剣道で不良たちを返り討ちにしたり、剣道部主将に勝利するなどの活躍を見せ、一躍学園の有名人となる。成績不振と素行不良を理由に王臨を退学させられた後、猛勉強のすえ編入した剣道の名門・東台寺学園では、練習試合で先輩たちとの激闘を制し、さらには関東大会の中学生の部で団体戦・個人戦を両制覇するという大快挙を成し遂げた。
主な登場人物
上杉鉄兵
上杉広美(鉄兵の父)
鉄兵と騒ぎを起こしてその素性が知られ、連れ戻されることになります。名家の当主というには、あまりに自由奔放で、常識なんてお構いなし。鉄兵の性格もこの父親との生活で作られていったのかもしれません。
12年ぶりの感動の再会と思いきや、鉄兵の素行の悪さに衝撃を受けて卒倒してしまいます。美人で優しく、6人の子供をわけへだてなく愛しています。
鉄兵と出会ったころは不良で、何度もケンカを繰り返します。竹刀を使ってケンカをしたことで、のちに鉄兵が剣道を始めることになります。
鉄兵が通うことになった王臨学園の剣道部主将です。最初は鉄兵を厳しいシゴキでやめさせようとしましたが、退学されそうな鉄兵のために力を尽くします。
その他の登場人物
同級生とのやり取りなどは、鉄兵とは対照的なまじめで常識的な仲間たちが、戸惑いながらも少しずつ個性を発揮していくところは、ほのぼのしたものを感じます。