その後も、ダムの決壊時の音(トイレの流す音)や夜空に舞い上がる花火(50円玉の穴に息を吹き込むなど)をアドバイスし、なんだかんだ手伝わされる守衛だった。職人気質で、効果音は自分の頭で考え、手作りが信条の彼だが、無事に生放送が終わった頃には、すっかりドタバタ劇の一員に。
最後、工藤に次に効果音が必要な際は準備があるから事前に教えて欲しいと伝えるなど、まんざらでもない様子だった。
他の三谷幸喜作品との関係
布施明演ずる堀ノ内修司は『みんなのいえ』でテレビ弁天のスタッフとして登場している。これは堀之内が異動になったという設定。
戸田恵子演ずる千本のっこと、梅野泰靖演ずる古川清十郎は『みんなのいえ』でバーの客として登場している。
千本のっこ演ずるメアリー・ジェーンが裁判シーンで言う台詞は『12人の優しい日本人』で陪審員2号が言う台詞とほぼ同じものである。
映画「12人の優しい日本人」 もし日本に陪審員制度があったら!?と想像した三谷幸喜コメディの隠れた傑作です! - Middle Edge(ミドルエッジ)
作品データ
脚本 三谷幸喜
俳優 唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、戸田恵子、藤村俊二等
公開 1997年
時間 103分
人間、困ってもなんとかなるよなぁという誰もが持つ経験則を、103分の映像に詰め込んだような映画だった。